1. トップ
  2. 藤井フミヤと巡る「杉本博司 絶滅写真」——作品の背景にある技巧と思惑

藤井フミヤと巡る「杉本博司 絶滅写真」——作品の背景にある技巧と思惑

  • 2026.8.30
Hearst Owned

写真好きの友人を通して、以前から現代美術作家・杉本博司の存在やその作品を知っていたという藤井フミヤさん。杉本さんの写真に特化した展覧会としては国内21年ぶりとなる本展の会場を巡りながら、なぜ杉本作品が絶賛を浴びるのか、そのすごさの秘密に迫ります。

「杉本博司 絶滅写真」展示風景 東京国立近代美術館(以下同様) PHOTO:CEDRIC DIRADOURIAN

<Profile>
藤井フミヤ(ふじいふみや)/歌手、アーティスト

1983年チェッカーズのボーカルとしてデビュー。1993年以降ソロアーティストとして楽曲制作、コンサートツアーを行う。大のアート好きで、93年に開催したコンピュータグラフィックス展「FUMIYART〜 TAKE A BREAK〜」を皮切りに絵画の分野でも活動を続けている。作品集に『The Diversity』(アートオブセッション、2019年)など。2026年10月には「藤井フミヤ ARENA LIVE 2026 360°」を大阪城ホール、日本武道館にて開催予定。


内覧会にて、杉本さんと初対面の2ショット。 Hearst Owned

「実は知り合いに誘われて内覧会にお邪魔したのですが、たまたま杉本さんも会場にいらしたので、畏れ多くも一緒に写真を撮っていただきました(笑)。ご本人にお会いするのは初めてで緊張しました。今日は2度目の鑑賞ですが、よりじっくりと作品を理解することができそうです」

時が止まったものを現在に甦らせる

――会場に入って最初に展示されているのは〈ジオラマ〉シリーズ。アメリカ自然史博物館などにあるジオラマを撮影したシリーズで、杉本さんは1975年に初めて《シロクマ》などを撮影しています。書割の風景を背景とした偽物の動植物が、杉本さんの手にかかるとまるで生きているように見えるから不思議です。発表当初は「こんなに野生動物に近づいて、大丈夫だったんですか?」と聞かれることもあったとか。

杉本博司《アビシニアコロブス》1980年 ゼラチン・シルバー・プリント 119.4×185.4cm (C) Hiroshi Sugimoto / Courtesy of Gallery Koyanagi

「普通は動いているものの一瞬を捉えるのが写真だけれど、この〈ジオラマ〉は時が止まったままのものを写して、まるでリアルな時間がそこにあるかのように見せていますよね。それに、生命がないものを写して生きているかのように見せている。その二つの意味で、すごい作品ですよね」

――杉本さんは75年の第1回目の撮影以降、6回にわたってアメリカ自然史博物館で撮影しています。人権への配慮からなかなか撮影許可が下りなかった《ムブティ・ピグミー》《ポコット族》、また《ホモ・エレクトス》の3作を昨年、ついに撮影することができ、このシリーズを通して人類史を完結させるという長年の杉本さんの願いが叶ったそうです。

杉本博司《ポコット族》2025年 ゼラチン・シルバー・プリント 119.4×185.4cm (C) Hiroshi Sugimoto / Courtesy of Gallery Koyanagi

「筋肉の盛り上がりや血管の筋などもちゃんと再現されているから、ジオラマ自体の出来も相当良いんでしょうね。あと、ジオラマだから当然、植物や動物の配置や構図が完璧ですね(笑)。とはいえ実際に目の前にジオラマがあったら、チープな偽物感に溢れているだろうけれど、杉本さんの写真だと本当に類人猿が歩いている足並みや、鳥が飛び立つ瞬間がリアルに感じられますよね」

〈ジオラマ〉シリーズの1つ《類人》(1994年)を見る。 PHOTO:CEDRIC DIRADOURIAN

――片目を手で塞いでジオラマを見た時、遠近感が曖昧になったことで、ジオラマが妙にリアルに見えた経験から、このシリーズを思いついたという杉本さん。しかし素人の私たちがカメラを向けたって、あの作品のようには撮れません。そこには撮影と現像における高度なテクニックがあるのです。そのことは3階所蔵品ギャラリーの一角にサテライト展示されている「スギモトノート」を見るとよく分かるのですが、それは1階の展示を見終わってからにしましょう。

杉本博司《類人》1994年 ゼラチン・シルバー・プリント 119.4×149.2cm<br>この作品に添えられた狂歌は「立ってみた腰は痛いし肩こるが もろてをあげてやったぜ万歳」。 (C) Hiroshi Sugimoto / Courtesy of Gallery Koyanagi

「〈ジオラマ〉シリーズって、なんかふっと笑えるところがあるんですよね。偽物を撮影しておいて、『これって本物だよね? 違うの?!』と人を驚かせ、戸惑わせるのを楽しんでいる杉本さんの思惑が見え隠れする。一つ一つの作品に添えられた狂歌もユーモアがあったり、皮肉めいたメッセージだったり。洒落が効いていますよね」

映画1本分の時間を封じ込めた写真

――続いては〈劇場〉シリーズ。映画館に8×10の大型カメラを持ち込み、客席後方の中央からスクリーンに向けて構え、映画を1本上映している間、シャッターを開放したまま撮影します。するとスクリーンは長時間露光で真っ白い矩形となり、その光が館内のインテリアをぼんやりと照らし出すという作品です。

右は《U.A.プレイハウス、ニューヨーク》(1978年)、左は屋外のドライブインシアターを撮影した《ユニオンシティ・ドライブイン、ユニオンシティ》(1993年)。 PHOTO:CEDRIC DIRADOURIAN

「〈劇場〉シリーズは以前にも写真集やどこかで見たことがあります。しかし、映画館を借り切って撮影したのだとばかり思っていましたが、違うんですか?!」

――この展覧会を企画したキュレーターの増田玲さんによれば、シリーズ初期の頃は、事前に撮影許可は取りつつ、あまりお客が入っていない営業中の館内に入っていき、お客さんが数人座っていても構わずに撮影をしたそうです。撮影の邪魔にならないよう席を移動してもらったり、タバコを吸わないように頼んだり、時には座席にテープを貼って座れないようにマーキングしたり、なかなか苦労があったとか。

杉本博司《U.A.プレイハウス、ニューヨーク》1978年 ゼラチン・シルバー・プリント 119.4×149.2cm (C)Hiroshi Sugimoto / Courtesy of Gallery Koyanagi

「そうだったんですか! ということは、行った時にそこで上映されていた映画を撮っていたんですね。それも上映中はずっとシャッターを開いて撮影しているなんて初めて知りました。単なる真っ白いスクリーンには映画1本分の時間が流れているんですね。つまり時間の蓄積を撮っているということか、すごいコンセプトだなぁ」

――〈劇場〉シリーズの発展形として〈廃墟劇場〉シリーズがありますが、こちらは廃業して廃墟化した映画館や劇場に杉本さんがスクリーンを持ち込み、自身が選んだ映画のDVDまたはブルーレイを大光量プロジェクターで投影して撮影しています。

杉本博司《パレス・シアター、ゲーリー》2015年 ゼラチン・シルバー・プリント 119.4×149.2cm (C) Hiroshi Sugimoto / Courtesy of Gallery Koyanagi

「このパレス・シアターには『白雪姫』を投影したそうですね。ボロボロの廃墟劇場にディストピア系や核戦争ものの映画ではなく、あえてディズニーアニメを持ってくるところがアバンギャルド、というか笑えますよね。この場所で『白雪姫』が上映された光景を思い浮かべると、なんだか可笑しい」

水平線の先に永遠を感じる〈海景〉

――〈廃墟劇場〉シリーズ、そして《華厳滝》の先には、弧を描く壁に7点の〈海景〉が展示された大空間が広がります。杉本さんの代表作であり、最も人気の高いこのシリーズは、1980年の《カリブ海、ジャマイカ》以来、世界各国で200点以上撮影されてきました。人工物が全くない海と空で画面を1:1に等分した写真は、太古の人類が見たであろう風景を追体験するというコンセプチュアルアートなのです。

〈海景〉7点がずらりと展示された空間で。 PHOTO:CEDRIC DIRADOURIAN

「これが太古の人が見たのと同じ景色ですよと言われれば、確かに納得させられますよね。陸だと、地殻変動が起きたり火山が爆発したりして、地形が変わったりもするでしょうが、水平線は大昔から変わらないだろうから。たいていの現代アートって小難しくて、わかりにくかったりするけれど、杉本さんの場合、『あっ!』という驚きとともに、実にわかりやすくストレートに理解できる。そこが杉本さんというアーティストの最大の魅力でしょうね」

《スペリオル湖、カスケード川》(1995年)を見る。 PHOTO:CEDRIC DIRADOURIAN

――よく見ると、水面が風にあおられている様子や、水面を叩く雨粒なども確認できます。これほどの大判に引き伸ばしても細部がくっきりと明快なのは、8×10カメラによる銀塩写真だからこそ。フィルムの粒子とデジタルのピクセルの単純比較はできませんが、最新鋭のデジタルカメラよりも数十倍も解像度が高いのです。藤井さんがご覧になっているのは《スペリオル湖、カスケード川》(1995年)ですね。白の階調が美しいです。

「何か一点、杉本さんの作品を手に入れるとしたらやはり〈海景〉がいい。実にシンプルなのにずっと眺めていられます。飾る場所はリビングかな」

人間の権力と欲望の象徴であるタワー建築が示唆するもの

――お次は〈建築〉シリーズです。ロサンゼルス現代美術館の依頼で20世紀のモダニズム建築を撮影することになった杉本さん。大判カメラのレンズボードを"無限遠"の位置よりも倍に設定することで、ピンボケの建築写真となりました。これは建築家が設計段階に自分の脳内に描いた建物の姿なのだとか。

ル・コルビュジエが設計し1931年に竣工したサヴォア邸を撮影した作品。 PHOTO:CEDRIC DIRADOURIAN

「建物が建つ前の建築家の頭の中を覗いたという、ものは言いようと言いますか、これまた面白いコンセプトですね。今回はクライスラービルや、ワールド・トレード・センターなどタワーが多いそうですが、タワーって人類の進化、技術革新が行き着いた先の象徴みたいなものですし、権力と欲望のあかしでもある。人間の傲慢さが神の怒りに触れた『バベルの塔』の比喩も感じられる。そういう意味では人類が滅亡に向かうことを暗示しているようにも思えます」

9.11テロで崩落する4年前に撮影された《ワールド・トレード・センター》(1997年)。 PHOTO:CEDRIC DIRADOURIAN

自然科学から古美術まで、縦横無尽に作品化する

――蝋人形を撮影した〈肖像〉シリーズ。昭和天皇やナポレオン、ヴィクトリア女王など歴史上の有名人が並びます。

憂いを含んだような独特の微笑みをそっくり写したダイアナ元妃の蝋人形は、ロンドンのマダム・タッソー蝋人形館で撮影された。《ダイアナ、プリンセス・オブ・ウェールズ》(1999年) PHOTO:CEDRIC DIRADOURIAN

「生命のない蝋人形に命を吹き込むという、すごいアイディアですよね。昭和天皇やダイアナ妃は生前の姿を見て知っているけれど、ヘンリー8世になると、どんな人だったのか知る由もない。画家のハンス・ホルバインが16世紀に描いた肖像画をもとに立体化された蝋人形を、わざわざ写真に撮ってまた平面に戻したんですね。複雑ですね(笑)」

――〈放電場〉シリーズは唯一、カメラを使わずに撮影された作品です。暗室内で起電機を使って高圧の電気を起こし、それをフィルムの上に放電し直接焼き付けたのがこの作品。電流の強さや、フィルムを漬けた塩水の濃度などによって、さまざまな痕跡が生まれます。

杉本博司《放電場 163》2009年 ゼラチン・シルバー・プリント 149.2×119.4cm (C) Hiroshi Sugimoto / Courtesy of Gallery Koyanagi

「〈ジオラマ〉を見た時にも思ったのですが、杉本さんの作品にはいつも自然科学が入り込んでいますよね。〈ジオラマ〉は生命の起源や人類史を追求しているし、この〈放電場〉は雷が火を起こし、その火を操るようになって初めて動物からヒトになり、文明が生まれ、電気に生活が支えられるようになったことを想像させます。それに、暗室でビビビッ!と放電させる行為を何度も繰り返す杉本さんって、実験に夢中になる少年そのものですよね。フィルムを浸す塩水の塩をいろんな種類で試してみたという話には驚きました」

――〈Opticks〉は杉本さんには数少ないカラー作品です。ガラスのプリズムを通って分光された光の色をポラロイドカメラで撮影し、デジタルプロセスを経て大判にカラープリントした、エディションなしの1点ものです。

《Opticks 066》(2018年)の前で。 PHOTO:CEDRIC DIRADOURIAN

「真っ黄色の画面は、絵の具で塗った絵画と誤解されそうですが、これは光の色なんですね。それにしてもものすごく鮮やか。これは小さなカラーポラロイドをデジタルデータにして、それを引き延ばしてプリントしているわけだから、本来ならいくらでも複製が可能なはずなのに、あえて1点ものなんですね? 徹底して“あまのじゃく”だな〜!」

――この作品の背景には、1704年にアイザック・ニュートンが『光学(Opticks)』という著作で初めてプリズムの分光を解き明かし、白い太陽光が屈折率の違う色の光で成り立っていることを発見したこと、そして光の研究こそがのちのカメラや写真の誕生に大きな影響を及ぼしていることがあります。

〈Opticks〉にはさまざまな色合いのバージョンがある。 PHOTO:CEDRIC DIRADOURIAN

――最後の部屋にはやや毛色の違う作品も。一つは《CAMERA MAN》と題されたメガネ。ただのメガネではありません。レンズの部分がカメラのシャッターのように開閉式になっており、メガネをかけても真っ暗で何も見えませんが、レリーズを使ってシャッターを開くと1秒間だけ見える仕組みです。人間が意識を持ち文明をスタートさせてから現在までの約1万5,000年を3分間だとすると、人の一生は大体1秒間。メガネをかけて闇を見つめた3分後にシャッターを開け、網膜に写った1秒間の景色があなたの一生ですよ、というこれもまた時間を操るような作品を杉本さんが考案し、カメラメーカーの〈シグマ〉と眼鏡ブランドの〈JINS〉の協力で完成しました。

《CAMERA MAN》(2026年)の展示。 PHOTO:CEDRIC DIRADOURIAN

「これまた工作少年、科学少年の杉本さんを彷彿させる作品ですね。頭に思い浮かんだ構想を、次々と実験しながら形にしていくんだろうな。それにしても自分たちが生きている現代なんて、1万年以上続いた縄文時代や、それ以前の恐竜の時代から比べるとあまりに短い。そのことに思いを馳せようというメッセージですね」

――そして《伝寂蓮法師筆 地獄草紙詞書断簡》に《光学硝子五輪塔》が添えられて、絶滅のムードを漂わせて展示は終わります。平安時代に寂蓮法師が書いたとされる地獄草紙の詞書の3行が断簡となって残ったのを杉本さんが入手し、杉本好みで表装した掛軸です。燃え盛る炎の部分は、古典作品から火焔表現を引用した杉本さんの創作です。

《伝寂蓮法師筆 地獄草紙詞書断簡》の前に《光学硝子五輪塔 335》を据えた特別出品2点の展示。五輪塔は下から「地水火風空」、その「水」にはフィルムに焼付けられた〈海景〉が仕込まれている。 PHOTO:CEDRIC DIRADOURIAN

「古美術に造詣の深い杉本さんだからこそ、自分の好みで裂を選び、表装をして作品化することができるのでしょうね。他の写真作品にも、どこか日本の古美術につながるような侘び寂びを感じるんですよ」

3階の「スギモトノート」の展示もお見逃しなく

――さて、3階所蔵品ギャラリーの一角に「スギモトノート」を展示したコーナーがあります。「スギモトノート」とは、1970年代初めから90年代の後半まで杉本さんが撮影時や暗室での作業行程を記録したり、思いついたことをメモした17冊のノートで、そのうちの4冊と、実際に手でめくって見ることができるレプリカ2冊が展示されています。これまで明かされていなかった杉本さんの技術面を垣間見ることができます。

「スギモトノート」 1980年代後半 〈劇場〉の暗室作業記録。 Hearst Owned

――撮影時の絞りやシャッタースピード、現像液や定着液の配合、現像時間を克明に記したページのほか、〈ジオラマ〉〈劇場〉シリーズの撮影時のカメラ位置や暗幕セッティングの寸法などを表した図も書かれています。露光条件を変えてテスト撮影したポラロイドが貼られている場合も。

「これを見ると、コンセプトはもちろんのこと、撮影と現像のテクニックも並大抵ではないことが分かります。〈海景〉は撮影場所を探す苦労があり、場所が決まっても天気が回復するのを何日も待ったりと、簡単にはいかないということがよく分かりました。また現像の時に、部分的に印画紙の上に手などをかざして焼き込む度合いを調整しているなんて、初めて知りました。そういう緻密な技術があってこそ、ジオラマや蝋人形が本物のように見えるんですね」

全ては無に帰する、それが摂理であるという明るい絶滅感

――さて、「杉本博司 絶滅写真」をご覧になっていかがでしたか?

「初めて杉本さんの作品を知った時から、この人はセンスの塊だと思っていました。どの作品もシンプルで、一分の隙もない茶室のような、禅のような印象があって。今日、実際に作品を拝見すると、理路整然としたコンセプトがありながら作品として美しいし、やっぱりセンスの良さを感じて感服しました」

「杉本さんが『銀塩写真の終焉』に目を向けていることには僕も共感します。音楽の世界もまさに同じで、写真がスマホで簡単に撮れるようになったように、僕らの音楽も配信になった。レコードもCDも絶滅寸前で、もう音楽家は物質として売るモノがないんですよ(笑)。コンピューターでなんでも加工できてしまう時代、何が本物なのかわからない。女の子がSNSに上げている写真だって、加工しすぎて本人とはかけ離れているでしょ(笑)。本質が消え失せてしまうことへの危惧を感じますよね」

「スギモトノート」のレプリカが展示されていて、ページを繰りながら閲覧できる。 PHOTO:CEDRIC DIRADOURIAN

「『絶滅写真』というタイトルは銀塩写真の終焉とか、現代社会の滅亡を感じさせますが、杉本さんはいつか全てが滅びていくことに対して悲壮感を抱くというよりは、“期待”すらしているようにも思えます。いわば明るい絶滅感かな。色即是空、空即是色ではないけれど、人類も、ものごとも、この世に生まれたものは全て“無”に還っていく、それが当然のことであり、そういうもんだよ、とおっしゃっているように感じました。図録を読み、3階の『スギモトノート』を見ることで、作品の面白さが10倍にも増すと思います」

「しかし杉本さんって、その作品の雰囲気から静謐で、厳格で、気難しい人のように受け取られていると思いますが、今回の狂歌付きの展示を見て、すごくユーモアがあり、ちょっとふざけたところがあるというか、人を笑わせたり驚かせたりするのが好きな人、洒落が効いている人だということがよく分かりました」

「杉本博司 絶滅写真」
会期/〜2026年9月13日(日)
会場/東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー(3階所蔵品ギャラリーにて東京国立近代美術館所蔵の杉本作品全点と「スギモトノート」をサテライト展示)
住所/東京都千代田区北の丸公園3-1
開館時間/10:00〜17:00(金・土曜は〜20:00)入館は閉館の30分前まで
休館日/月曜日
料金/一般¥2,300ほか
TEL/050-5541-8600(ハローダイヤル)
URL/art.nikkei.com/sugimoto

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ