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靴下の3大お悩み「ズレる」「蒸れる」「冷える」を解決! 靴下選びのポイントをアドバイス

  • 2026.9.18
Hearst Owned

見た目はほとんど変わらなくても、素材や設計のほんのわずかな違いで履き心地に違いが生まれるのが靴下。下着同様、直接肌に身につけるアイテムだからこそ、その違いを感じやすい。そんな靴下に多い悩みが「ズレる」「蒸れる」「冷える」の3つ。靴下デザイナーはそれの悩みを解決すべく研究を重ね、糸を選び、編み方にこだわってデザインしている。もちろん靴下を色や柄などファッション視点で選ぶのも楽しいけれど、悩みを解決するためのデザイナーたちのこだわりを知ればより快適に過ごせるし、日々のおしゃれももっと楽しくなるはず。

アツギ

1947年創業のレッグウェアメーカー。国内ストッキングのパイオニア的存在で日本初、世界初の技術を世に送り出してきた。「アスティーグ」「スゴスト」をはじめ、機能性・ファッション性を備えた多数のブランドを展開する。

ズレ対策

足の形に合わせて編み上げた着圧ハイソックス

「靴下がズレると感じる方は、履いたあと、靴下とかかとを合わせてフィットさせるひと手間をかけるとよりフィットしやすいので、ぜひ試してみてください。この着圧ハイソックスは足の形状に沿って編まれているので納得のフィット感。着圧ソックスと聞くと、窮屈なイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、伸びる力と戻る力の両方を備えた生地で、するっと脱ぎ履きできます。着圧ソックス初心者の方にもぜひ試していただきたいです」(企画MD/吉田美陽子さん)

着圧ハイソックス18hPa オープンプライス(メーカー希望小売価格¥2,420)/スルッと着圧(<a href="https://www.atsugi-styleup.jp/" target="_blank">アツギ</a>) atsugi

蒸れ対策

5本指ひざ下丈ストッキングで足指を解放

「ブーツを履く際に活用していただきたいのが、『アスティーグ』の5本指ひざ下丈ストッキングです。5本指は足指を解放して快適なうえ、足指がしっかり開いてベタつきにくく、サラサラ。履き口のゴムと寸法も見直して、さらにずり落ちにくいようにアップデートしました。ブーツはもちろん、まるで素足のように見えるのでいろんな靴デザインに合わせやすく、足袋タイプの靴を履くときも重宝します」(企画MD/吉田美陽子さん)

5本指ひざ下丈ストッキング ¥770/アスティーグ(<a href="https://www.atsugi-styleup.jp/" target="_blank">アツギ</a>) atsugi

冷え対策

靴下を重ね履きしているようなダブルニット

「暑い日が続いたかと思ったら、急に気温が下がるなど気候が安定しないのが初秋の天気。そんなときにおすすめしたいのがダブルニットのソックスです。生地が2重になっているので、1枚なのに重ね履きしているような感覚で、内側は体から出る水分を生地が吸湿して発熱する事で温かさを生み出す機能素材を使用。温かさは担保しつつ、厚過ぎないので靴を選ばず、コーデの幅を狭める事もありません」(企画MD/吉田美陽子さん)

ダブルニットソックス ¥1,980/アツギカラーズ(<a href="https://www.atsugi-styleup.jp/" target="_blank">アツギ</a>) atsugi

秋のおすすめ靴下

カラーアクセントになるシアーなハイソックス

「洋服同様、昨今は靴下もシアー素材が人気です。モノトーンカラーのシアーソックスはよく見かけますが、『アツギカラーズ』の25デニールカラーハイソックスは15色の豊富なカラー展開が魅力。キャンディイエローやベビーブルーなどはアクセントカラーとしても使えると思います。肌が少し透ける25デニールという薄さなのでパンプスとも好相性。軽やかな足もとで、いろんなコーデを楽しんでください」(企画MD/吉田美陽子さん)

25デニールカラーハイソックス オープンプライス(メーカー希望小売価格 ¥660)/アツギカラーズ(<a href="https://www.atsugi-styleup.jp/" target="_blank">アツギ</a>) atsugi

福助

1882年創業の足袋製造から始まった老舗靴下メーカー。足袋の製造はもちろん、美しさと着用感にこだわった「fukuske」や快適さと心の満足を提供する「満足」などの人気ブランドを展開。

ズレ対策

かかとに特許取得のシリコンすべり止め

「靴下のズレを解消するには、かかとのフィット感が何より需要。福助では、かかとによりフィットするように、かかとを大きく包み込む“Yヒール”と呼ぶ構造で編んでいます。靴下の中でもフットカバーは特にズレを感じやすいかと思いますが、この“3Dフィットカバー”はかかとのカーブにフィットするようシリコンのすべり止めを付けています。この商品は特許取得設計の福助だけの技術です」(デザイナー/宋多英さん)

3Dフィットカバー ¥462/ファン バイ フクスケ(<a href="https://www.fukuske.co.jp/contact/" target="_blank">福助</a>) fukusuke
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蒸れ対策

糸の原料から開発した吸水速乾靴下

「靴の中の蒸れ解消を目指し、糸の原料から開発したのが吸水速乾靴下の“さらプラス”シリーズです。はじめは梅雨時期の蒸れ対策のために開発して2026年春にデビューしました。吸水性の高い糸を芯に速乾性の高い糸を巻き付け、効率よく汗を肌から吸収して乾かしサラサラ感が持続します。さらに肌側は消臭糸を使用し気になるにおいにも対応しています」(デザイナー/宋多英さん)

さらプラス 千鳥柄レギュラーソックス¥550/ふくすけプラス(<a href="https://www.fukuske.co.jp/contact/" target="_blank">福助</a>) fukusuke

冷え対策

魔法瓶に着想した構造で発熱保温

「冷えを防ぐには、温めてその熱を逃がさないことが大切。“ほかプラス”シリーズは私たちが魔法瓶構造と呼ぶ技術を採用した発熱保温靴下で、空気を含むストロー状の繊維と吸湿発熱素材の混紡糸で温かさをキープします。厚手の靴下はそれだけでも温かいですが、履ける靴が限られたりコーデに影響したりすることも。“ほかプラス”なら、普段履いている靴下の厚さで温かさを実感できます」(デザイナー/宋多英さん)

ほかプラス リブレギュラーソックス¥550/ふくすけプラス(<a href="https://www.fukuske.co.jp/contact/" target="_blank">福助</a>) fukusuke

秋のおすすめ靴下

コラーゲン成分を練り込んだしっとり靴下

「“さらプラス” “ほかプラス”と紹介しましたが、かかとやすねなどの乾燥が気になる秋冬はぜひ“うるプラス”も試していただきたいです。コラーゲン成分を練り込んだレーヨンを使っており、生地の保水性が高いため、しっとり感が持続します。これら『ふくすけプラス』は靴下の機能性にフォーカスし、2026年春に誕生したブランド。日々のQOLを上げるお手伝いができるアイテムぞろいです」(デザイナー/宋多英さん)

うるプラス リブレギュラーソックス¥550/ふくすけプラス(<a href="https://www.fukuske.co.jp/contact/" target="_blank">福助</a>) fukusuke

ナイガイ

1920年創業の靴下・下着メーカー。1955年に発売して今も売れ続ける“ハマグリパイルソックス”をはじめ、“みんなのくつした” “はかないくつした”など話題性のある名品を多数開発。

ズレ対策

かかとを大きく立体的に編んでフィット

「ズレない靴下を作るには、かかとを大きく立体的に編んで足の形によりフィットさせることがポイントです。かかとを大きく編むと生産スピードが落ちて効率はダウンしますが、その手間を惜しまずに製造しているのが“みんなのくつした”です。さらにかかとの前部分にストッパーとなる特殊な編み柄を入れて、かかとの密着度を上げています。足口にはよく伸びるゴムを使用して締め付け感を解消するなど、みんなに優しい靴下です」(商品部企画室マネージャー/小野寺紀子さん)

みんなのくつした クルー丈ふんわりガーゼ¥1,100/<a href="https://shop.naigai.co.jp/f/guide02" target="_blank">ナイガイ</a> naigai

蒸れ対策

靴底に敷いてサラリとした履き心地をキープ

「“はかないくつした”は、靴側に履かせるという逆転の発想から生まれたインソールタイプの靴下で、ずっと人気が続いています。靴下と同じ消臭機能綿を使っているため洗濯ができ、いつも清潔に気持ち良く履けて、足裏にはシリコンのグリップ加工が施されています。素足の時もいいですが、ストッキングや靴下を履いたときも靴底に入れるとサラリとした履き心地をキープします」(商品部企画室マネージャー/小野寺紀子さん)

はかないくつした パンプス、スニーカー用¥1,430/<a href="https://shop.naigai.co.jp/f/guide02" target="_blank">ナイガイ</a> naigai
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冷え対策

遠赤外線を輻射する鉱石プリントで暖か

「“整 TOTONO”は血行促進&からだメンテをコンセプトとするシリーズ。遠赤外線を輻射(ふくしゃ)する鉱石プリントを肌側に施すことで、遠赤外線効果により血行を促進し足もとから温かさを感じられます。これまでは家の中で着用するアイテムが多かったのですが、今秋はオンタイムにもおすすめのクルーソックスが登場。素材はレーヨン・シルクでやわらかな肌触りかつ上品な光沢感。6色展開でカラーコーデも楽しめます。」(商品部企画室マネージャー/小野寺紀子さん)

整 TOTONOクルーソックス¥2,200/<a href="https://shop.naigai.co.jp/f/guide02" target="_blank">ナイガイ</a> naigai

秋のおすすめ靴下

表情豊かなベアがいとおしいほどかわいい靴下

「『POLO RALPH LAUREN』のソックスは、ふんわりとした肌触りと表情豊かなポロベアの刺しゅうがポイントです。靴ひもやベルトなどとても細かい部分まで表現されていて、つぶらな瞳がなんともかわいくて愛おしくなります。信頼のおける刺しゅう工場にお願いしたもので、日本製ならではのていねいかつ繊細な仕事ぶりが感じられます」(商品部企画室マネージャー/小野寺紀子さん)

ポロベア刺繍ケーブルソックス¥2,420/POLO RALPH LAUREN(<a href="https://shop.naigai.co.jp/f/guide02" target="_blank">ナイガイ</a>) naigai
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無印良品

「無印良品」の靴下すべてに共通するのが「足なり直角」という独自の形。レディース靴下だけでも約80型展開していて、それぞれ好みの丈や履き心地、色柄を選べる。手軽に買える価格も魅力。

ズレ対策

足の形に合わせた直角の形がポイント

「無印良品の靴下の特長である“足なり直角”靴下は、一般的な靴下の形ではなく、人の足の形に合わせて直角に編むことで、自然と足に添うようになっています。それが、よく『無印良品の靴下はズレにくい』と言っていただける理由です。この“足なり直角”は2006年11月に誕生し、これまでに国内累計3億足以上販売した人気商品。一見同じ編み地に見えますが、足全体にフィットする様に編み立てて設計されています」(デザイナー/植田悦代さん)

足なり直角 履き口やわらか三層靴下¥390(1点)¥990(3点)/<a href="https://www.muji.com/jp/ja/store" target="_blank">無印良品</a> MUJI

蒸れ対策

ブーツを履いたときの蒸れに綿の力で対応

「無印良品には綿の心地よさと機能性を兼ね備えたシリーズとして、夏は“さらっと綿”、冬は“あったか綿”があります。このハイソックスは吸湿発熱機能のある“あったか綿”シリーズで、綿とウールを使用。温かさはもちろん、汗の臭いを抑制する機能も備えています。足底は少し厚手のパイル編みで温かさがありつつ、膝下部分は通常の靴下の生地の厚みなので細みのブーツにも合わせやすく、さらに足底がパイル仕様なので、足の汗を吸い取りクッション性もあるので、履き心地も良いです」(デザイナー/植田悦代さん)

足なり直角 履き口やわらか あったか綿 足底パイルハイソックス¥990/<a href="https://www.muji.com/jp/ja/store" target="_blank">無印良品</a> MUJI

冷え対策

手をかけた自然乾燥だからふんわり暖か

「ケーブル柄のデザインとふんわりとした肌触りからも暖かさを感じる、日本で編み立てたウール混の靴下です。通常、ウール混の靴下は、編んだあとに洗ってタンブラー乾燥させるのですが、この靴下は自然乾燥しています。自然乾燥はタンブラー乾燥に比べ、手間もかかり生産効率が落ちるのですが、その手間ひまをかけているからこそ、このウール本来の暖かさを保つことができています」(デザイナー/植田悦代さん)

足なり直角 履き口やわらか ウール混 ケーブル柄靴下¥390(1点)¥990(3点) *10月5日発売予定/<a href="https://www.muji.com/jp/ja/store" target="_blank">無印良品</a> MUJI

秋のおすすめ靴下

プレッピーコーデにおすすめのアーガイル柄

「プレッピースタイルのトレンドに対応して、今秋はアーガイルソックス柄を充実させています。このレギュラー丈ソックのほかにもハイソックスや膝下タイツもあり、コーディネートに合わせてセレクトできるデザイン展開です。この靴下ははき口部分に締め付け感を減らすため、素材や仕様を工夫していて、傷みやすいつま先とかかとは補強した仕様となっています」(デザイナー/植田悦代さん)

足なり直角 履き口やわらか アーガイル柄靴下¥390(1点)¥990(3点)/<a href="https://www.muji.com/jp/ja/store" target="_blank">無印良品</a> MUJI

靴下デザイナーの魅力とは?

なかなか表に出ることがない靴下デザイナーだけど、実は納得のいく一枚を作り上げるために、糸やその原料、編み方、染色など幅広い知見を必要とする需要な仕事。その仕事の魅力とやりがいについて、今回コメントとしていただいたみなさんに聞いた。

Lumina Images / Getty Images

「小さな面積ではあるけれど、色や柄、素材によっていつものコーデがちょっとおしゃれに見えたり、気分を上げたりすることができるのが靴下。見た目のかわいさだけでなく、お客さまの気持ちに寄り添って作れる事が靴下デザイナーの魅力」(「アツギ」企画MD/吉田美陽子さん)

「靴下は糸の太さや伸縮性、編み機の種類によって、柄の出方も履き心地も大きく変わる奥の深い世界。機能性とファッション性のバランスを追求しながら形にするのが、靴下デザイナーの仕事の難しさでもあり面白さ」(「福助」デザイナー/宋多英さん)

Kinga Krzeminska / Getty Images

「使用する素材の種類も機械の種類も多く、その組み合わせは無限大。長年靴下デザイナーの仕事をしているけれど、今でも勉強の連続。その組み合わせ次第で今まで見た事のない表情の靴下が完成したときの感動があるから、今も続けています」(「ナイガイ」商品部企画室マネージャー/小野寺紀子さん)

「決まった形の中に履き心地とデザインの可能性を詰めることができる靴下。街中で自分が作った靴下を履いている人を見かけたときが一番うれしい瞬間で、その人の生活の中で役立っていると思うと喜びとやりがいを感じます」(「無印良品」デザイナー/植田悦代さん)

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