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「お母さん、そんなにやることあるの?」お迎え後に帰りたがらない娘。だが、私が娘と向きあった結果

  • 2026.8.30
「お母さん、そんなにやることあるの?」お迎え後に帰りたがらない娘。だが、私が娘と向きあった結果

「お願いだから、今日はもう帰ろう」

保育園へお迎えに行くと、娘にはいつも一緒になる仲のよいお友だちがいました。

二人とも顔を合わせるとうれしくなってしまうようで、園の玄関を出てもなかなか離れません。

「もう帰るよ。お風呂もごはんもまだなんだから」

私が声をかけても、娘は「あとちょっと」と言って、お友だちのそばから動こうとしません。

「さっきも“あとちょっと”って言ったでしょう。ほら、行くよ」

「でも、まだ遊びたい…」

仕事を終えたばかりの私は、もうへとへとでした。家へ帰れば夕食を作り、お風呂に入れて、明日の準備もあります。

娘が楽しいのは分かります。それでも時計を見るたび、気持ちだけが焦っていきました。

お友だちのお母さんも、ときどき「そろそろ帰ろうか」と声をかけます。

けれど子どもたちが「もう一回だけ!」と頼むと、困ったように笑っていました。

「しょうがないなあ。本当にあと一回だけだよ」

その気持ちも分かります。せっかく楽しそうにしているのだから、少しくらい付き合ってあげたいのでしょう。

ただ、その「あと一回」が続く夕方、私は何度も同じ言葉を繰り返していました。

「お願いだから、今日はもう帰ろう」

強く言いたいわけではないのに、日に日に声がきつくなっている気がして、それも嫌でした。

「お母さん、そんなにやることあるの?」

ある夜、寝る前に娘と話してみることにしました。

「お迎えのあと、もっと遊びたい?」

娘は布団の中で、すぐに「うん」と答えました。

「だよね。楽しいもんね」

そう言ってから、私は続けました。

「でもね、お母さん、帰ってからごはんを作って、お風呂に入って、明日の準備もしたいんだ。遅くなると、寝る時間も遅くなっちゃうでしょう」

娘は少し黙ってから、不思議そうな顔をしました。

「お母さん、そんなにやることあるの?」

思わず笑ってしまいました。

「あるのよ、いっぱい」

すると娘も笑いました。

「じゃあ、明日はちゃんと帰る」

「ほんと?」

「うん。でも、一回だけバイバイする時間ちょうだい」

「それならいいよ」

二人でそう約束しました。

私が呼ぶ前に、娘が振り返った

次の日のお迎えでも、娘はいつものようにお友だちを見つけると駆け寄りました。

やっぱりすぐには帰れないかな。

そう思いながら待っていると、少し遊んだところで娘がこちらを振り返りました。

そして、お友だちに言ったのです。

「今日はもう帰るね。お母さんと約束したの」

お友だちは少し残念そうな顔をしました。

「もう帰っちゃうの?」

「うん。また明日遊ぼう」

するとお友だちも、「じゃあ、わたしも帰る」とお母さんのところへ戻っていきました。

そのお母さんが、少し驚いたように娘を見ました。

「ちゃんと約束したんだね。えらいなあ。うちも帰る時間、決めてみようかな」

私は「毎日、私が何回も言うのに疲れちゃって」と笑いました。

すると相手のお母さんも、「分かる。私も結局、まあいいかってなっちゃうんだよね」と苦笑いしました。

それからは、以前ほど帰るまでに時間がかからなくなりました。

もちろん、「今日はもう少し遊びたい」と言う日もあります。そんな日は「じゃあ一回だけね」と話して決めています。

何度も「帰るよ」と言い続けるより、なぜ帰りたいのかを娘に話したほうが、ずっと伝わりました。

あのころの私は、娘を動かそうとすることばかり考えていたのかもしれません。

今では私が声をかける前に、娘のほうから「じゃあ、また明日ね」と手を振る日も増えました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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