【京都紅葉2025】しっとりとした真っ赤な紅葉が魅力 紅葉の穴場スポット「栄摂院」

人気の真如堂と金戒光明寺のそばにある塔頭寺院。深紅の紅葉が見事だったので、紅葉の振り返りとしてご紹介させていただきます。（11月下旬撮影）

深紅の紅葉が魅力

金戒光明寺塔頭寺院の栄摂院の創建は1589年。
位置的には金戒光明寺本堂と真如堂の中間位にあるので、真如堂へ向かう際に、立ち寄るのが楽しみな寺院です。

中門越しに見える紅葉。上部は散っていますが、かなり大きな楓の木があることが、この位置でも分かります。

中門をくぐって、右手に見える苔に覆われた階段です。庭園内に入ることはできませんが、比較的近くで鑑賞できます。階段に散った紅葉が敷き詰められて、美しいです。

庭園内にも深紅の散り紅葉が敷き詰められていました。
まだ色付き始めの紅葉もあり、グラデーションも、また見事でした。

楓の木の奥に、釈迦座像がおられます。頭上に楓の木が、空を覆うように広がっています。木と仏様が見える風景が何とも美しく、優しく見守っているようで、有難く感じます。

来院した日は、木に残った紅葉と、散った紅葉のバランスがよく、紅い庭園が何とも優美でした。

中門の屋根にもたくさんの散った紅葉が。

庭園は苔に覆われていて、雨上がりだったので、しっとりとした紅葉が敷き詰められていました。

池に浮かんだ紅葉、沈んだ紅葉もまだ紅く、散った紅葉も色んな形で楽しめました。

書院の扉から見る紅葉。額縁のようで、絵画を見るようでした。

今回は金戒光明寺塔頭「栄摂院」をご紹介させていただきました。紅葉はもう終了していますが、今後の散策の参考になれば嬉しいです。

スポット情報

名称:栄摂院 えいしょういん (金戒光明寺 塔頭 )
住所:京都府京都市左京区黒谷町３３
電話番号：075-771-3832
拝観：通常参道のみ、紅葉時期は庭園開放
拝観料：境内自由 （志納金を浄財箱に入れる形式）