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“親孝行”のために美少女コンテストに応募した【美人女優】とは?本音で語った父への愛

  • 2026.9.29
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2011年8月、映画『ワイルド・スピード MEGA MAX』の公開アフレコを行った武井咲(C)SANKEI

15年前の2011年9月、映画『ワイルド・スピード MEGA MAX』のPRイベントに登場したのは、当時17歳の武井咲だった。劇中でヒロイン・エレナの日本語吹き替えを務めた彼女は、自身のイラストがペイントされた車の助手席に乗って登場し、「スーパースターになった気分」と笑顔を弾けさせた。

カーアクション映画のイベントとあって、話題が車に及ぶなか、武井の口から飛び出したのは、芸能界入りの意外な動機だった。中学1年生のときに応募した美少女コンテストについて、グランプリの賞金で父に格好いい車に乗ってほしいと思って応募したと明かしたのだ。

きらびやかなスターへの憧れや芸能界への野心ではなく、父の車のために応募したという告白。当時すでに連続ドラマの主演を務めていた17歳の、あまりに飾り気のない素顔だった。

「浅はか」でも親孝行と笑う屈託のなさ

武井が応募したのは、数多くのスターを輩出してきた「全日本国民的美少女コンテスト」。結果はグランプリこそ逃し、目当ての賞金には届かなかったものの、モデル部門賞とマルチメディア賞を受賞したことで芸能生活がスタートした。

父の車にまつわるエピソードは、その後も折に触れて語られている。翌年、同じコンテストのゲストとして登壇した際には、父が小さい車に乗っているのが気になっていたと、照れくさそうに打ち明けた。さらに20代になってからの会見でも、「今思うと浅はかなんですが」と前置きしつつ、「親孝行です」と苦笑いしながら振り返っていた。自らの動機を「浅はか」と笑いながら、父親への愛情は真っ直ぐに誇る。

アウトバーンを走りたい小心者の可愛らしい背伸び

映画『ワイルド・スピード MEGA MAX』のPRイベントでは、映画の中に入ったら激しいカーアクションをやってみたいと言いながらも、プライベートでは小心者なのでスピードを出すことはなさそうだと、免許を取る前から安全運転を宣言した。

当時はまだ17歳で、免許は取れない年齢だった。それでも、18歳になったらすぐに取るつもりで、最初はかわいい車に乗りたい、いつかドイツのアウトバーンを走ってみたいと語っていた。

ブレイクの渦中で見せた貪欲さ

振り返れば、2011年の武井咲はまさに時代の寵児だった。月9ドラマ『大切なことはすべて君が教えてくれた』で注目を集め、春には『アスコーマーチ〜明日香工業高校物語〜』で連続ドラマに初主演した。翌年の大河ドラマ『平清盛』や映画『るろうに剣心』への出演も決まっていた。

そんななかで挑んだのが、初めてのハリウッド映画の吹き替えだった。公開アフレコ後の会見では「次は声だけじゃなくお芝居もしてみたいですね」と意欲を見せ、9月のイベントでも、今度は女優としてエレナ役をやってみたいと自ら売り込んだ。

ただ与えられたポジションをこなすだけでなく、貪欲に次のステップへ手を伸ばすバイタリティがあった。鳥肌が立つようなカーアクションの中に飛び込んでいきたいと話した彼女は翌年、映画『るろうに剣心』のヒロイン・神谷薫役として、アクション大作の世界へ役者として踏み込んでいくことになる。

家族を思った少女は3児の母となり地元の顔へ

2026年の武井咲は、地元・名古屋を中心に開催されているアジア競技大会の公式アンバサダーとして、大舞台の華やかな顔を務めている。

私生活では3児の母となり、女性ファッション誌『VERY』ではレギュラーの表紙モデルを務める。さらに地元・愛知の老舗食品メーカー、meitoのCMにも起用されている。

かつて父の小さな車を気にかけ、賞金を夢見て芸能界の扉を叩いた少女は、今や母となり、地元の顔を務める大人の女性へと成長した。


※記事は執筆時点の情報です

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