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「もう少し遅かったら、食べられなかったね」朝食会場で別の列にいた家族を呼んだ女性。料理がなくなったあとに聞こえた一言

  • 2026.9.9

残り2つの料理を、前の人が取っていった

旅行先のホテルで、朝食会場を利用したときのことです。

入り口で白い皿を取り、料理が並ぶ列の最後尾につきました。

会場にはそれなりに人がいましたが、列は静かに進んでいました。

私の少し先には、残りが少なくなっている料理があります。

器の底が見えていて、残っているのは2つだけでした。

自分の番まで残っていればいいなと思いながら待っていると、私の前にいた方がその料理の前まで進みました。

すると、その方は隣の料理の列にいた家族2人に声をかけました。

「これ、もう2つしかないよ」

家族がこちらを見て、その方は残っていた2つを自分の皿に取りました。

3人で分けるつもりのようでした。

その方自身は私より前に並んでいました。ただ、別の列にいた家族と分けるために最後の2つがなくなったことには、少しだけ引っかかりました。

とはいえ、そこで何か言うほどのことでもない気がして、私は空になった器の前をそのまま通り過ぎました。

席へ戻る途中、同じ3人の声が聞こえた

ほかの料理を取って席へ戻る途中、先ほどの家族の近くを通りました。

3人は、最後に残っていた料理をそれぞれ少しずつ分けていました。そのとき、私のところまで聞こえてきたのです。

「危なかったねー」

「もう少し遅かったら、食べられなかったね」

こちらに向けて言ったわけではなかったと思います。

それでも、ついさっき空になった器の前に立っていた私には、その言葉が妙に残りました。

席へ戻ってから、一緒にいた人にその話をしました。

「スタッフさんに、なくなったって言えばよかったのに」

そう言われて、私は初めて、自分も何も伝えていなかったことに気づきました。

最後の料理を取った人が知らせなければならないわけではありません。

補充してほしかったのなら、私自身がスタッフの方に声をかければよかったのです。

その場では言い出せず、少し引っかかった気持ちだけを持って席へ戻ってしまいました。

それ以来、ビュッフェで空になった器を見かけたときは、自分が食べたいかどうかにかかわらず、近くのスタッフの方に「こちら、なくなっています」と伝えるようにしています。

あの朝に残ったのは、最後の2つを取られたことよりも、何も言えないまま通り過ぎた自分への小さな引っかかりでした。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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