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セラミックアーティスト、橋本知成の個展が「PARCEL」で開催

  • 2026.9.7
Detail image untitled, 2026 clay, metal oxide, glaze, Photo by Kohei Omachi (W)

橋本は、滋賀県信楽町を拠点に大型のセラミック彫刻を制作するアーティスト。ひも状にした粘土を積み上げていく「手びねり」で、ときに2mを超える幾何学的な造形をつくり上げる。

橋本が今回発表するのは、白を基調とした新たなシリーズだ。これまでの作品を象徴してきた金属釉薬による鮮やかな色彩から離れ、情報を削ぎ落とすことで、造形そのもの、そして「土」という素材との関係をこれまで以上に見つめる。

展覧会タイトルの『Yet, yet again.』には、「それでも、もう一度」という意味を込めた。思い描く形態に近づこうとしても土は姿を変え続ける。「それでも」手を止めることなく、「もう一度」と土と向かい合う——この終わりのない反復は、自らの造形を少しずつ更新していくための営みなのだ。

「⽇々の作品制作の中では微細な変化を積み重ねます」と橋本は話す。状況によっては大きな変化を受け入れざるをえないこともあるが、そのなかで変わらないものを「反復」しながら問い続けるのだと言う。「変化や速さ、分かりやすさが価値として語られることの多い時代だからこそ、すぐに答えを求めるのではなく、派⼿さはなくても、ひとつの問いに時間をかけて向き合うことにも意味があると考えています」

Hearst Owned

4年ぶりとなる橋本知成の個展『Yet, yet again.』。「ロエベ財団 クラフトプライズ 2019」でファイナリストに選ばれ、「ヴィクトリア&アルバートミュージアム」はじめ各国の美術館に作品が収蔵されているアーティストの現在地を、その目で確かめてほしい。

Yet, yet again.
会期/2026年9月12日(土)〜10月18日(日)
会場/PARCEL
住所/東京都中央区⽇本橋⾺喰町 2-2-1 DDD HOTEL 1F

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