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「最も観客に強い衝撃を与えた」。リスゴーのトニー賞舞台『ジャイアント』が映画館へ

  • 2026.9.12

今年のトニー賞でジョン・リスゴーに主演男優賞をもたらした舞台『ジャイアント』が、映画館で上映される。『チャーリーとチョコレート工場』の作家ロアルド・ダールを演じたこの舞台は、11月19日から26日まで、TOHOシネマズ 日比谷ほかで期間限定公開される。(フロントロウ編集部)

児童文学の巨匠を揺るがした実話

題材は、世界中で読まれる児童文学作家ロアルド・ダール。物語は、彼の輝かしいキャリアを揺るがした実在のスキャンダルを描いている。

ダール役を務めるのは、映画『教皇選挙』やドラマ『ザ・クラウン』で知られるジョン・リスゴー。トニー賞、ローレンス・オリヴィエ賞、ゴールデングローブ賞と、舞台と映像の両方で賞を重ねてきた名優だ。本作は今年のトニー賞で4部門にノミネートされ、リスゴーが戯曲部門の主演男優賞に輝いた。

リスゴー自身は、演じた人物と作品について次のように語っている。

「私は、人生の危機に直面した複雑な人物、ロアルド・ダールという主人公を演じています。物語の舞台は40年前ですが、現代の出来事とも強くリンクしています。本作は、私がこれまでに出演してきた舞台の中で、最も観客に強い衝撃を与えた作品になりました」

映画『ジャイアント』アートワーク
映画『ジャイアント』© Giant West End Ltd 2025

ロンドンからブロードウェイへ、全公演が完売

舞台は2024年9月、ロンドンのロイヤル・コート劇場で幕を開けた。その後ハロルド・ピンター劇場でのウエストエンド公演を経て、ブロードウェイのミュージック・ボックス劇場へ。いずれも全公演完売を記録し、英国ではローレンス・オリヴィエ賞の最優秀新作戯曲賞を含む3部門を制している。英タイムズ紙やテレグラフ紙、タイムアウトなど、多くの媒体が5つ星をつけた。

脚本を書いたマーク・ローゼンブラットは、本作が劇作家としてのデビュー作。とはいえ演出家としては25年のキャリアを持ち、2020年には東京の新国立劇場 小劇場などで上演された日英共同制作公演『野兎たち』で、文学座の西川信廣と共同演出を務めた経歴もある。

演出は『ミス・サイゴン』のニコラス・ハイトナー、装置・衣裳は『メリー・ポピンズ』のボブ・クロウリーと、英国演劇界を代表する顔ぶれが脇を固める。共演には、アヤ・キャッシュやレイチェル・スターリングらが名を連ねている。

上映は11月26日まで、一部劇場は2日限定

上映期間は11月19日から26日まで。東京はTOHOシネマズ 日比谷と吉祥寺オデヲン、大阪はTOHOシネマズ 梅田で上映される。神奈川の横須賀HUMAXシネマズと福岡のTOHOシネマズ ららぽーと福岡は、11月19日と22日の2日限定上映だ。上映時間は2時間16分、鑑賞料金は一般3,200円となっている。

英国の話題作を映画館で届ける取り組みとしては、サンドラ・オー主演のナショナル・シアター・ライブ『人間嫌い』も11月に公開される。ブロードウェイまで足を運べなかった演劇ファンにとって、この秋は見逃せない作品が続きそうだ。

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