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「マイボトルに入れて何が悪い!」ドリンクバーで譲らない男性。だが、店長が最後まで変えなかった対応

  • 2026.9.4

ドリンクバーの前で、銀色のボトルが目に入った

休みの日の昼、家族と入った店でのことです。

料理を待つあいだ、私はドリンクバーへ飲み物を取りに行きました。

機械の前には、年配の男性が一人立っていました。手にしていたのは、店のグラスではなく、銀色の細長いマイボトルでした。

男性はそのボトルを機械の下に置き、野菜ジュースを注いでいました。

私は少し気になりましたが、その店で持参した容器を使ってよいのかどうかまでは知りません。何も言わず、自分のグラスを取ろうとしました。

そこへ若い店員さんがやってきました。

「お客様、恐れ入ります」

声を落として何か説明していましたが、私にはすべては聞き取れませんでした。

すると男性が、少し強い口調で返しました。

「マイボトルに入れて何が悪い!うるさいことを言うな」

周囲にいた何人かが、一瞬だけそちらを見ました。

「洗ってあるものを使って、どこがいけないんだ」

男性は納得できない様子で、ボトルを手にしたまま話を続けています。店員さんは何度か頭を下げたあと、「少々お待ちください」と言って奥へ下がっていきました。

店長は、言い返さずに同じ説明を続けた

少しして、店長らしい男性が出てきました。

私は、声の大きなやり取りになるのではないかと思いました。しかし店長は男性の少し横に立ち、落ち着いた声で説明しました。

「申し訳ありません。こちらでは、持参された容器へのドリンクバーの提供はお断りしているんです」

男性はすぐには引き下がりませんでした。

「でも、使い捨てじゃないんだから。こっちのほうがエコだろう」

店長は否定するように言い返すことはせず、もう一度、店の決まりとして持参した容器には入れられないことを説明しました。

男性が別の言い方で尋ねても、店長の口調は変わりませんでした。

そのうち、周囲も再び自分たちの食事や飲み物に戻っていました。私もグラスを持ったまま、少し離れた場所で待っていました。

しばらくすると、男性は何も言わずにマイボトルの蓋を閉めました。

そして台に置かれていた店のグラスを取り、改めて機械から飲み物を注ぎました。

店長はそれ以上何も言わず、男性も謝ることはありませんでした。そのまま、それぞれ席と店の奥へ戻っていきました。

声を荒らげなくても、伝わることがある

席に戻ると、妻が小さな声で言いました。

「店長さん、怒らなかったね」

確かに、店長は最後まで声を大きくしませんでした。相手を責める言葉も使わず、店としてできないことだけを繰り返し説明していました。

帰りぎわに男性の席の近くを通ると、店のグラスは空になっていて、銀色のボトルは鞄の横に置かれていました。

大げさな謝罪も、言い負かすような場面もありませんでした。それでも、あれ以上やり取りが続かなかったのは、店長が感情的にならず、必要なことだけを伝え続けたからなのかもしれません。

今でもドリンクバーを見ると、ときどきあの日の静かなやり取りを思い出します。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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