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隣人「本当にすみません…」52歳会社員が写真片手に直談判→『1万円負担』となった“謎の黒い筋”

  • 2026.9.12
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。大手不動産会社に入社以降10年以上の現場経験があり、宅地建物取引士の資格を持つライターのT.Sです。戸建て住宅に長く暮らしていると、隣の敷地で家の建て替えや物置の新設があり、まわりの様子が少しずつ変わっていきます。

今回は、隣家に建った物置の屋根から落ちる雨水で、外壁が汚れるようになったGさんの事例を紹介します。

境界から1mの外壁に現れた黒い筋と地面の泥はね

会社員のGさん(52歳)は、築18年の戸建て住宅で暮らしています。隣家との境までは1mほどで、その部分に自宅の外壁と基礎が面している状態です。去年の春、隣家が境界沿いに大きな物置を新設しました。

物置の屋根は、Gさんの家のほうへ傾いています。去年の6月に大雨が降ったあと、外壁の下部が泥で汚れていることにGさんは気づきました。汚れは雨のたびに増え、秋には基礎(建物を支える土台部分)のまわりの地面がえぐれています。

雨の日に外へ出て見ると、原因が分かりました。物置の屋根には雨どいが付いておらず、屋根を伝った水が境界沿いの地面に一直線に落ちています。落ちた水の勢いで泥がはね上がり、Gさんの家の外壁に付いていたのです。乾いた泥が、黒い筋になって残っていました。

写真を見せて頼んだ雨どいの取り付けと洗浄代1万円

Gさんは、雨の日に水が落ちる様子と泥のはねた外壁をスマートフォンで撮影しました。後日、写真を見せながら隣人に事情を伝えます。

「物置の屋根の水が、うちの壁まではねているんです。雨どいを付けてもらいたいのですが…」

隣人は、水がGさんの敷地に落ちていること自体に気づいていませんでした。

「本当にすみません…」

写真を見てすぐに謝り、業者に頼んで物置の屋根に雨どいを取り付け、水は自分の敷地側の排水へ流すようにしています。

外壁の泥を落とす高圧洗浄の費用1万円も、隣人が負担しました。

雨の日の写真と具体的な頼みごと、進まないときの相談先

雨水が落ちている場所と汚れた外壁は、雨の日に日付が分かる形で撮影しておきましょう。晴れた日に見に来ても水は落ちていないため、写真がなければ相手に状況が伝わりません。

頼むときは、汚れて困っていると伝えるだけでなく「雨どいを付けてもらえませんか」と、対応してほしい内容を具体的に伝えてください。

民法には、屋根の雨水を直接隣の敷地に落とす工作物を設けてはならないという定めがあります。もし頼んでも対応してもらえないときは、自治体の無料法律相談などで弁護士に相談してみましょう。

参考:隣家の屋根から雨水が直接私の敷地内に落ちてきて困っています。隣人に対し、何らかの対策をするように要求できますか。(横手市)



ライター:T.S(宅地建物取引士・2級ファイナンシャルプランニング技能士)
大学卒業後、大手不動産会社に入社。10年以上にわたり、都心のタワーマンションから郊外の築古戸建てまで、数多くの現場経験を積む。現在は不動産ライターとして「業界の不都合な真実」や、消費者が陥りやすいマネーの罠について、実体験に基づく記事を執筆している。


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