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紅葉や実つきも楽しめる【和モダン鉢植え】3例。秋〜冬のお世話ポイントも紹介

  • 2026.9.14

紅葉や実つきも楽しめる【和モダン鉢植え】3例。秋〜冬のお世話ポイントも紹介

清楚なたたずまいや、すらりとした草丈の動きが秋の景色を感じさせる植物たち。派手さはないけれど自然の情緒が漂う和モダンスタイルの鉢植えを山口まりさんに教えていただきました。

山口まりさん

千葉大学園芸学部卒業。日本ダリア会理事、日本ハンギングバスケット協会理事、園芸ソムリエ。幅広く園芸に携わり、「花を楽しむ教室」の講師も務める。伝統園芸や山野草にも造詣が深い。
HP:https://www.himegaki.jp

紅葉が終わっても春の新芽、夏の緑陰まで長く楽しめるのも魅力

紅葉の美しいハゼを楕円状の薄鉢に、高原の林の景色をイメージして植えつけました。ハゼを大小の2つのブロックに分け、鉢の手前には広く空間をつくり、林に分け入っていく小道をイメージしたスペースをとりました。側面にも空間をあけ、小型の草を添わせています。最後にコケをふっくらと全体にちりばめながら張り、コケとコケの間や器とコケの間には、細粒の黒い富士砂を敷いて全体を引き締めました。春の新芽、夏の緑陰と季節を楽しませてくれます。

A:ハゼ
B:カレックス
C:ヒダカミセバヤ
D:コケ

鉢の大きさ/20㎝×13㎝、高さ5㎝

和モダンな鉢植え、秋~冬のお世話のポイント

日差しがおだやかになり、夜間温度も下がると、植物たちが急に生気を増し、秋の成長期に入ります。風通しがよい日当たりで管理しましょう。水は鉢土が乾いたらたっぷり与えます。生育が再開する9月中に一度、緩効性の肥料を施します。植えつける際に元肥を施している鉢は、これから休眠に入りますので、肥料は必要ありません。花がらは切り取らず、つけたままにします。シードヘッドの姿や色づき始めた葉が秋の情緒を感じさせます。春の芽吹きの前の3月には置き肥をしましょう。

岩がちの高原に自生するコケモモの景色の広がりを再現

コケモモが自生しているような、岩がちの高原の晩秋の景色を描きました。鉢の中央には石を埋め込み、周囲に小型の野草を配置。鉢の前面は広い空間をとり、コケ・富士砂を敷いて岩場の広がりを演出しました。つやつやしたコケモモの葉と切らずに残したノコンギクの枯れ姿で、冬の風情も楽しめます。関東南部以西の低地では、春にコケモモのつぼ形の花が咲き、6~7月に赤い実をつけてくれます。

A:コケモモ
B:イトラッキョウ
C:ノコンギク
D:コケ

鉢の大きさ/直径15㎝、高さ7㎝

曲線と葉の静と動を楽しむナンテンが主役の苔玉

すらっと伸びたナンテンを中心に、タイワンホトトギスと小型のカレックスを合わせた苔玉。ナンテンの太い茎とタイワンホトトギスの細い茎、カレックスの曲線の葉の静と動の組み合わせです。タイワンホトトギスの花が終わったあともこのまま残し、タイワンホトトギスの果実と草紅葉を楽しみます。

A:ナンテン(ペンシルナンテン)
B:タイワンホトトギス
C:カレックス
D:コケ

苔玉の大きさ/直径9㎝

撮影/柴田和宣

※この記事は『園芸ガイド』2026年 秋・特大号の記事を、WEB用に再編集したものです。

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