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「近所なんだから、助け合うのが普通でしょう」近所の人からのお願い。だが、断った私が感じた違和感

  • 2026.9.6

お互いさまだと思って、引き受けた

引っ越してきて、二年ほど経ったころのことです。

地域では、清掃や行事の当番を十軒ほどで順番に回していました。

ただ、きちんとした当番表があるわけではありません。

「次はお宅ですよ」と前の担当者から伝えていく形で、それまで特に問題もなく続いていました。

ある日、近くの世帯の方に道で呼び止められました。

「すみません。今回ちょっと忙しくて、代わってもらえませんか」

その日は私に予定もなく、困っているならお互いさまだと思いました。

「大丈夫ですよ」

そう答えると、その方はほっとした顔をしました。

「助かります。今度はうちが代わりますから」

私はその言葉を特に疑いませんでした。当日は朝から落ち葉を集め、袋にまとめて清掃を終えました。

3回目のお願いで、初めて断った

しばらくして、また同じ方から「今度もお願いできませんか」と頼まれました。

前回は引き受けてもらったから、と少し引っかかりましたが、そのときも私は動けたので代わりました。

けれど、その次の当番でも声をかけられました。これで頼まれるのは3回目です。

今度は私にも予定がありました。

「ごめんなさい。今回はうちも予定があるので、難しいです」

すると、その方は少し意外そうな顔をしました。

「えっ、そうなんですか。近所なんだから、こういうときは助け合うのが普通でしょう?」

強い口調ではありませんでした。むしろ、当然のことを言っているような話し方でした。

だからこそ、私は返事に困りました。

これまで二度引き受けたことを言おうかとも思いましたが、これからも近所付き合いは続きます。

その場で言い合いになるのは避けたくて、「今回はすみません」とだけ伝えて、その日は別れました。

誰の当番なのか、見えるようにした

そのあとも、私は少し引っかかったままでした。

誰が悪いという話にするより、そもそも口頭だけで当番を回していることが分かりにくいのではないか。

そう考え、次の集まりに一枚の紙を持っていきました。

十軒ぶんの名前と、担当日を書けるだけの簡単な表です。

「これから、当番表を作っておきませんか。代わるときも、ここで分かるようにしたほうがいいと思って」

少し間がありましたが、年上の方が「そのほうが分かりやすいね」と言ってくれました。

そこから順番を確認しながら名前を書き込み、誰かが都合の悪いときは、その場で相談して交代する形になりました。

以前私に頼んできた方も、特に何も言わず、自分の名前を書いていました。

それから私だけに直接、当番を代わってほしいと言われることはなくなりました。

あの方が何を考えていたのかは、今も分かりません。ただ、誰の担当なのかが全員に見えるようになったことで、曖昧なまま誰か一人が引き受け続けることはなくなりました。

今も、その当番表は地域の掲示板に貼られています。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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