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【住宅の流行り廃り】黒い外壁・軒なし・窓なしはもう古い? いまの家づくりで“廃れていく”デザインと後悔しない実用性

  • 2026.8.30

「映える家」から「住みやすい家」へ! 住宅トレンドの変化

「映える家」はもう古い?
「映える家」はもう古い?

ファッションやインテリアと同じように、住宅のデザインや間取りにも時代ごとの「流行り廃り」が存在します。かつては洗練された印象で人気を集めたスタイルも、実際に暮らし始めてみると「暑さや寒さが厳しい」「お手入れやメンテナンスが大変」といった理由から、見直されるケースが増えています。

近年の住宅市場では、建築資材や光熱費の高騰、共働き世帯の増加に伴い、単にSNSで映えるデザインよりも「省エネ性能」「家事動線の短さ」「修繕費の抑えやすさ」といった実用面が強く求められるようになってきています。

その結果、見た目のスタイリッシュさを最優先して設計された住まいに対して、実際に住んでから不満を感じる声や、将来的な負担を懸念する声が目立つようになってきました。

黒い外壁・軒なし・窓の少なさ… 外観で後悔しやすいポイント

日差しや雨の影響を受けやすい外観デザインには注意が必要
日差しや雨の影響を受けやすい外観デザインには注意が必要

外観トレンドにおいて、まず見直され始めているのが「黒い外壁」です。モダンでスタイリッシュな印象を与える一方で、「夏場に外壁が熱を持ちやすい」「色褪せや汚れが白っぽく目立ちやすい」「近隣に黒い家が並ぶと街全体が暗く見えてしまう」といった声が上がっています。

また、屋根の庇(ひさし)が出ない「軒(のき)のない家」も注意が必要です。外観がシンプルですっきり見えるメリットがあるものの、雨や日差しが直接外壁や窓に当たるため、雨漏りリスクや夏場の室温上昇、壁面の劣化が早まる要因となります。

さらに、断熱性や防犯性を高めるために「窓を減らした箱型の家」も増えていますが、光の取り入れ方を緻密に計算していない場合、室内が薄暗く閉鎖的に感じられたり、外観が倉庫のように見えてしまったりすることがあります。

吹き抜け・アイランドキッチン・小上がり… 間取りや設備のメリット・デメリット

家族のライフスタイルに合わせた間取り選びが長く快適に暮らす鍵
家族のライフスタイルに合わせた間取り選びが長く快適に暮らす鍵

室内空間においても、デザイン性と居住性の間で評価が分かれています。開放感が人気の「吹き抜け」や「リビング階段」は、高い断熱性能や全館空調が整っていないと、「冬場に暖気が上に逃げて寒い」「リビングの音や料理の匂いが家中に響く」といった悩みに直結しがちです。

おしゃれな「アイランドキッチン」は、十分なパントリーや背面収納がないと散らかりやすく、調理中の油跳ねや水跳ねがリビング側に広がりやすいデメリットがあります。「小上がりの和室」も、掃除機やロボット掃除機の手間が増えたり、将来的なバリアフリーの観点から平坦な畳スペースにすればよかったと振り返る声が見られます。

どのデザインや設備にも魅力が存在しますが、大切なのは「見た目の好み」だけで決めず、10年後や20年後のメンテナンス費用、日々の家事負担、家族の生活動線まで考慮することです。デザインと機能性のバランスが取れた住まいこそが、流行に左右されず長く愛される快適な家となります。

(LASISA編集部)

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