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「今回もひとつだけお願いできる?」毎回なぜか私に回ってくる役員の仕事。だが、担当を「見える化」したら、頼まれ方が変わった

  • 2026.8.31
「今回もひとつだけお願いできる?」毎回なぜか私に回ってくる役員の仕事。だが、担当を「見える化」したら、頼まれ方が変わった

「ひとつだけ」と言われると断りにくかった

子どもが幼稚園に通っていたころ、保護者の役員をしていました。行事の飾りづくりや名簿の整理、当日の受付など、やることは時期によってさまざまです。

役員の中には、仕事の割り振りをまとめてくれているママ友がいました。普段はよく話す相手で、私も頼まれればできる範囲で手伝っていました。

ただ、行事が近づくたび、なぜか私に声がかかることが増えていったのです。

「ごめん、今回もひとつだけお願いできる?なかなか担当が決まらなくて」

ひとつだけなら、と最初は引き受けていました。

ところが次の行事でも、その次でも似たように頼まれます。

一度、「今回はちょっと難しくて」と断ろうとしたこともありました。

すると、「じゃあ別の日ならどう?」「これだけでも無理かな?」と話が続きます。

相手も担当を決めなければならず、困っているのだとは分かっていました。

それだけに、強く断ることができません。

結局、「それならやるよ」と引き受けることが何度もありました。

家でできる準備は、自分の時間を使って進めます。作業そのものが大変というより、「どうして毎回、私に声がかかるんだろう」という気持ちのほうが少しずつ大きくなっていきました。

ほかの人がどう思っていたのかは分かりません。私自身も誰かに相談するほどのことではない気がして、何も言えないままでした。

分担表ができると、頼まれることがなくなった

その年の秋、次の行事について話し合う役員会がありました。

そこで会長が、行事ごとの仕事と担当者を書き込める分担表を持ってきました。

「これからは、誰が何を担当したか分かるようにして、なるべく同じ人に偏らないように決めませんか」

壁に貼られた紙には、行事の日付と仕事内容、その横に名前を書く欄が並んでいました。

まず、それぞれが都合のつく仕事に名前を書きます。空いたところは全員で確認しながら調整することになりました。

それまで仕事を割り振っていたママ友も、自分ができる欄に名前を書いていました。

誰か一人が「お願いできる?」と声をかけて回る必要がなくなり、誰がどれだけ担当しているのかも一目で分かります。

その後、私だけに何度も仕事を頼まれることはなくなりました。

空いている仕事があれば、その場にいるみんなで相談して決めます。私も都合がつくときには、自分から名前を書くようになりました。

以前のママ友との関係が悪くなったわけでもありません。行事の日には一緒に受付を担当することもあり、以前と変わらず話していました。

振り返ると、誰か一人が悪かったというより、「頼みやすい人に一人ずつ声をかける」という決め方そのものが、偏りを生みやすかったのだと思います。

担当が最初から見える形になっただけで、頼む側も断る側も気まずい思いをしなくなりました。

あの分担表を思い出すたび、少しの仕組みで人間関係の負担まで変わることがあるのだと感じます。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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