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「少しくらいいいじゃない」家族との駐車場トラブル。数日後、私が嫌だった本当の理由とは

  • 2026.9.11

停める場所は、家族の中で決まっていた

家の駐車場では、それぞれが普段使う場所が決まっていました。

私の車は、道路に出やすい側です。

厳しい決まりがあったわけではありません。それでも、毎日そこで車を出し入れするうちに、自然と「ここは私の場所」という形になっていました。

ある日、家族の一人がそこに車を停めていました。

最初は何も言いませんでした。

「今日はたまたまだろうな」

そう思って、空いている場所に自分の車を停めました。

ところが、しばらくして二度目がありました。そして三度目も。

道路側の場所を使われると、私は別の位置に停めることになります。

そうすると、出かけたい時間にすぐ車を出せず、相手の車を動かしてもらわなければならないことがありました。

三度目の朝、私は鍵を持ったまま玄関に戻りました。

「ごめん、ちょっと車動かしてもらえる?」

そう頼むと、相手は少し面倒そうな顔をしました。

「今?急いでるの?」

「うん。というか…できれば、いつもの場所に停めてほしいんだけど」

少し間があって、返ってきたのは思っていたより軽い言葉でした。

「え、でも少しくらいいいじゃない」

その言い方に、私は引っかかりました。

「よくないっていうか、出たいときに出られないことがあるから」

「毎日じゃないでしょ?」

「毎日じゃなくても困るよ」

言った瞬間、自分の声が少し強くなったのが分かりました。

相手もむっとしたようでした。

「そんな怒ること?」

「怒ってるんじゃなくて…前にも言ったよね」

「だから、たまにじゃん」

そこで私は黙ってしまいました。

言いたいことはあるのに、うまく言葉になりませんでした。

「そんなに嫌だった?」と聞かれて

その夜から、家の中は少し気まずくなりました。

必要なことは普通に話します。でも、どちらからも駐車場の話は出しませんでした。

数日後、ふいに相手から聞かれました。

「この前のことさ…そんなに嫌だった?」

責めるような口調ではありませんでした。

私は少し考えてから答えました。

「うん。たぶん、思ってたより嫌だった」

「なんで?」

「車を出しにくいのもあるけど…それだけじゃないんだと思う」

自分で話しながら、ようやく分かってきました。

「決めてたことを『少しくらいいいじゃん』って言われるのが嫌だったのかも。私だけ気にしてるみたいに思えて」

相手はすぐには返事をしませんでした。

しばらくして、「そういうことか」とだけ言いました。

大げさな謝罪があったわけでも、その日を境に一度も間違えなくなったわけでもありません。

ただ、それからは私の場所に停める前に「今日ここ使ってもいい?」と聞かれることが増えました。

同じ場所に車があるだけなのに、一言あるかないかで受け取り方はずいぶん違います。

あのとき私が嫌だったのは、駐車場所だけではなく、「少しくらい」と気持ちまで小さく扱われたように感じたことだったのだと思います。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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