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「10万円だけ貸して。来月必ず返すから」3か月返さなかった義弟が「ケチ」と反発…義母が決めた返済方法

  • 2026.9.19

相談なしに貸していた10万円

結婚して2年目の春のことです。

家計簿をつけるために夫の口座の入出金を確認していた私は、10万円が引き出されていることに気づきました。

「この10万円、何に使ったの?」

私が聞くと、夫は少し言いにくそうに目をそらしました。

「……弟に貸した。車のローンが払えないって連絡が来てさ」

「10万円も?どうして先に言ってくれなかったの?」

「ごめん。来月には返すって言うから、すぐ戻ってくると思ったんだ」

夫が見せてくれた義弟からのメッセージには、こう書かれていました。

「10万円だけ貸して。来月必ず返すから」

家族だし、困っているなら助けてやりたかった、と夫は言いました。

私も、弟にお金を貸したことだけを責めたいわけではありません。ただ、家計にも関わる金額を相談なしで決められたことには、どうしても引っかかりました。

ところが翌月になっても、返済はありませんでした。

夫が連絡すると、

「今月ちょっと厳しい。もう少し待って」

と返ってきました。

さらにひと月たっても状況は変わりません。

3か月目になり、私は夫に頼んで、自分から義弟へ短いメッセージを送りました。

「急かしたいわけじゃないんだけど、いつごろ返せそうかだけ教えてもらえる?」

しばらくして、返事が届きました。

「お義姉さんまで言ってくるの?兄弟なんだし、そんなに急かさなくてもよくない?」

さらにもう一通、

「正直、ちょっとケチだと思う」

と届きました。

思わず画面を見直しました。

夫に見せると、夫も眉を寄せたまま黙りこみました。

「……これは違うな。母さんにも話す」

義母が静かに出した通告

次の日曜日、私たちは義実家を訪ね、これまでの経緯を義母に話しました。義弟とのメッセージも、そのまま見てもらいました。

義母は途中で口をはさまず、最後まで画面を見ていました。

「分かった。本人にも来てもらおう」

しばらくして義弟が来ました。

私の顔を見ると、一瞬気まずそうな表情を浮かべ、そのまま座りました。

義母は声を荒らげることなく、義弟に聞きました。

「10万円、まだ返してないのね?」

「返すつもりはあるよ。ただ、今ちょっと余裕がなくて……」

「だったら、まずそう言いなさい」

義母の声は静かでしたが、はっきりしていました。

「待ってもらってる側が『ケチ』なんて言うのは違うでしょう」

義弟は少しむっとした顔をしました。

「でも、返さないって言ってるわけじゃないし」

「そういうことじゃないの」

義母は短く返しました。

「返せないなら返せないで、自分から話をしないと。黙って待たせて、催促されたら怒るのはおかしいでしょう」

義弟は何も言わなくなりました。

少し間を置いて、義母が尋ねました。

「一度に10万円は無理なの?」

「……5万円ずつなら返せる」

「じゃあ、今月5万円、来月5万円。それは約束しなさい」

義弟はしばらく黙っていましたが、やがて小さくうなずきました。

「分かった」

義母はそこで終わらせず、もう一つだけ付け加えました。

「それから、家族だからって簡単にお金を頼らないこと。次に困ったときは、返せる時期までちゃんと考えてから相談しなさい」

「……うん」

帰りぎわ、義弟は玄関で夫に向かって小さく頭を下げました。

「悪かった。今日中に5万円振り込むから」

その日の夕方、本当に夫の口座へ5万円が振り込まれました。

そして翌月の同じころ、残りの5万円も入金されました。

通帳を確認しながら、夫がぽつりと言いました。

「今度から、家族のことでも、お金を貸すときはちゃんと二人で話そう」

「うん。そうしてほしい」

私はそう答え、その約束を家計簿の最初のページに書きこみました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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