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性暴力は昔から… 祖母から聞いた「本物の記憶」を漫画にして伝える理由【著者インタビュー】

  • 2026.8.28

【漫画】本編を読む

ネットやテレビから流れてくる若年層の妊娠のニュース。まさか自分の子が当事者になるとは思っていないだろう。というより、思いたくない。しかし、親が考えもしないところで悪夢は生まれてしまうようだ。

漫画『娘が12歳で妊娠しました 逃げた男を絶対に許さない』(KADOKAWA)では、中学生になったばかりの娘のりこが性被害によって妊娠。母親の麗美は必死に相手の男を探そうとする。ところが、娘は事の顛末をかたくなに話そうとせず…。若年層の妊娠の過酷さに迫りながら、「自分には関係ない」とのたまう周囲の人間たちから理不尽な現実を突きつけられる娘と母の姿に、心を強く動かされてしまうこと必至だ。制作に向けた想いを作者のゆっぺさんに聞いた。

※この記事は若年妊娠など、センシティブな内容を含みます。ご了承の上、お読みください。

——本作で特に力を入れたシーンを教えてください。

ゆっぺさん(以下、ゆっぺ):祖母が語る戦争時代のお話は絶対に入れたかったエピソード。これは私自身が実の祖母から聞いた、本物の記憶です。理不尽な状況下で、生き抜くことの尊さを語る上で、これ以上の説得力を持つお話はないと思い、絶対に本作に入れたいと温めていました。今の時代を生きる子どもたちの苦しみと、かつての戦争という苦しみが、時を超えて共鳴し、のりこが前を向くきっかけになる重要な場面だと思っています。

作画を頑張ったのは、加害者がさらなる悪事を重ねるシーンです。加害者の歪んだ感情や物語が一気に破滅へと向かう緊迫感を、描きこめたのではないかなと思います!

——サスペンス要素によって、話が意外な方向に進むのも興味深いものでした。登場人物は最初から決まっていたんですか?

ゆっぺ:はい、この物語は実際のお話をベースにしているので、登場人物たちの役割や核となる部分はある程度決まっていました。当初予定していたサスペンス路線で惹きつけるパターンでは、容疑者候補のキャラクターもいくつか準備していたのですが、全員お蔵入りに(笑)。もしサスペンスが続いていたら、また違った形の展開になっていたかもしれません!

文=吉田あき

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