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ティム・カリーの死因が判明、死去前に遺作の撮影を完了

  • 2026.9.4

8月25日に80歳で急逝したティム・カリーの死因が、ロサンゼルス郡公衆衛生局によって正式に明らかにされた。(フロントロウ編集部)

正式に判定された死因

米TMZの報道によると、ロサンゼルス郡保健局はティム・カリーの死因を「冠動脈疾患(coronary artery disease)」と正式に判定した。死亡診断書には、腎臓がんと脳卒中歴(history of strokes)が死因に寄与した要因として記載されているという。

ティムは2012年に大きな脳卒中を起こして以来、車椅子での生活を続けてきた。深刻な後遺症を抱えながらも、ファンへの対応を欠かさず、公の場に姿を見せ続けた。今年4月に80歳の誕生日を迎えた数日後には、介護者に付き添われてロサンゼルスのノース・ハリウッドにあるバーを訪れる姿が確認されており、近年では珍しい外出姿として報じられていた。健康上の問題を抱えながらも、最後まで日常を大切にしていた様子がうかがえる。

死去前に最後の出演作の撮影を完了

米TMZによれば、ティムは死去前にホラー映画『STREAM 2: Sudden Death』で自身が出演するすべてのシーンの撮影を完了していたという。車椅子での生活が続くなかでも、俳優として仕事を続けていた。健康上の制約を抱えながらも俳優として活動を続けていたことがうかがえる。

脳卒中から13年後の2025年には回顧録『Vagabond』も刊行し、自身の人生やキャリア、2012年の脳卒中などについてつづっていた。2025年のインタビューでは、脳卒中後も歩けない状態が続いていることを率直に明かしていた。

半世紀以上にわたる俳優人生

ティム・カリーを世界的に知らしめた代表作のひとつが、1975年公開のミュージカル映画『ロッキー・ホラー・ピクチャー・ショー』で演じたDr.フランク=N=ファーター役だ。公開当初は興行的に振るわず、批評家からも厳しい評価を受けたこの作品は、その後カルト的な支持を得て半世紀にわたって上映され続けている。スティーヴン・キング原作の1990年版テレビ映画『IT』で演じたピエロ・ペニーワイズは、現代ホラー史に残るキャラクターとして今も語り継がれる。他にも『ホーム・アローン2』『殺人ゲームへの招待』『マペットの宝島』など多彩な作品に出演し、ジャンルを問わない俳優としての幅を見せてきた。

舞台でも高く評価され、トニー賞に3度ノミネートされたほか、テレビではプライムタイム・エミー賞にもノミネートされた舞台俳優でもあり、スクリーンの内外で高い評価を積み重ねてきた。「悪役」を演じる時のティムには、恐怖と笑いと哀愁が同居していた。それが彼を唯一無二の存在にし、ジャンルも世代も越えて愛され続けた理由だろう。

8月25日(現地時間)、ティムはロサンゼルスのトルカ・レイク地区の自宅で息を引き取った。80歳だった。『STREAM 2: Sudden Death』で自身の出演シーンをすべて撮り終えた後の死去となった。

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