1. トップ
  2. エンタメ
  3. 【60代映画】松村北斗と今田美桜が禁断のタッグを組む!東野圭吾原作ミステリーを映画化『白鳥とコウモリ』

【60代映画】松村北斗と今田美桜が禁断のタッグを組む!東野圭吾原作ミステリーを映画化『白鳥とコウモリ』

  • 2026.9.7

松村北斗と今田美桜がW主演を務めた映画『白鳥とコウモリ』が現在公開中です。

ミステリー作家・東野圭吾が「今後の目標はこの作品を超えることです」とまで言及した傑作ミステリーを映画化。『あゝ、荒野』や『正欲』など重厚な人間ドラマに定評ある岸善幸監督が、『ある男』などを手がけた脚本家・向井康介氏とタッグを組んだ作品です。見どころを紹介するとともに、ある小料理屋でのシーンにも注目しました。

ストーリー

善良な弁護士・白石健介(中村芝翫)が都内で刺殺され、容疑者として愛知県に住む一人の男・倉木達郎(三浦友和)が浮上。

「私がやりました。“すべての事件“の犯人は私です」

倉木の自供により事件は解決したはずだった―。

だが、容疑者の息子・倉木和真(松村北斗)と、被害者の娘・白石美令(今田美桜)は、互いの父の言動に違和感を抱く。

「なぜ父は、殺人を犯したのか―?」「なぜ父は、殺されないといけなかったのか―?」

出会ってはいけない、容疑者の息子と被害者の娘が手を取り合ったとき、“真実“が揺れ動く。

【見どころ1】容疑者の息子と被害者の娘が禁断のバディに

父の自供により、ある日突然、殺人事件の容疑者の息子となってしまった倉木和真(松村北斗)。本来なら憎まれ、恨まれても仕方ないはずの被害者の娘・白石美令(今田美桜)と事件の真相を追うことになるという、不思議な関係性が際立つミステリー。ふたりとも、容疑者の供述から浮かび上がる、それぞれの父の人物像に違和感があり「父はこんな人じゃない」という思いから、「真実が知りたい」という思いに突き動かされて行動していきます。

働き盛り、独身の大人であれば、父との会話はそれほど多くない人がほとんどではないでしょうか。まして和真は実家から上京し、ひとり暮らしをしています。皮肉なことですが起きてしまった殺人事件を通して、ふたりは「父親がどんな人だったか」を深く理解していくことになります。

【見どころ2】現在と過去、当事者や刑事の思惑が絡み合う人間模様

殺人事件の捜査を進めるのは、警視庁の五代刑事(柄本佑)と所轄の中町刑事(前原滉)。容疑者の息子と被害者の娘が行動を共にしていると知って驚きながらも、真相に近づいていきます。

同時に父親の過去や人物像を探っていく和真と美令、そして夫を亡くして憔悴している美令の母・綾子(吉田羊)といった事件の当事者家族、また、それぞれの弁護士の思いや意見までも交錯していく――。微妙な気持ちの変化、心の揺れが感じられる、俳優陣の繊細な演技に引き込まれます。

特に、容疑者・倉木達郎を演じた三浦友和さんと、息子役の松村北斗さん。たたずまいや雰囲気がどこか似ていて、親子役がしっくりきていました。

【ここにも注目!】心に傷を抱えた母娘が営む小料理屋

容疑者である倉木達郎の行きつけだった小料理屋「あすなろ」。切り盛りするのは浅羽洋子(風吹ジュン)と織恵(井川遥)の母子です。刑事が聞きこみに来ても、おでんの下ごしらえをする手を止めず、愛想がない様子。どうやら警察に対しては思うところがあるようで……。これ以上はネタバレになるので、本編を観てお楽しみください。

出会うべきではなかったはずのふたりが「父の真実」を求めて協力し合う姿は、観る者の心を切なく揺さぶります。東野圭吾の傑作が問いかける、愛と罪、そして罰の重み。やがて「父の本当の姿と想い」を知ることになるのか? ぜひ映画館で受け止めてみてください。

作品情報

『白鳥とコウモリ』
公開中
 
原作:東野圭吾 『白鳥とコウモリ』(幻冬舎文庫)
製作幹事:松竹 日本テレビ
監督:岸善幸
脚本:向井康介
出演:松村北斗 今田美桜
柄本佑 / 前原滉 井之脇海 宇野祥平
松岡依都美 松尾諭 丸山智己 三浦誠己 斉藤陽一郎
原田琥之佑 のせりん 漆山拓実 五頭岳夫
中村芝翫(特別出演) 井川遥 吉田羊 風吹ジュン
三浦友和
主題歌:大森元貴「灰色」(ユニバーサル ミュージック / EMI Records)
配給: 松竹
©2026「白鳥とコウモリ」製作委員会

この記事を書いた人  ライター/映画ごはん研究家  富田夏子

雑誌ライター歴21年。得意分野はエンタメ、フード、ライフスタイル。映画ライター/映画ごはん研究家として、「映画とごはんをつなぐメディア」をSNSで展開し、映画と食に関連する情報や体験をシェアしている。日本映画ペンクラブ会員。 雑誌やWEBへの映画レビュー連載歴は14年で、俳優や映画監督のインタビューも手がける。料理取材の試食は残さず食べる食いしん坊。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ