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自分を捨てて男を選んだ実母の葬儀で号泣。「私もお母さんが亡くなったとき、悲しくて泣きたい。だから距離を置く」【作者に聞く】

  • 2026.9.18

Instagramで、何気ない日常を漫画で綴る忍者ママさん(@mother_ninja_)。原作を長男のそうちさんが、作画は母である忍者ママさんが担当している。なかでもいわゆる毒親だった忍者ママさんの母親に関する漫画は、読者から大きな反響が寄せられた。

コミックエッセイ『しんどい母が、嫌いで好きで。』は、忍者ママさんのお母さんについて描いた作品。「毒親」の一言では語れない関係性を、明るいタッチでお届けする。

今回は、忍者ママさんから母・えっちゃんへの率直な想いについて。えっちゃんの壮絶な人生を聞いた孫のそうちさんは、性格や考え方に難があることを認めながらも「ずっと独りぼっちで可哀想」だと感じるようになる。そこで忍者ママさんに「お母さんたちが人付き合いを教えてあげれば?」と提案するが…?

人を嫌う気持ちと慕う気持ちは同居できるからこそ、矛盾した涙が流れる

娘(自分)を捨てて男を選んだえっちゃんの母親。他人から見ると「酷い母親」に映るが、それでもえっちゃんは葬儀の日に号泣していたという。えっちゃんは母親のことを、恨んでいなかったのだろうか?

「自分よりも男を選んだ母のことを、えっちゃんは恨んでいたと思います。実際、けんかも多かったです(笑)。ただ、恨む気持ちと母親を慕う気持ちは別ではないかと思っています。もしかすると、私が母を見る目と同じなのかもしれません」

恨んでいた母親が亡くなったときに大泣きできるのか筆者には正直言って想像がつかなかったが、忍者ママさんには理解できるのか聞いてみた。

「人を『嫌う』気持ちと『慕う』気持ちは同居できます。同じ気持ちを母に抱いている分、この矛盾した涙を私は理解できました。まあ、ただの大袈裟な性格からくるものかもしれませんが(笑)」

母親であるえっちゃんをこれ以上嫌いにならないために、必要以上に近づかないと言う忍者ママさん。さらに「お母さんが亡くなったときに悲しくて大泣きしたい」とそうちさんに語るが、このセリフに込めた想いを教えてくれた。

「母にはたくさん迷惑をかけられました。正直好きか嫌いかなら嫌いです(笑)。ただ、女手一つで子どもを3人も育てるということは、自分も親になってあらためて並大抵のことではなかったと理解しています。自分ならできなかったかもしれないと思っています。そのリスペクトと感謝の気持ちは絶対に薄れることはないし、その気持ちも裏切ることはできません。『母親が嫌いな気持ち』『母親を慕う気持ち』『自分が母親に感謝している気持ち』この3つをグチャグチャにして、できあがったものをこのセリフに込めました」

複雑な思いを抱きつつも嫌いになれないお母さんとの関係や、そんなお母さんの人生を赤裸々に描いた漫画を、今後も楽しみにしてほしい。

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