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15年前、TBSアナウンサーを“人生の伴侶”に選んだ【女優】『金八先生』出演の美少女

  • 2026.9.28
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星野真里-2010年2月撮影(C)SANKEI

15年前の2011年9月、女優の星野真里は自身のブログで、TBSアナウンサー(当時)の高野貴裕との結婚を報告した。印象的だったのは、その文章の率直さだ。おめでたい報告のなかで彼女が明かしたのは、自身の口下手についてだった。気持ちを口にするのが苦手な自分のとても拙い話を彼はしっかり聞いてくれると、感謝を伝えていた。

幼少期からテレビ画面の中で親しまれてきた女優が、人生の伴侶を得た報告で、真っ先に打ち明けたのが不器用さだった。だからこそ、彼女がなぜこの人に心を許し、惹かれたのかが、読む者の胸にじんわりと伝わってきた。

だが、この結婚報告にはもうひとつの忘れがたい巡り合わせがあった。実はこの年、星野は現実の入籍のわずか数カ月前、画面の中でも嫁ぐ娘を演じていたのである。

16年間お茶の間が見守った金八の娘

星野は7歳で児童劇団に入り、早くから子役としてキャリアを重ねていた。彼女の名を世に広く知らしめたのは、TBS系で1995年にスタートした『3年B組金八先生』第4シリーズだった。武田鉄矢演じる坂本金八の娘、乙女の役である。以降、シリーズが重なるごとに、視聴者は金八先生とともに彼女の成長を見守り続けてきた。

その長い旅の終着点となったのが、2011年3月に放送された4時間スペシャル『3年B組金八先生ファイナル』だ。

定年を迎える金八の家では、乙女の結婚式が間近に迫っていた。息子に続いて娘も家を出ていき、金八は一人残される寂しさを感じる。実に16年もの歳月をひとつの役と生きてきた星野が、シリーズの幕引きとともに父のもとを巣立っていく。

半年後にはドラマの外でも花嫁に

そのフィナーレからわずか半年後の9月1日、星野は現実の世界でも花嫁となった。相手は、青山学院大学時代の先輩だ。星野は2009年のDVD発売イベントで大学の先輩との交際を自ら明かしていて、その相手と報じられていたのが高野アナだった。

ブログでは、彼と過ごすなかで人と分かり合う楽しさや喜びを知り、以前より明るくなれたのも彼のおかげだとつづっている。

この吉報に、ドラマの“父親”も温かいコメントを寄せた。武田鉄矢は、正直驚いていると述べ、娘がドラマ以外でも嫁いでいくのだなという気持ちを明かして祝福した。ユーモアのある、笑いの絶えない家庭を築いてほしいとも続けている。

半年前に画面の中で送り出したばかりの愛娘を、今度は本当の結婚で見送る。「ドラマ以外でも」という言い回しには、長年親子を演じた武田ならではの照れと、深い慈しみが滲んでいた。

「余計な殻」が破れたあとに

結婚の報告で口下手を打ち明けた星野には、抱えてきた葛藤もあった。2010年に出演したラジオ番組で、彼女は胸の内を明かしている。子どもの頃はただ楽しくてやっていたことが、いつしか「仕事」として意識されるようになり、自信を失っていった。

そんな彼女の転機となったのが、2005年の映画初主演作『さよならみどりちゃん』だった。フランスの映画祭で主演女優賞を受賞し、宣伝のためにバラエティ番組へ出演する機会が増えていく。そこで明石家さんまをはじめ多くの人と出会い、こういう形でも人を楽しませられると知った星野は、余計な殻を取ってもらった気がすると振り返っている。

自分の口下手を隠すのではなく、結婚の報告に素直に書けるようになったことこそが、殻を破った彼女の確かな変化の証だったのだろう。

口下手だった娘が言葉を教える母になって

2026年2月、星野は著書『さいごにきみと笑うのだ』を上梓した。生まれつき筋肉の力が弱い難病、先天性ミオパチーを患う長女とともに歩んだ、10年間の日々の記録である。

星野は、本になる前の原稿を夫に渡したところ、いろいろ思い出して涙を流しながら読んでくれたようだと明かしている。そして日常の中で、周りにお願いをすることが多い娘に、言葉を大切にして気持ちを伝えていくことが大事なんだと、いつも言い聞かせている。

さらに同年8月には、『24時間テレビ』のチャリティーランナーとして80キロの道のりを見事に完走した。自分が走ることが、どうすればもっと優しい世の中になるのかを考えるきっかけになればうれしい。そんな祈りを込めた走りだった。ゴール直前には、車いすで出迎えた愛娘をギュッと抱きしめ、最後は涙と笑顔でゴールテープを切った。

結婚の報告で、気持ちを口にするのが苦手だと打ち明けていた人が、15年の時を経て言葉の重みを知り、気持ちは言葉で伝えようと我が子を導く母になっている。


※記事は執筆時点の情報です

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