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「すべやすく」から始まった愛の連鎖 市川市動植物園「中の人」への温かい声

  • 2026.8.29
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サル山の群れ入れを目指すニホンザルのパンチくんで知られる、千葉県にある市川市動植物園。同園の公式Xに投稿された、工事現場のとある「看板」がきっかけとなり、思いがけずファンからの温かい言葉が集まる出来事がありました。週末の開園後、SNS上で起こった温かなやり取りを、詳しくお伝えします。

コーンの看板に、まさかの誤字

8月29日、正面ゲート奥のスロープ付近で行われている舗装修繕工事について、公式Xから注意喚起の投稿がありました。

公式Xより:「正面ゲート奥のスロープ付近ではタイルの起伏を平坦にする舗装修繕を施工中です。(サル山の工事とは無関係です)しばらくの期間、仮設通路となりご通行にご迷惑をおかけします。特に今日は雨が降り、滑りやすくなっています。十分ご注意をお願い申し上げます」

投稿に添えられた写真に写っていたのは、通路に置かれた注意喚起用のコーンの看板。

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どこが間違っているか分かりますか=市川市動植物園公式Xより

そこには「すべやすく なっています。気を付けて お通りください」の文字が。本来「すべりやすく」となるはずが、一文字足りない、ちょっとした誤字だったようです。

この看板に気づいたファンからは、注意喚起そっちのけで(?)和みの声が寄せられていました。

「どんよりお天気ですが、『すべやすく』にめっちゃ和みました。ほんわか雰囲気の市川市動植物園さんが大好きです」

「『すべやすく』ってなってますね。お茶目すぎて、癒された」

「コーンに付いてるの『すべやすく』になってますね。行く際は気をつけたいと思います」

わずかな誤字が、いつの間にか園の「ほんわか」な魅力として受け止められていたようです。

看板を直し、自ら「ポンコツ説」を投下

約1時間後、公式Xには修正された看板の写真とともに、こんなハッシュタグが添えられていました。

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修正された看板の写真=市川市動植物園公式Xより

指摘を受けてすぐに看板を直し、それを写真付きで報告したうえで、自ら「ポンコツ説」を提唱してしまう、この飾らないユーモア。しかし、この一言が思わぬ形でファンの心に火をつけたようです。

「修正早っ!!中の人仕事早い説」

「中の人さん、全然ポンコツではないですよ〜。みんな大好き中の人」

「今回、いいねするのを躊躇しました。中の人はポンコツではありません。とても思いやりのある素晴らしい方です」

コメント欄は瞬く間に、「中の人」を全力で擁護する声で埋め尽くされていきました。

会ったことがある人からも、温かいエピソードが

なかには、実際に中の人と顔を合わせたことがあるというファンからの、心温まる投稿もありました。

「ポンコツなんて、とんでもないです。7月末に、九州から伺いましたが、中の方にお会いでき、ちょっと声おかけしたら、気持ち良く答えていただきました。ありがとうございました」

「パンチくんのリアルバースデーの日にお邪魔しましたが、朝から明るく感じの良い楽しい人だなぁと感じました。パンチファンの集合写真を撮っていただき、とても嬉しかったです」

遠方でなかなか足を運べないファンにとっても、中の人の投稿は大切な「動植物園とのつながり」になっているようです。

ライターコメント

現場の看板1枚の誤字から、こんなにも温かいやり取りが生まれるとは思いませんでした。指摘をすぐ受け止めて直し、「ポンコツ説」なんて自分から言えてしまうところも含めて、多くのファンに愛されている理由がよくわかる出来事だったと思います。これからも、中の人の飾らない発信を楽しみにしています。

<ライタープロフィル>ゆんち

2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。

現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。

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