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日本ワインの聖地・山梨が快挙!「日本ワインコンクール2026」の表彰式に潜入してきた

  • 2026.9.3

近年、品質の高さから国内外で注目を集めている「日本ワイン」。それぞれの産地のイメージと、日本ワインの個性や地位を高めることを目的に、「日本ワインコンクール」が開催されているのをご存じだろうか。

2003年から始まった本コンクールは、毎年“日本ワインの聖地”である山梨で実施されている。今回は、2026年8月3日に行われた表彰式と受賞ワインセミナーに潜入。熱気あふれる現地の様子をレポートする。

今年も山梨で「日本ワインコンクール」が開催!
今年も山梨で「日本ワインコンクール」が開催!

日本ワインの聖地・山梨で行われる特別な2日間

表彰式の会場は、山梨県庁正庁。かつて重要な式典や公賓の接遇などに利用された格式高い場所で、生産者たちの緊張した様子も見られた。

本コンクールは、国産ブドウを100%使用した日本ワインを対象としており、生産者にとって日々の努力が実を結ぶ大切な舞台。当日は、多くのワイナリー関係者に見守られながら、「グランドゴールド賞」「金賞」「銀賞(部門最高賞)」などを受賞した生産者たちに表彰状が手渡された。

緊張感漂う空気のなか、歴史ある山梨県正庁にて行われた授賞式
緊張感漂う空気のなか、歴史ある山梨県正庁にて行われた授賞式

造り手の情熱に触れる「受賞ワインセミナー」

表彰式後には、シャトレーゼホテル談露館にて「受賞ワインセミナー」が開催された。セミナーでは、生産者が受賞ワインの特徴やワイン造りについて紹介。

参加者にとっては、受賞銘柄を味わいながら、品種や産地、醸造方法による違いに触れられる貴重な機会となった。単にワインを飲むだけでなく、その背景にあるストーリーを知ることで、ワインの楽しみ方はさらに深まっていく。

最多受賞は山梨!そのワインの味わいは?

今回のコンクールで特筆すべきは、開催地である山梨のワイナリーが県別でトップとなる111もの賞を受賞したことだ。日本ワインの聖地としての実力をいかんなく発揮した山梨。ここからは、注目の受賞ワイン2銘柄と、造り手の喜びの声を紹介する。

一つ目は、甲州部門で「グランドゴールド賞」の栄誉に輝いた、盛田甲州ワイナリー株式会社の「シャンモリ 柑橘香 勝沼甲州」。勝沼町岩崎地区の契約農家が育てた日本固有の白ブドウ品種「甲州」を100%使用したこのワインは、レモンやグレープフルーツを思わせるさわやかな香りと引き締まった酸味、すっきりとした飲み口が特徴となっている。

盛田甲州ワイナリー株式会社は、「これまで重ねてきた受賞を通じて、勝沼の『甲州』が、そのテロワールによって柑橘の香りを際立たせたワインを継続的に生み出すことができ、長年模索されている“甲州ワインのスタイル”として、その一例を示すものとなれば大変意義深い」とコメント。この受賞は、甲州ワインの可能性を広げる一手とも言えるだろう。

【写真】甲州部門で「グランドゴールド賞」を受賞した「シャンモリ 柑橘香 勝沼甲州」。当日はスモークトラウトのカルパッチョ風とのペアリングで提供
【写真】甲州部門で「グランドゴールド賞」を受賞した「シャンモリ 柑橘香 勝沼甲州」。当日はスモークトラウトのカルパッチョ風とのペアリングで提供

二つ目は、オレンジ部門で「部門最高賞」「金賞」を受賞した、株式会社甲府ワインポート ドメーヌQの「甲州黄金色」。甲府市産ブドウと武田神社のお堀から採取した酵母を使用し、さらに甲府で醸造された、まさに“オール甲府市産”のワインだ。よく熟された香り高いブドウの、みずみずしいビワのような味わいが魅力。

このワインについて、生産者の久保寺さんは「古くから栽培されてきた甲州種の侘び寂びを感じられるワインに仕上がりました」と語る。会場では、甲府市の老舗和菓子店である澤田屋の銘菓「くろ玉」と、地元で愛される「いなり寿し 清水家」のいなり寿司が提供され、甲州ワインならではの風味と和の食材のペアリングを楽しむことができた。

オレンジ部門で「部門最高賞」「金賞」を受賞した「甲州黄金色」は、地元の名物を使った意外なペアリングを提案
オレンジ部門で「部門最高賞」「金賞」を受賞した「甲州黄金色」は、地元の名物を使った意外なペアリングを提案

今回のイベントを通じて、日本ワインが着実に進化していることを実感した。生産者たちの熱意や探求心が、日本ワインの豊かな味わいを支えている。

なお、受賞したワインの多くは、各ワイナリーのオンラインショップや全国の酒販店などで購入が可能。週末のちょっとしたご褒美や、家族や友人との食事の席に、日本が誇るおいしいワインを選んでみてはいかがだろうか。

※20歳未満の者の飲酒は法律で禁じられています。

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