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妻「夜になると低い音がするの…」夫が隣家を確認すると…「?!」実は“室外機ではなかった”騒音のワケ

  • 2026.9.11
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。大手不動産会社に入社以降10年以上の現場経験があり、宅地建物取引士の資格を持つライターのT.Sです。夏の暑さが落ち着いて過ごしやすい季節になると、夜間に窓を開けて眠る日が増えるのではないでしょうか。

そのような夜、周囲の住宅などから発生する音が気になって、なかなか眠れないことがあります。今回は、隣家の給湯器の音が気になり、市の窓口へ相談するに至った事例を紹介します。

築25年の戸建てで秋の夜に響いた隣家の給湯器音

Uさん(43歳・会社員)は妻と2人で暮らしており、築25年の戸建て住宅に住んでいます。夫婦が使う寝室は、隣家との境に面していました。隣家は去年の春に、屋外に設置された給湯器を交換しています。

夏の間はエアコンを使って窓を閉めていたため、Uさんは外の音を気にすることはありませんでした。しかし、秋に入って窓を開けて寝るようになると、深夜に低い音が続いていることに気づきます。

「夜になると低い音がするの。エアコンの室外機とも違う音で」

妻もUさんにそう言いました。隣家が設置したような電気給湯器は、料金の安い深夜電力を使って湯を沸かします。運転するのは、基本的に深夜から明け方までの時間帯にあたります。

とはいえ、隣家は古くなった給湯器を替えただけです。文句を言いに行くようで気が引けて、Uさんは切り出せずにいました。そして音が気になり出すと、寝つけない夜も出てきます。

市役所の環境課で教わった音の調べ方と隣人の対応

思い切ってUさんは、市役所の環境課に電話をかけました。給湯器の音の相談はほかにもあるそうで、担当者は本格的な調査になった場合の調べ方を教えてくれます。

「給湯器のそばと寝室の中で、同時に音を測ります。給湯器を動かしたときと止めたときで、寝室の音がどう変わるかを見るんです」

音が気になった日と時刻を書き留めておけば、測った結果と照らし合わせられるとのことでした。国が自治体向けに作ったガイドブックにある手順だそうです。

調べ方と、市役所に相談できると分かったことで、Uさんは隣人に話す踏ん切りがつきました。翌日、深夜の音が気になっていることを隣人に伝えます。

隣人はその日のうちに設置業者へ相談しました。数日後には湯を沸かす時間帯を昼間にずらす設定に変え、給湯器のまわりに防音板を取り付けました。以来、給湯器の音は寝室まで届かなくなりました。

給湯器の音が気になったときの記録と相談の進め方

音が気になったら、日付と時刻、どんな音だったかを書き留めておきましょう。窓口に相談したとき、測った結果と照らし合わせる材料になります。

相談先は市区町村の環境課など、騒音を扱う窓口です。国のガイドブックでは、以下の3つが対策として挙げられています。

  • 対策として運転する時間帯の変更
  • 防音カバーや防音板の設置
  • 機器の移設

どれを選ぶかは、機器を持つ側が設置業者と相談して決めます。もし自分が給湯器やエアコンの室外機を新しくするときは、隣家の寝室や窓に近い場所を避けられないか、業者に相談してみてください。

参考:地方公共団体担当者のための 省エネ型温水器等から発生する騒音対応に関するガイドブック(環境省)



ライター:T.S(宅地建物取引士・2級ファイナンシャルプランニング技能士)
大学卒業後、大手不動産会社に入社。10年以上にわたり、都心のタワーマンションから郊外の築古戸建てまで、数多くの現場経験を積む。現在は不動産ライターとして「業界の不都合な真実」や、消費者が陥りやすいマネーの罠について、実体験に基づく記事を執筆している。


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