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国民的ドラマシリーズ“主演俳優”が新ドラマ制作「絶対、間違いない」配信前から“飛び交う”期待の声【テレ東×アマプラ】

  • 2026.9.14
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松重豊(C)SANKEI

2012年から放送が開始され、14年もの間愛され続けてきた、グルメドラマの金字塔『孤独のグルメ』。その主人公・井之頭五郎を演じ、長年支持されてきた松重豊とそのドラマチームがこの秋から新たな挑戦を始める。彼らが挑むのは、テレビ東京制作、10月3日(土)より、Amazon Prime Videoで独占配信されるドラマ『おいしいのつくりかた』。本作で松重は、主演ではなく監督・脚本・プロデュースを担う。

映画『劇映画 孤独のグルメ』でも監督に挑んだ松重が、配信プラットフォームで新たな食のドラマを作り上げるということで、注目を集めている。

“食べる男”から“つくる側”へ

原作マンガの映像化だった『孤独のグルメ』とは異なり、本作は完全オリジナル脚本による作品となる。主人公は、過去のあるトラブルから全てを失い、老人ホームで料理人として働く腕利きのシェフ・水橋英二だ。心を閉ざしている彼は、レシピ動画配信会社でディレクターとして働きながら、洋食の料理人だった最愛の祖父の味と店を守りたいと願う大沢加奈、その祖母で夫を亡くして生きる気力を失っている大沢智子と出会う。そして、地方の老舗洋食店の危機に立ち向かうというストーリーだ。

松重は本作への意気込みをこう語る。
「幸い僕には14年一緒に番組を作ってきた技術スタッフがいて、『おいしい』ものを撮ることにかけては世界一です。俳優部出身の僕は誰よりも役者さんの気持ちが分かります。そこに最高の音楽を合わせれば、観たことのない『おいしい』作品ができるはずです」

『孤独のグルメ』を14年作り続けたチームがいるからこそ、食を描くことへの自信を覗かせている。

物語は、地方の老舗飲食店の廃業というシビアなテーマを中心に据えている。地方と都市の格差や人口減少なども背景にあると思われるが、地方の豊かな食文化を支える“目利き”と“職人”の姿を描くことで、人間と人間がつながる心温まる群像劇になる予感を漂わせている。人生の岐路に立った人々が、前を向いて一歩を踏み出す様子をシズル感ある食の描写とともに見せてくれる作品になりそうだ。

北村有起哉、のん、加賀まりこ…キャストが語る“松重組”の引力

本作に松重自身は出演しないようだが、彼の元には魅力的なキャストが集まった。

主人公である料理人の水橋英二を演じるのは北村有起哉。料理人役は初めてだという北村は、「『孤独のグルメ』のシーズン1を観た時から、役者としての自我を一切主張せず、ただそこにある厨房に完全に溶け込んでいる料理人を演じたいとずっと思っていました」と長年の念願が叶った喜びを語っている。

さらに「人が生きていく中で“食”は密接に繋がっていて、心を動かしたり、元気を与えてくれたりする。ご覧になる皆様も最後にはきっとすごく温かい気持ちになっていただけると思います」と作品への期待を語っている。

また、大沢加奈役を演じるのは、のんだ。彼女は「松重監督の映像に向かう姿は真剣でプロフェッショナルで、かつ人間を面白がる角度に容赦がなくてわくわくしました」と監督としての松重豊を評価する。料理映像について「本作を見ていただいた暁には、ポークソテーを食べたくてしょうがない気持ちでいっぱいになることでしょう」と太鼓判を押す。
実際に配信前からSNSでも「もうポークソテーが食べたい」といった声も上がっている。

そして、最愛の夫を亡くし気力を失った大沢智子役を演じるのは名優・加賀まりこ。「松重さんが撮る作品に興味があり、なんだか面白そうだなと思ってお引き受けしました」と語りつつ、「劇中ではポークソテーが鍵になってくるのですが、そのポークソテーが本当に美味しくて、お芝居をするのが大変だったくらいです(笑)」と現場でのエピソードを明かしてくれた。酸いも甘いも噛み分けた世代の葛藤と再生を、加賀がどのように表現しているのかも注目ポイントだ。

このキャスティングに「滅茶苦茶、濃いメンバー」「早く見たい」「絶対、間違いないよね」などの声がSNSに上がっており、配信前から期待が高まっている。

派手なギミックはいらない。胃袋と心にじんわり染み入る作品の予感

刺激的な題材が好まれ、派手なアクションや大胆なサスペンスが人気の配信ドラマの世界において、本作はそのトレンドに逆行するかのように、身近な“食”と“人間”の関係を温かく見つめる。

もちろん、派手な作品も悪くないし、そういうものが見たい時もある。しかし、逆にほっこりした気分になりたい時もあるだろう。食べ物でも刺激物ばかりでなく、胃に優しいものが欲しくなる時があるのと同じことだ。

『おいしいのつくりかた』は、そんな優しい余韻を残してくれる作品となるに違いない。国民的ドラマとも言われる『孤独のグルメ』のように長く愛される作品の誕生を期待したい。


出典:ドラマ『おいしいのつくりかた』テレビ東京 公式サイト

ライター:杉本穂高
映画ライター。実写とアニメーションを横断する映画批評『映像表現革命時代の映画論』著者。様々なウェブ媒体で、映画とアニメーションについて取材・執筆を行う。X(旧Twitter):@Hotakasugi

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