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『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』が史上最速ペースで北米興収9億ドル超え!“2強”の効果で8月の月間興収は過去最高に

  • 2026.9.12

レイバー・デー(労働者の日)の祝日と連なった先週末(9月4日から9月6日まで)の北米興収ランキングは、またまた『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』(日本公開中)が勝利を飾る結果に。これで公開から6週連続No. 1をキープし、9月4日の段階で北米累計興収は9億ドルに到達。公開36日目での達成は、これまで唯一の9億ドル到達作だった『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(15)よりも2週間も早い驚異的なペースとなる。

【写真を見る】公開20周年を迎えたピクサー作品が再上映で好成績をマーク!再評価のきっかけとなるか?

前人未到の北米興収10億ドルもありえる!? [c]Everett Collection/AFLO
前人未到の北米興収10億ドルもありえる!? [c]Everett Collection/AFLO

週末3日間の興収は1817万8872ドルと、前週比80.7%をキープ。レイバー・デーを含めた4日間では同2370万3683ドルを記録しており、そこまでの累計興収は9億2346万6178ドル。北米歴代No. 1の座を10年以上守り抜いてきた『フォースの覚醒』まで、あと1320万ドルほどに迫っており、おそらくは次週末には新記録を樹立する見込みだ。もちろん、前人未到の“10億ドル”に到達する可能性もまだ存分に残されている。

また、ついに日本公開を迎えたクリストファー・ノーラン監督の『オデュッセイア』(日本公開中)は公開8週目の週末3日間で興収1309万5130ドルと、前週比91.2%という安定感たっぷりの成績を保ち、3週ぶりに2位へと浮上。『スパイダーマンBND』の歴史的メガヒットの影に隠れてしまっているとはいえ、こちらも北米累計興収6億ドル到達が目前。すでに北米の歴代興収ランキングでは18位まで上がってきている。

3週ぶりに2位に浮上した『オデュッセイア』はまもなく北米累計興収6億ドルへ photo by Melinda Sue Gordon [c]Universal Studios. All Rights Reserved.
3週ぶりに2位に浮上した『オデュッセイア』はまもなく北米累計興収6億ドルへ photo by Melinda Sue Gordon [c]Universal Studios. All Rights Reserved.

この2作が牽引したこともあり、8月の月間総興収は12億6767万2573ドルを記録。これはコロナ禍以降の月間総興収では2023年7月に次ぐ第2位、8月の成績に限定すれば10年ぶりの10億ドル超えであり、過去最高記録となる。また、この8月までの年間総興収は71億5374万9106ドルなので、昨年の同期間と比べて126%の水準。現状のペースで年末まで駆け抜けることができれば、コロナ禍以降初の年間総興収100億ドル達成もあり得るかもしれない。

ランキング上位で注目したいのは、6位にランクインした『カーズ』(06)の公開20周年記念の再上映。2900館で公開され、初日から3日間で630万4287ドルを記録。そもそもピクサー作品の再上映(3D化を除く)自体があまり行われていないので比較が難しいところではあるが、昨年行われた『トイ・ストーリー』(95)の30周年記念再上映が2375館でオープニング興収344万7613ドルだったので、それを大きく上回る数字をあげているのは一目瞭然だ。

【写真を見る】公開20周年を迎えたピクサー作品が再上映で好成績をマーク!再評価のきっかけとなるか? [c]Everett Collection/AFLO
【写真を見る】公開20周年を迎えたピクサー作品が再上映で好成績をマーク!再評価のきっかけとなるか? [c]Everett Collection/AFLO

ピクサー作品のなかでも地味な部類に含まれる「カーズ」シリーズ。3作品製作されているが、第1作の北米累計興収は2億4000万ドル強と、歴代ピクサー作品(劇場公開された28作品中)の第14位。ちなみに第2作は同20位、第3作は同24位。また批評集積サイト「ロッテン・トマト」を参考に批評家からの好意的評価のスコアを見てみると、こちらはピクサー全31本中、第1作から順に28位、31位、30位と下位に集中している。

しかしながら、車がしゃべり、人間が一切登場しない世界観は唯一無二であり、そのキャラクター性の高さで子どもからの人気はすこぶる高い。この再上映が再評価のチャンスとなってくれることを期待したい。

文/久保田 和馬

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