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「トイレ掃除だってやってるだろ」親戚の前で育児は半分だと胸を張った夫、妻がその夜に食卓へ広げた一枚の紙

  • 2026.9.16

外では「いい父親」、家では動かない人

親戚の集まりで、夫は誇らしげに胸を張りました

子どもたちがまだ小さかった頃の話です。

お盆に親戚が集まった席で、夫は上機嫌で話していました。

育児は半分やっている、俺も大変なんだ、と。義理の伯母たちは、いいご主人ねえ、と口をそろえます。

私はお茶をつぎながら、笑顔のまま黙っていました。

家での夫は、まるで別人でした。脱いだ服は床に置いたまま、食べ終えた皿は流しに運ばれることもありません。

洗濯かごが山になっていても、その横を通り過ぎていきます。

私は下の子を抱いたまま、片方の手で洗濯物をたたむのが当たり前になっていました。

私が三十九度の熱を出して寝込んだ日も、夫が寝室をのぞいて最初に言ったのは「夕飯どうする?」でした。

心配の言葉より先に、自分の食事の心配が来るのです。私は天井を見たまま、しばらく声が出ませんでした。台所には、前の晩の食器がそのまま残っていました。

「そんなに大変?」と言われた夜

限界が来たのは、上の子の学校行事の準備が重なった夜でした。

名前つけの済んでいない体操着を膝に乗せて座っていた私に、夫はテレビを見ながら言いました。

「そんなに大変なの」

私が黙っていると、夫はさらに続けました。

「トイレ掃除だってやってるだろ」

たしかに夫は、月に一度だけトイレの床を拭きます。

それを家事の半分だと思っていたのです。私はその場では何も言い返しませんでした。かわりに、確かめてもらうことにしたのです。

私はその夜、子どもたちを寝かしつけたあと、大きな紙を広げて書き出しました。

朝五時半の洗濯から、夜十一時の翌日の準備まで。名前のつかない小さな用事まで含めると、行は四十を超えました。

翌朝、その紙を食卓に広げて、夫の前に置きました。

「あなたの分に、丸をつけてくれる?」

夫はペンを持ったまま、動けなくなりました。丸がついたのは、月一回のトイレ掃除と、たまのゴミ出しの二つだけでした。

四十を超える行のうちの、たった二つです。

翌週から、夫は自分で食器を洗うようになりました

夫はその紙をたたんで、しばらく黙っていました。

それから、こんなにあったのか、とだけ言いました。

翌週から、夫は朝のゴミ出しと夕食後の食器洗いを自分からやるようになりました。今でも完璧ではありません。

それでも、言わなければ伝わらないことがあるのだと、私はあの一枚で知りました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた50代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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