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出口夏希&蒔田彩珠ら『ルックバック』の主人公を演じた4人の背中に、野呂佳代が思わず涙?「すごくすてきな子たち」

  • 2026.9.11

実写映画『ルックバック』(公開中)の初日舞台挨拶が9月11日、TOHOシネマズ 日比谷にて開催され、開催中のヴェネチア国際映画祭から帰国したばかりのキャスト陣、出口夏希、蒔田彩珠、七瀬ふうり、岡田六花と本作のイベントには初参加となる野呂佳代が登壇した。

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顔を見合わせながら笑顔で撮影やヴェネチアでの思い出を語る出口夏希、蒔田彩珠
顔を見合わせながら笑顔で撮影やヴェネチアでの思い出を語る出口夏希、蒔田彩珠

藤本タツキの同名漫画を原作に、是枝裕和が監督、脚本、編集を務めた本作は、漫画の腕に絶対の自信を持つ藤野と、彼女に憧れを抱きながらも圧倒的な画力を秘めた京本の物語を描く。藤本を出口、京本を蒔田がW主演で務め、それぞれの子ども時代を七瀬、岡田が演じている。主人公を演じた4人は、現地時間9月7日にヴェネチア国際映画祭で行われた公式上映に、是枝監督と共に参加し、レッドカーペットを歩いたばかり。ヴェネチアでの興奮冷めやらぬなかでの初日舞台挨拶となった。

漫画の腕に絶対の自信を持つ藤野役の出口夏希
漫画の腕に絶対の自信を持つ藤野役の出口夏希

初日を迎えた心境について出口は、撮影の時から映画を観た人がどのような反応をするのかすごく不安だったと吐露しつつも「是枝さんが撮ってくれたので、自信を持って舞台に立ちたいなって思っています」と胸を張る。「日本の方の反応を見る前に海外の方たちの反応を見たので、今日は日本のみなさんがどんなところで笑って、どんなところで感動するのかすごく楽しみです」と笑顔を見せた蒔田。七瀬は「みんなの反応がちょっとドキドキするかなって感じです」と話し、岡田は「観ていただくのはうれしいけれど、緊張もするし、恥ずかしいし、でも観ていただけたらうれしいなと思います」と少し照れながらアピールしていた。

藤野に憧れを抱きながらも圧倒的な画力を秘めている京本役の蒔田彩珠
藤野に憧れを抱きながらも圧倒的な画力を秘めている京本役の蒔田彩珠

野呂は、舞台挨拶に向かう4人の姿を後ろから見ていたと話し、その背中を見て少し目頭が熱くなったと明かす。「なにを言おうかとバタバタと準備とかしていて。めちゃくちゃ楽しく喋っていたけれど、いざここ(ステージ)に上がったらみんなの背筋がクッとなって。なんかすごくすてきな子たちだなと」と語った野呂は劇中では藤本の母親役を演じている。「すてきな子たちだな」と4人の顔を覗き込みながら笑顔でコメントした野呂は「なんだかお母さんみたいになっちゃって恥ずかしいです」とはにかんだ。

藤野の子ども時代を演じた七瀬ふうり
藤野の子ども時代を演じた七瀬ふうり

撮影現場では藤本の子ども時代を演じた七瀬との共演シーンが多かった野呂。「この人は本当におもしろくて…」と七瀬について語った野呂は「本当にのびのびしていて。是枝監督にもクマのキャラクターのあだ名とかつけて。和気あいあいとやっていて。是枝監督にいろいろと言っている姿がかわいくておもしろくて。是枝監督も『はい、わかりました』って笑顔で話していて。すごく楽しい現場にしてくれたなっていうのもあるし、私も一緒に遊んでもらった気がします。ボーリングとかやったりして」と撮影現場のほのぼのとした様子を伝えると、「ボーリング、懐かしいね!」と返した七瀬は、母親役の野呂のことを「野呂ちゃん」と呼んでいることも明かし、この日のイベントでコメントするたびに、会場の笑いを誘い盛り上げていた。

京本の子ども時代を演じた岡田六花
京本の子ども時代を演じた岡田六花

イベントではヴェネチアで撮影した写真をスクリーンに映し出し、思い出話をする場面も。毎日おいしいイタリアンを堪能したそうで、「イタリアンは制覇したと思います!」とにっこりの蒔田。アイスが大好きだという岡田は「ジェラートがおいしかったです」とかわいらしい笑顔を浮かべていた。

藤野の母親、朱里役の野呂佳代
藤野の母親、朱里役の野呂佳代

現地の様子について蒔田は「映画が好きでこの街に集まっているんだろうなってくらいすごくあたたかくて」と印象を語る。フォトコールではなぜか「ジャンプして!」というリクエストが多かったと振り返った4人。岡田は「慣れないヒールなので足が痛かったけれど、(七瀬)ふうりちゃんと一緒に、とっても楽しくやりました」とコメント。通りすがりの人が「チャオ!」と挨拶をし、たまに日本語で話しかけてくれるのが楽しかったと4人で顔を見合わせながらニコニコしていた。

フォトセッションの様子
フォトセッションの様子

最後の挨拶で出口は「なにかに夢中になったり、夢を追いかけている方たちの背中を押してくれるような作品になっていると思います。私も撮影をしながらたくさん、いろいろと考えさせられましたし、なにより2人の少女が夢に向かって頑張っている姿が愛おしいです。ぜひ、たくさん観ていただいて、たくさん愛してほしいです!」と呼びかける。蒔田は「実写化が決まった時は、原作がすごく人気のある漫画だということもあって不安でプレッシャーを抱えていたのですが、撮影が始まったら、是枝監督ですし、(出口)夏希ちゃんと2人でそんな不安を忘れて楽しく撮影ができていました。ですが、今日公開されて、またその不安が戻ってきて…」といまの心境に触れ、「100人中100人がいいっていう映画はなかなかないと思って。でも、私たちはすごく愛を持って自信を持って作った作品なので、ひとりでも多くの人が『観てよかった』と思ってくれたらいいなと思います」とメッセージを伝え、イベントをしめくくった。

取材・文/タナカシノブ

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