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「義理の両親が来る予定なんです」嘘をついてまで断ったママ友のお願い。数日後、ママ友に渡したものとは

  • 2026.9.5

夕方の売り場で、夕飯の話になった

子どもが同じ保育園に通うお母さんと、夕方の買い物先でばったり会いました。

その方は赤ちゃんを抱っこひもに入れ、上のお子さんも連れていました。顔を合わせれば少し話す程度の間柄だったので、通路の端にカートを寄せて、しばらく立ち話をしました。

話題が夕飯になり、私は「今日は子どものリクエストでハンバーグなんです」と話しました。

すると、その方は赤ちゃんを見ながら笑いました。

「いいなあ。最近、ちゃんと作れてなくて。ハンバーグなんてしばらく作ってないかも」

「まだ赤ちゃんも小さいですもんね。毎日大変ですよね」

そんな話をして、それぞれ会計へ向かいました。そのときは、少し疲れているのかな、と思った程度でした。

駐車場で、思いがけないことを言われた

買い物を終えて駐車場へ出ると、その方がまだ車のそばにいました。

荷物はすでに積み終えたように見えたので、何かあったのかと思い、「大丈夫ですか」と声をかけました。

すると少し迷ったような顔をしてから、こう言われたのです。

「もし迷惑じゃなければ、今晩一緒に食べさせてもらえませんか」

私は思わず黙ってしまいました。

その方は慌てたように、「食べるのは私と上の子だけなので。赤ちゃんはまだ食べませんし」と続けました。

夕飯の話をしたばかりとはいえ、自宅へ招くほど親しいわけではありません。どう返せばいいか分からず、私はとっさに言いました。

「ごめんなさい。今日は義理の両親が来る予定なんです」

本当は、誰も来る予定などありませんでした。

その方は「あ、そうですよね。急にごめんなさい」と小さく頭を下げ、そのまま車に乗りました。

断ったあとも、少しだけ気になっていた

家に帰ってハンバーグを焼きながら、私は駐車場でのやり取りを何度も思い返しました。

突然家に来たいと言われれば、困るのは当然です。断ったことは間違っていなかったと思います。

それでも、売り場で見た疲れた表情が気になりました。もしかすると、本当に夕飯を用意する余裕がないほど大変だったのかもしれません。

数日後、夕飯を少し多めに作った日に、私は園でその方へ声をかけました。

「多く作りすぎちゃったので、よかったらどうですか」

食事に招くことはできなくても、このくらいなら私にもできると思ったのです。

その方は驚きながらも受け取ってくれました。容器を返してくれたとき、「最近、夜もあまり眠れてなくて。ご飯も簡単なものばかりで、上の子に『またこれ?』って言われちゃって」と苦笑いされました。

あの日のお願いが、どんな気持ちから出たものだったのかは分かりません。

ただ、誰かに頼りたいほど余裕がない日もあるのだろうとは思います。今でも園で会えば少し話しますが、お互いに無理をしないくらいの距離が、私にはちょうどいいと感じています。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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