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バーテンダーが伝授! 芋焼酎の美しい"酸"を楽しむエレガントな水割り/@丸の内「The SG Tavern」

  • 2026.8.28

あなたの焼酎ライフに革命を! 洗練されたバーテンダーのセンスとテクニックで、本格焼酎を最高においしく飲ませてくれるレストランバー「The SG Tavern」。今回の【焼酎の教室】は全5回にわたり、焼酎を愛するバーテンダーの大渕修一さんが銘柄に合わせて考案した、ソーダ割り&水割りの手法を教わっていきます。最終回となる第5回目は、芋焼酎「襲(かさね)2025」」(松露酒造/宮崎)の水割り。今回はバーテンダーならではのプロフェッショナルなある“道具”を使って、酸を楽しむ水割りをお届けします!

バーテンダーが伝授! 芋焼酎の美しい"酸"を楽しむエレガントな水割り/@丸の内「The SG Tavern」

――教える人

「大渕修一さん 丸の内「The SG Tavern」」

2022年よりSG Groupに加わり、ワインカクテルのペアリングを提供するレストラン「swrl.」をマネージャーとして牽引。国内外の新店舗立ち上げにも携わる。本格焼酎に魅せられ、カクテルや水割り、ソーダ割りなどの多彩な飲み方を模索。いま蔵元からもっとも信頼されるバーテンダーの1人。


□入手ハードルは高いが、あれば水割りが劇的に変わる! “神道具”で仕上げる「襲」水割り

めくるめく大渕さんの焼酎ソーダ&水割り教室も最終回。最後はバーテンダー御用達の道具を使った、美しい“酸”を楽しむ至極の水割りで終わりたいと思います。

銘柄は2025年にデビューして、焼酎業界に間違いなく新しい風を吹き込んだ芋焼酎「襲(かさね)」。宮崎の松露酒造が生み出したこちらは、焼酎にはオフフレーバーとされていた“酸”にフォーカスし、その風味を唯一無二のバランスに昇華。大渕さんも衝撃を受けたと言います。

大渕さん
大渕さん

「この焼酎を語るには1時間かかるのですが(笑)。昨今ドリンク市場において、酸味というのはすごくフォーカスされています。焼酎の世界では酸味はそもそも存在しないとも言われていましたが、酢酸由来の酸に関しては蒸留しても焼酎に反映されるんです。松露酒造の杜氏の矢野裕晃さんは、『襲』でこの酸を意図的につくりだし、デザインしました」(大渕さん)

「襲」という銘柄名にはその響きの通り「重ねる」という意味があります。矢野さんは蒸留で酸を残し、その酸をデザインするように紅芋や紫芋、樽熟などいくつかの原種をブレンド。ふくよかな酸と複雑な香りが重なる、これまでにない芋焼酎が誕生しました。

「初めてこれを飲んだ時、焼酎のすごいステージを見ているなと思いました。そして蔵元が推奨している飲み方が、水割りなんです。水割りの魅力を再認識できる銘柄です」(大渕さん)

大渕さん
大渕さん

その味わいを「赤ワインのよう」と表現する大渕さん。どうやって水割りにするのか。使うのは、「BIRDY(バーディ)」というバーツールメーカーのデキャンタです。愛知県にある車の部品を研磨する企業で、金属を磨く技術を応用してバーツールの製造を始めたという背景もユニーク。

つくり方はごくごくシンプル。このBIRDYのデキャンタで水割りをつくると、「襲」の水割りが驚くほどおいしくなると言うのです。しかも研磨の方向の関係で、このデキャンタで液体を右回しにするか、左回しにするかだけでも味わいが変わると大渕さん。

「ええええーー」と今日一のナイスリアクションをする倶楽部メンバーたち。どんな味わいの水割りに仕上がるのでしょうか。

【用意するもの】
【器】ワイングラス
【氷】ロックアイス 1つ
【水】天然水
【道具】BIRDYのデキャンタ

□つくり方

(1)デキャンタに焼酎と水を注ぐ
BIRDYのデキャンタに45mlの焼酎と水45mlを注ぐ

デキャンタに焼酎と水を注ぐ
デキャンタに焼酎と水を注ぐ

(2)氷を入れる
ロックアイスを1つ入れる

(3)デキャンタを回す
手首のスナップを生かして、デキャンタを回して右に50回転させる

デキャンタを回す
デキャンタを回す

(4)注ぐ
氷を捨ててワイングラスに注ぐ

注ぐ
注ぐ

注ぐ瞬間も美しい、まさにバーの水割りといった一杯。「飲み比べてみてください」と大渕さんが普通につくった「襲」の水割りも用意してくれました。倶楽部メンバーたちの反応はいかに。

まず聞こえてきたのは「香りが違う!」という声。さらに口にすると「BIRDYでつくったほうのほうが角が取れていて、味に丸みがあります。すごくスムース」と次々にコメントが溢れ出します。

倶楽部メンバー
倶楽部メンバー

たしかに飲んでみると口当たりのまろやかさが明らかに違います。ワイングラスを傾けると、液体が口の中にスーッと綺麗に流れ込み、舌先に酸を感じたかと思うと、レーズンや梅のような甘酸っぱいニュアンス、芋の香りも感じられます。たしかにこのなめらかさは、水割りにしかできない質感。なんてエレガントな水割りなんでしょうか!

倶楽部メンバーたち
倶楽部メンバーたち

ちなみにこちらのBIRDYのデキャンタ、仕事ぶりもプロならば、お値段も20,900円としっかりプロフェッショナル。それでも「欲しい……」とオンラインショップの購入ボタンをポチりそうになっている倶楽部メンバーもいました。

□焼酎本来の味わいが引き出される、銘柄別のソーダ割り&水割り

乾杯
乾杯

これにて大渕さんの教室は終了。今回は実践型ということもあり、熱気冷めやらぬ倶楽部メンバーたちでした。

終了後には「器でこれだけ味わいや飲み心地が変わるというのが大きな発見でした」、「いつもソーダ割りでしたが、水割りが非常においしいなということが知れて選択肢が広がった」、「一生懸命働いてBIRDYを買います」などなど、ホットなコメントが飛び交いました。

焼酎はもっとおいしく呑める! みなさんもぜひ、家呑みで試してみてくださいね。


◇店舗情報

「The SG Tavern」
【住所】東京都千代田区丸の内1‐4‐1
【電話番号】03‐6259‐1886
【営業時間】17:00~翌1:00、日曜〜23:00
【定休日】なし
【アクセス】東京メトロ「大手町駅」直結


文:井上麻子 撮影:伊藤菜々子

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