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チャールズ国王、ヘンリー王子&メーガン妃は「一般市民と同等」 書簡で「殿下」使用を禁止

  • 2026.9.8
Ronald Martinez / Getty Images

ヘンリー王子とメーガン妃一家が英国に帰国したことを受け、チャールズ国王が、夫妻は王室の公務を担うメンバーではない方針を改めて明確にした。現地時間9月7日、国王の指示により、侍従長のリチャード・ベニオン卿が英政府や軍などの関係機関に宛てたガイダンス書簡を発行。夫妻の帰国に伴い、対応を巡る問い合わせが相次いだことを受け、その公的な立場を公式に通達した。

Kristina Bumphrey / Getty Images

まず、書簡で強調されたのは、「サセックス公爵夫妻の現在の地位に変更はない」という点。ヘンリー王子とメーガン妃は、2018年5月19日の結婚時にエリザベス女王から授与された「サセックス公爵」の爵位を現在も保持している。公務から退いたことでこの爵位が剥奪されることはなく、今回の書簡内でも夫妻は一貫して「サセックス公爵夫妻」と呼ばれている。

一方で、王室最高位の敬称である「殿下・妃殿下(HRH)」については扱いが全く異なる。夫妻が公務から退く条件を決めた2020年1月のサンドリンガム・サミットにおいて、夫妻はHRHの称号を保持するものの公には使用しないと合意された。書簡では「殿下、妃殿下の称号は引き続き保留されており、使用されない」と明記され、約6年が経過した現在もこのルールが徹底されていることが示された。

さらに、書簡には「2020年1月に公爵夫妻が君主の代理としての公務から退き、王室の公務員ではなくなったことは周知の事実である。夫妻が望むように経済的自立とプライバシーの保護に関して得られる個人的な自由度を、今後も十分に尊重する」と記された。その上で「公爵夫妻の慈善活動は私的な立場で行われている。要するに、2人の立場は、商業的および慈善的な関心を持つ一般市民と同等である」と結論づけられており、夫妻が私的な立場にとどまることが明確に示された。

ヘンリー王子とメーガン妃による「HRH」の使用を巡っては、これまでも度々物議を醸してきた。2025年には、メーガン妃の友人である実業家ジェイミー・カーン・リマがSNSに投稿したギフトの写真に「サセックス公爵夫人殿下より」と書かれたカードが写っていたことで、「殿下」表記に批判を浴びた経緯がある。なお、長男アーチー王子と長女リリベット王女については、2022年9月に祖父チャールズ国王が即位した際に王子・王女の資格を得ており、王室公式サイトにも反映されている。

先週末、ブレマー・ギャザリングに出席したチャールズ国王。 Mark Cuthbert / Getty Images

さらに、夫妻への儀礼や公金が関わる問い合わせはバッキンガム宮殿へ、警備の実務は警察当局へ、事務的な連絡は王室から独立した夫妻自身のオフィスへ直接送るよう、それぞれの対応窓口についても明記されていた。この書簡は、ヘンリー王子&メーガン妃のチームにも共有されているという。

一家で英国に戻ったものの、王室公務へのカムバックはなし。王室側との間には今なお、厳格な“境界線”が存在することを改めて印象づけた。

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