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月間プロ野球総括(8月)パ・リーグ編<後編>|上位と大きく離された3球団は苦戦続き

  • 2026.9.7

パ・リーグのペナントレースは、AクラスとBクラスがはっきりと分かれた展開で後半戦に突入。なんとか巻き返しを狙いたかった下位3球団だが、8月も苦しい戦いを強いられてしまった。今回は、そんな3球団の8月の戦いを分析していく。
※紹介は8月31日時点での順位順となります

オリックス・バファローズ (8月月間成績:8勝16敗)

3ヵ月連続の負け越しでAクラスが遠のく

6月、7月の失速が響き、勝率5割も4位で前半戦を終えたバファローズ。後半戦開始からの4カードを6勝6敗で乗り切ってみせたが、8月14日からの5カードはいずれも負け越しとなり、巻き返しへの勢いを付けられず。8月最多の連敗は4にとどめたが、3連勝以上は一度もできず流れをつかみきれなかった。

8月の戦いで目立ったのは失点の多さ。今季ワーストだった7月の112を大きく上回り月間の失点は120にまで及んだ。チームの勝ち頭であるアンダーソン・エスピノーザは、月間防御率3.12と踏ん張りを見せたが、九里亜蓮とショーン・ジェリーが4点台、曽谷龍平が6点台とローテーション投手の3人が打ち込まれる結果に。

一方の打線は月間得点92と7月より18点多かった。月間20試合以上出場した選手では太田椋、紅林弘太郎が月間打率3割を超え、プロ6年目の来田涼斗がチームトップの月間打点20をマークするなど、調子を上げている。

8月終了時点で3位ファイターズに9ゲーム差。直接対決も4試合のみと、逆転にはかなり厳しい状況となっているが、来シーズンへつながる結果を残せるか注目したい。

画像1: 写真:共同通信
写真:共同通信

千葉ロッテマリーンズ (8月月間成績:11勝13敗)

月間失点が今季2度目の100超えで負け越し

前半戦終了時点で自力優勝が消滅したが、Aクラス入りの可能性は残されていたマリーンズ。わずかな可能性を信じ8月の戦いに挑んだが、大型連勝ができず、今季初の月間勝ち越しとはならなかった。

その中でも、目立ったのはチーム月間防御率が今季ワーストの4.80となった投手陣の不調だろう。5失点以上の試合が12と月間の半分に及んだ。そのうち1試合は打線が援護して勝利したが、その他は黒星。中でも、8月11日、12日のホークス戦では、2試合で26失点と大きく打ち込まれた。個の成績を見ても、アンドレ・ジャクソンが5試合で月間防御率3.64、田中晴也が3試合で同3.79と及第点の数字だったが、その他は4点台、5点台となり、4試合先発したサム・ロングにいたっては、8点台という数字だった。

それでも月間の借金が2で抑えられたのは打線の力が大きい。中でも山口航輝は打率.302、本塁打10、打点17と打線を大きくけん引した。

すでに自力でのクライマックスシリーズ進出が消滅しているが、投手陣が復調し最後まで諦めない戦いをファンに見せてもらいたい。

画像2: 写真:共同通信
写真:共同通信

東北楽天ゴールデンイーグルス (8月月間成績:9勝17敗)

月間チーム防御率、得点は前月を上回るも勝ちきれず

後半戦に入っても苦しい戦いが続いたイーグルス。8月の9カード中勝ち越しは3カードで全勝はなし。負け越した6カード中2カードは全敗と、前半戦からの悪い流れを断ち切ることはできなかった。

詳しい数字を見ると、チーム防御率は4.22だった7月より改善し3.86に。しかし失点を見ると7月の82から25点も増え、107となった。原因は失策が15と7月より7つも増えたこと。被本塁打や自責点数も7月より増えているが、やはりミスからの失点の多さが目立った月といえる。

一方の打線は7月の67得点から92得点に上昇。月間安打数も試合数に違いはあるものの7月の156から200となった。選手別で見ると、中島大輔が7月からの好調をキープしたほか、7月にケガから復帰した宗山塁が8月の月間打率.322と調子を上げたのは、9月へ向けたプラス材料だ。

8月終了時点で5位マリーンズに9ゲーム差をつけられている状況。最下位脱出も難しい状況だが、プラス材料もあるだけに、最後に意地を見せられるか注目だ。

画像3: 写真:共同通信
写真:共同通信
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