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「俺の頭を見て笑っただろ」身に覚えのないことで責められた私。だが、店長が映像で確かめた会計後の姿

  • 2026.9.19
「俺の頭を見て笑っただろ」身に覚えのないことで責められた私。だが、店長が映像で確かめた会計後の姿

夕方のレジで下げた頭

ドラッグストアでレジを担当していた、20代のころの話です。

夕方は仕事帰りのお客さんが一気に増え、その日も私のレジには10人ほどの列ができていました。

50代くらいの男性の会計を終え、私はいつものように「ありがとうございました」と言って、深くお辞儀をしました。

顔を上げた、そのときです。帰りかけていた男性が足を止め、カウンター越しにこちらを見ました。

「今、俺の頭を見て笑っただろ」

突然のことで、最初は何を言われているのか分かりませんでした。

「え……?いえ、笑っていません」

「とぼけるなよ。俺の頭を見て笑っただろって言ってるんだよ」

さっきよりも大きな声でした。

「本当に、そんなつもりはありません」

「じゃあ、なんで笑ったんだよ」

「笑ってはいないのですが……不快な思いをさせてしまったなら、申し訳ありません」

私は思わず頭を下げました。

すると男性は、さらに声を荒らげました。

「客を馬鹿にしてるのか?」

後ろに並んでいた人たちの視線が、こちらへ集まるのを感じました。

身に覚えはまったくありません。それでも、その場で言い返せば余計に怒らせてしまいそうで、どうすればいいのか分かりませんでした。

男性はしばらく私を見たあと、強い口調で言いました。

「もういい。店長呼んでくれ」

店長が確認した防犯カメラ

近くにいたスタッフが店長を呼びに行き、少しして店長がやって来ました。

「お待たせしました。何があったのか、お話を聞かせていただけますか」

男性は、私が自分の頭を見て笑ったのだと説明しました。

店長は途中で口を挟まず、最後まで聞いてから私にも確認しました。

「会計のあと、何をしていましたか?」

「いつも通り、お辞儀をしました。それ以外は…何もしていません」

男性がすぐに口を挟みました。

「そのときだよ。そのとき笑ったんだ」

店長は少し考えてから答えました。

「分かりました。レジ周辺は防犯カメラに映っていますので、一度こちらで確認します」

「じゃあ、ちゃんと見てくれよ」

店長は「承知しました」とだけ答えました。

その間、私は別のスタッフにレジを代わってもらい、少し離れた場所で待っていました。

数分後、事務所から戻ってきた店長は、まず男性の前に立ちました。

「お待たせしました。映像を確認しました」

男性は黙ったまま店長を見ました。

「会計が終わったあと、本人はそのまま深くお辞儀をしています。頭を下げているあいだ、一度も顔を上げてはいませんでした」

男性の表情が少し変わりました。

「…本当に?」

「はい。念のため、もう一度確認しました」

しばらく沈黙が続きました。

男性は私のほうを一度見ましたが、何も言いませんでした。

「……そうか」

それだけ言うと、男性は店長に軽く頭を下げ、そのまま店を出ていきました。

自動ドアが閉まってから、店長が私のところへ来ました。

「大丈夫?」

「はい……。でも、私、本当に何かしてしまったのかと思いました」

店長は首を横に振りました。

「映像を見る限り、いつも通りのお辞儀だったよ。気にしなくて大丈夫」

その言葉を聞いて、ずっと張りつめていた肩の力がようやく抜けました。

「ありがとうございます」

店長は「うん」と短く答えると、売り場へ戻っていきました。

私もエプロンを整え、もう一度レジに入りました。

あのとき男性がなぜ私の表情を「笑った」と感じたのかは、今でも分かりません。ただ、何度謝っても解けなかった誤解が、記録を確認したことでようやく収まったことだけは、今でもよく覚えています。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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