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フレッシュな新風を吹き込んだ2026春夏コレクションのハイライトをお届け!

  • 2026.9.4
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創造のバトンを受け継ぎオートクチュールの価値を再構築

偉大なレジェンドが舞台を去る一方、新たな主役への期待が高まるなかで幕を開けたファッションウィーク。次代を担うデザイナーたちが向き合ったのは、オートクチュールの価値を今という時代の文脈でいかに花開かせるかという問いでした。

その筆頭として注目されたのが、新デザイナーによるクチュールデビューです。シャネルではマチュー・ブレイジーが、「自由」というメゾンの精神を羽ばたく鳥の姿に重ね、象徴的なスタイルを薄く繊細な素材で再解釈。軽快なシルエットに精緻な手仕事をちりばめ、現実的でありながら静謐な情感をたたえたワードローブを完成させています。同じく自然界から着想を得て、瑞々しい生命力に満ちたコレクションを発表したのが、ディオールのジョナサン・アンダーソンです。オートクチュールをアイデアの実験室としてとらえ、最高峰の職人技を駆使し、彫刻的なフォルムを土台に多彩に咲く花々を表現。実験的なアプローチとフレッシュな感性を大胆に注入し、ディオールの優美な世界観を鮮やかに更新しました。

新鋭の躍進が脚光を浴びる他方で、巨匠たちが遺したヘリテージの「継承と再構築」もまた、今季をひもとく重要なテーマに。ジョルジオ アルマーニ プリヴェでは、創業者のめい、シルヴァーナ・アルマーニが創造のバトンを受け取り、抑制されたなかに柔らかな気品が薫るクリエーションを披露しています。ヴァレンティノで2回目のオートクチュールに臨んだアレッサンドロ・ミケーレは、高揚感に満ちた壮麗なパノラマを展開。クチュールの神話性を鮮やかに呼び覚まし、亡き創業デザイナーに敬意を表しました。

スキャパレリのダニエル・ローズベリーもまた、クチュールとは何より「夢見る力」を体現する芸術であるとして、エモーショナルな喚起力にフォーカス。多用する羽根のモチーフを、動物由来の素材を用いずに高度なサヴォアフェールで再現する姿勢に、現代的な価値観がうかがえます。

モードの夢を未来へとつなぐ新たなラグジュアリーのビジョン

さらに美の探求は、持続可能な未来へのビジョンとも結びつき、進化を遂げています。ユイマ ナカザトは、環境負荷の低いデジタル捺染により自然の美をプリントに。ジェルマニエは、廃棄プラスチック製のパーツやリサイクル素材をドラマチックなピースへと昇華しています。こうした先見的な取り組みは、現代における新たなラグジュアリーのコードを提示しているかのようです。

今季のコレクションが示したもの。それは「ファッションがいかに夢と喜びをもたらすか」という本質的な問いに対し、デザイナーたちが導き出した回答と言えるでしょう。原点である超絶的な手仕事の尊さをたたえつつ、それをテクノロジーやサステナビリティの精神と融合させること。オートクチュールだけがもつ夢のようなファンタジーをまとう人のパーソナルなリアリティにそっと溶け合わせること。そして、過去を糧としつつも時代に即したエレガンスを恐れずに提示すること。伝統の重みをパワーに変え未来に向けて踏み出した、この静かなる革命は、ラグジュアリーのこれからを照らす重要なマイルストーンとなることでしょう。

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メゾンに息づく精神を 軽やかな視点でアップデート

ディオール by ジョナサン・アンダーソン

実力派デザイナーが手がける初のオートクチュールに熱視線! ジョナサン・アンダーソンによるフラワーパワー満開のコレクションは、花を愛したムッシュ ディオールへのオマージュ。

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ジョルジオ アルマーニ プリヴェ by シルヴァーナ・アルマーニ

シルヴァーナ・アルマーニは「ジェイド」をテーマに、メゾンの真骨頂である端正なテーラリングにたおやかな官能性を添えて。

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シャネル by マチュー・ブラジー

マチュー・ブレイジーが舵を取る新生シャネルは、鳥をフィーチャー。薄く透ける素材やフェザー調の装飾が風に舞い、日常にファンタジーを紡ぎます。

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自由なクリエイティビティとサヴォアフェールが生む美の魔法

スキャパレリ

デザイナーの自由な創造性と至高の職人技の結晶であるクチュールピースは、まさしく「着る芸術品」。スキャパレリはシュルレアリスムの美学を再解釈し、妖艶なロマンチシズムを描いて。

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ヴィクターアンドロルフ

コンセプチュアルな作風で知られるヴィクター&ロルフは今季、ファンタジーを生む装飾性に着目。

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ヴァレンティノ

崇拝の対象となるようなドラマチックなオーラを鮮やかに甦らせたヴァレンティノ。

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ジェルマニエ

ジェルマニエは、アップサイクル・クチュールを実践。華麗な存在感が目を奪います。

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クチュールの歴史を築いたレジェンドにオマージュを

ディオール

かつてメゾンを率いたジョン・ガリアーノからジョナサン・アンダーソンに贈られたシクラメンの花束がモチーフとなって、コレクションの随所を飾りました。

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会場には、クチュールデビューを祝い駆け付けたジョン・ガリアーノの姿も。

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ジョルジオ アルマーニ プリヴェ

ジョルジオ アルマーニ プリヴェのフィナーレに、創業者が生前にデザインした未発表のブライダルドレスが登場。

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ヴァレンティノ

アレッサンドロ・ミケーレは、シグネチャーカラーのレッドのドレスで創業者のレガシーを継承。

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ファッションウィーク直前にヴァレンティノ・ガラヴァーニが逝去。クチュールの帝王をしのび、各地で追悼行事が催されました。

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オフランウェイを沸かせた豪華ゲストをピックアップ

八木莉可子さんはシックな装いでアンバサダーを務めるディオールのショーへ。

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モナコ公室のメンバー、ベアトリーチェ・ボロメオもディオールでキャッチ。気品あるデニムの着こなしはさすが。

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シャネルの白いドレスがエレガントなシャルロット・カシラギ。

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ニコール・キッドマンも、エッジの効いたリトルブラックドレスで来場。

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IVEのレイとリズはヴァレンティノの大人スイートなルックがお似合い♡

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ピンクの輝きをまとい、ジョルジオ アルマーニ プリヴェの会場で華やかな存在感を放つケイト・ハドソン。

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スキャパレリが、ルーヴル美術館から盗まれたウジェニー皇后のティアラとコサージュ・ボウのレプリカを制作。

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テヤナ・テイラーが華麗に装い、大いに注目を集めました。

Photos:AFLO, GETTY IMAGES
Realization:AKARI II
25ans(ヴァンサンカン)8月号掲載(2026年6月26日発売)

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