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「冷蔵庫の椎茸、カビだけ取ってお父さんに」贈ったベビーモニターで妻と娘の会話を聞いた夫、夕食の席で返した正論

  • 2026.9.13

プレゼントしたベビーモニターから

初孫のお祝いに贈ったモニターが、台所にありました

娘に子どもが生まれて、しばらくわが家で過ごすことになりました。

孫は生後3か月です。

私は初孫のお祝いに、離れた部屋からでも赤ちゃんの様子がわかる、カメラつきのベビーモニターをプレゼントしました。

娘も妻も、便利だと喜んでくれました。

その日の夕方、私は台所の換気扇の下で、いつものようにつまみを作っていました。

すると、手元に置いたモニターから、リビングにいる妻と娘の声が流れてきたのです。

ふたりは、夕飯の支度の相談をしているようでした。

「この椎茸、捨てたほうがいいわよね? カビが生えてたら食べられないでしょ」

娘の声です。

私は、なんとなく聞き耳を立てました。

すると妻が、のんびりした声で答えました。

「冷蔵庫の椎茸、カビだけ取ってお父さんに」

「食べさせるから、捨てたらダメよ」

「シイタケ菌もカビも、似たようなものだから大丈夫。知らんけど」

娘が笑い、妻も笑い、モニターの向こうで孫まで笑い声を上げました。

笑っていないのは、換気扇の下の私だけです。

私だけに出された、椎茸のおかず

その夜の食卓には、私の前にだけ椎茸の煮物が置かれました。

(案の定だな)

妻と娘の前には、鶏の唐揚げです。

ふたりはいつもどおりの顔で、「いただきます」と手を合わせています。

私は箸を持ったまま、しばらく煮物を眺めました。

椎茸のかさには、たしかに白いものを取ったような跡があります。

そして、煮物の皿を、静かに妻の前へ滑らせました。

「シイタケ菌もカビも似たようなものなら、お母さんから食べてみて」

妻の箸が止まりました。

娘が「え」と小さな声を出します。私は、テーブルの端に置いてあったベビーモニターを持ち上げて、見せました。

「これ、台所まで音が届くんだよ。知らんけど」

妻は真っ赤になり、娘は唐揚げを持ったまま固まりました

妻は真っ赤になって、口をぱくぱくさせました。

娘は「聞いてたの!?」と言ったきり、唐揚げを持ったまま固まっています。

私はふたりの顔を交互に見て、それから煮物の皿を持ち上げて、ゴミ箱の前に立ちました。

「カビは捨てます。お父さんは、まだ長生きしたいので」

孫だけが、モニターの向こうで機嫌よく笑っていました。

翌日、妻は新しい椎茸を買ってきて、三人分の煮物を作りました。娘は「お父さんの分は、いちばん大きいのにしといたから」と、皿を私の前に置きました。それ以来、わが家では、モニターの電源が入っているときだけ、妻の声が少し小さくなります。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた50代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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