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《五感を満たす箱根旅》「他の客とほとんどすれ違わない」“プライベート感”を極めたホテル「はつはな」で特別な体験

  • 2026.9.11

奥湯本で満喫するラグジュアリー空間

都心から来た日帰り客からインバウンドまで、さまざまな旅人を受け入れる泉都・箱根湯本。観光客でにぎわう箱根湯本駅から離れ、奥湯本エリアへ車を10分ほど走らせると、ホテル「はつはな」が見えてくる。

山の斜面に沿って建てられた「はつはな」は、エントランスとなるラウンジが地上最上階に位置する。客室や温泉風呂は階下に備わる構造だ。

「はつはな」は1993年、女性にやさしい宿をコンセプトとして開業。以来、細やかなもてなしでゲストを迎え入れてきた。2022年には、大規模なリニューアルを実施。「心と五感が満ちる静かなとき」をテーマに、プライベート感を高めたラグジュアリーな宿泊施設へと進化した。

エントランスに足を踏み入れると、展望テラスから望む絶景にまず目を奪われる。まるで額装された名画のような荘厳さを纏うのは、眼前にそびえ立つ湯坂山だ。夏は緑の木々が生い茂る姿を、秋は紅葉、春は山桜と、四季に応じて異なる表情を私たちに見せてくれる。

ラウンジの展望テラスから望む湯坂山の絶景。
景観を遮るような他の施設が一切見えないのも魅力だ。
ラウンジではドリンクセルフサービスも提供。思い思いの時間を過ごすことができる広々とした空間に。

はつはなで味わうプライベートな時間

はつはなの最大の魅力が、旅をもう1ランク特別なものへと変えてくれる“プライベート空間”だ。すべての客室で湯坂山の情景と露天風呂が楽しめ、視線を気にせずにゆったりと、自家源泉の柔らかな肌あたりの温泉を堪能できる。

すべての客室で露天風呂が楽しめる。
シモンズ製のベッドが、湯上りの身体を優しく受け入れる。
プレミアムCタイプの部屋。絶景を邪魔しない、自然に溶け込むような白やアイボリーを基調にした客室は、靴を脱いでゆったりとくつろげる。
客室には、芦ノ湖畔にある「小田急 山のホテル」の有名カフェ「フラワーカフェ ロザージュ」オリジナルのブレンド紅茶や、掛川茶、ジャスミン茶が。サービスで部屋に備わる箱根銘菓をお茶うけに。

4カ所の温泉貸切風呂で極上の時間を

旅のひとときをより極上なものへと導く、4カ所の温泉貸切風呂も見逃せない。趣向の異なる貸切風呂は、プライベート感がありながらも、パウダールームや湯上り処も備え付けられた広々とした空間に。大自然と一体化したインフィニティスタイルの露天風呂「川音(かわと)の湯」や、葉音や鳥の音を忘れ、静かに泉質を愉しむ屋内風呂「静寂(しじま)の湯」など、嗜好に合わせてセレクトできる。

景色と湯船が一体化した、4つの貸切風呂のうち唯一の露天風呂「川音の湯」。貸切風呂は1回45分間、予約制で無料で堪能できる。
湯坂山の風景と屋外の水面、屋内の湯船に映る景色が呼応する「水面(みなも)の湯」は、車いすでも利用できるバリアフリー仕様に。
「明灯(あかり)の湯」は夜間になると、床面に仕込まれた光ファイバーが幻想的な雰囲気を演出する。
落ち着いた空間で湯に向き合いたい人は、吹き抜けの天井や格子状に組まれた梁の美しさを眺めながら浸かる「静寂の湯」を。

笹鳴りに耳を傾けながら過ごす大浴場

一度でさまざまな趣の風呂を満喫したい人は、少し足を延ばして大浴場へ。二カ所ある大浴場の一つ「竹の葉」は、その名の通り竹林が織りなす幽玄な景色に囲まれながら、3つの露天風呂と内湯にじっくり向き合える。露天に設えられた寝湯では、青竹の間から差し込む淡い光を仰ぎ見ながら、笹鳴りに耳を澄ませて身体を休めたい。

うだるような暑さが続く夏季は、大浴場の一部浴槽にて湯温を36℃前後に調整する“不感温湯”を採用。人の体温に近いぬるめのお湯に設定することで、湯あたりせずゆっくりと浸かることができる。熱くも冷たくも感じない“不感”温度帯の湯は、高温多湿の外気にあてられた体温をじんわり下げ、乱れた自律神経のリセットを促す(2026年の“不感温湯”は8月31日で終了)。

竹林を眺めながら過ごす大浴場「竹の葉」。
大浴場の一部浴槽では夏季の間は不感温湯を採用。湯あたりを心配せずに泉質に向き合える。
竹林のすぐそばに備わる「寝湯」。

特に男性に好評なのが、もうひとつの大浴場「山の端」。内湯と露天風呂がひとつずつ楽しめるだけでなく、こちらには内湯のそばにサウナも併設。高温のサウナで心身を整えたあとは、大自然と須雲川のせせらぎに包まれながら、たっぷりの湯に身をゆだねる。そんな至福のひとときを味わうことができるのだ。

内湯と露天風呂が一直線につながるように設えられた大浴場「山の端」。
「山の端」にはサウナが。大浴場は男女入替制のため、二つの浴場を余すことなく堪能できる。

食事処でもプライベートなひとときが

はつはなが提供する極上空間は、客室露天風呂や貸切温泉風呂だけではない。ダイニング「はなゑみ」は、プライベート感を重視した全卓個室仕様に。ギャラリーショップやエントランス、大浴場などの一部施設を除き、他のゲストとほとんどすれ違うこともなく、それぞれの空間を愉しめるのだ。

プライベート空間が守られた個室仕様のテーブル。
2名席としてカウンター個室も。雄大な自然を眺めながら旬の食材を味わう。

夕食でいただくのは、伝統的な日本食に洋食のエッセンスを取り入れた懐石料理「モダン懐石」。旬の食材を生かし、洋の東西が絶妙なバランスで組み合わせながら仕上げられた料理は、ひと口食べると思わず顔がほころぶ。

才巻海老の文化焼き、酒匂川鮎のリエット、枝豆湯葉のミルフィーユなど、日本料理と洋のテイストが一度に楽しめる前菜(献立は掲載時点で変更の可能性あり)。
御椀は鱧真丈。丁寧に引かれた出汁が、湯上りの身体に染みわたる(献立は掲載時点で変更の可能性あり)。
甘鯛の炙り焼きは、檸檬のヴァンブランソースとともに。旨味の強い甘鯛と、さわやかな檸檬のソースの組み合わせに、思わず「美味い」の一言が漏れる(献立は掲載時点で変更の可能性あり)。

肌で感じるまろやかな湯、崇高さを湛える湯坂山の情景、露天風呂で耳にした笹鳴りや虫の音、木々や草花の香り、洋の要素が加わった懐石料理の味わい。

五感を満たし、至福の時間へと導く―—。はつはなには、そんな極上体験が待っている。

はつはな

所在地 神奈川県足柄下郡箱根町須雲川20-1
電話番号 0460-85-7321(受付時間:10:00~19:00)
客室数 全35室
料金 1人50,000円~※1泊2食1室2名利用時(税サ込、入湯税別)
https://www.hakone-hotelhatsuhana.jp/

文=CREA編集部 写真=榎本麻美

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