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「同じ肉なのに、100グラム98円と108円はおかしい」値札ミスを疑う客。だが、私が示した事実とは

  • 2026.8.29

値札が間違っていると言われた

4年ほど前、スーパーの精肉売り場でパートをしていた頃の話です。

その日は精肉部門の店長が休みで、私は商品の補充や売り場の整理をしていました。

昼を過ぎた頃、「お客様が値段について確認したいそうです」と声をかけられ、売り場へ出ました。

そこにいた男性のお客さんは、同じ種類の肉が入った二つのパックを指さしました。一つは通常サイズ、もう一つは量の多い大容量パックです。

「同じ肉なのに、こっちは100グラム98円で、こっちは108円だろ。値札を間違えてるんじゃないのか」

確かに、同じ商品なのに100グラムあたりの価格が違えば、間違いだと思う人もいるかもしれません。

ただ、その日は大容量パックだけ、まとめ買い向けの商品として100グラムあたり10円安く設定されていました。

説明しても、まだ納得してもらえなかった

「大容量のほうだけ、お買い得価格になっているんです」

そう説明しましたが、お客さんは値札を見たまま首をかしげました。

「でも、同じ肉なんだろ。どうして量が多いほうが安くなるんだ」

私はもう一度説明しましたが、口頭だけでは伝わりにくいようでした。

そこで、売り場に出していた案内のPOPを指さしました。そこには、大容量パックが通常商品より100グラムあたり10円安くなることが書かれていました。

「こちらの商品だけ、まとめ買い用として価格を下げています。値札の間違いではありません」

お客さんはPOPと二つの値札を何度か見比べました。

少しして、「そういう売り方なのか」と言い、ようやく納得した様子でその場を離れていきました。

表示の見せ方も大事なのだと思った

対応が終わったあとも、私は少し気になっていました。

値段そのものは間違っていなくても、大容量だけ単価が違うことが目立たなければ、同じように疑問を持つ人がいるかもしれないと思ったからです。

後日、店長にその日のことを伝えると、「案内が分かりにくかったかもしれないね」と言われました。

そこで、大容量パックがお買い得商品だと分かるように、POPの位置を少し見やすい場所へ直しました。

お客さんの言い方には戸惑いましたが、疑問を持った理由まで考えてみると、こちらにも改善できる部分はありました。

正しいことを説明するだけでなく、最初から伝わりやすく見せることも、売り場では大切なのだと感じた出来事です。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた60代以上女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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