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15年交際した彼女と“電撃入籍”へ。日曜劇場にも抜擢された【芸人俳優】と妻の歩み

  • 2026.9.22
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2011年9月、アンジャッシュの単独公演『五月晴れ』のDVD発売記念イベントで結婚指輪を見せる児嶋一哉(C)SANKEI

今から15年前の2011年9月、アンジャッシュの児嶋一哉が結婚を発表した。相手は、15年にわたって交際してきた女性だった。自身のツイッターでは、入籍したことと、これからもよろしくというあいさつを、短い言葉で伝えている。

交際15年という数字は大きいのに、報告は飾り気がない。その月の終わりには、新婚の妻について、ライブでよく笑ってくれる一方、鋭い指摘もすると話した。長く一緒にいる相手を、ただ優しい人として紹介しないところに、芸人の暮らしが少しのぞく。

晴れの日にもいつものやり取り

2011年9月10日の結婚報告には、お笑い仲間から祝福の投稿が届いた。からかいを含む言葉にも、児嶋は突っ込みを返しながらお礼を伝えている。

長い交際を経て結婚したというだけなら、壮大な恋の物語にもできる。しかし、児嶋の報告から聞こえるのは、普段のやり取りに近い声だ。祝われ、いじられ、言い返して、最後は感謝する。芸人仲間の中にいる児嶋の姿が、そのまま続いていた。

2011年9月29日には、アンジャッシュの単独公演『五月晴れ』のDVD発売記念イベントに登場した。同年5月の公演を収めた作品で、新婚生活も取材の話題になる。そこで出てきたのが、妻はライブをよく見に来て、笑ってくれるが、指摘も鋭いという話だった。

家族になった人が、自分の仕事を見てくれる。しかも、何でもほめてくれるわけではない。笑いを作る人にとっては、心強くも、少し気が抜けなくもなる相手だろう。よく笑うからといって、何でもほめる観客とは限らない。児嶋は結婚直後から、妻のその両面を紹介していた。応援する人と、厳しいことを言う人を、別々に分けていないのである。

俳優の仕事には妻の出番も増える

2020年11月、児嶋が『人生最高レストラン』に出演した際には、妻が仕事を手伝う日常が伝えられた。ドラマの台詞を練習するとき、児嶋以外の役をすべて妻が読むというのだ。

その年に出演したTBS系日曜劇場『半沢直樹』では、児嶋本人の台詞は少ないのに、相手役をまとめて引き受ける妻の負担は大きかったという。番組で紹介された妻のメッセージは、夫の俳優業を支える話でありながら、きちんと苦情にもなっていた。

一人分の台詞を覚える夫と、そのために何人分もの台詞を読む妻。二人の作業量が妙に釣り合わないところまで含めて、おかしい。立派な内助の功という言葉にまとめるより、その不公平さを口にできるやり取りのほうが、二人の距離を感じさせる。

2011年には、ライブを見て笑い、指摘もする相手だった。9年後には、俳優として働く夫の練習にも付き合い、その大変さを番組へ届けている。仕事の種類が増えると、家での会話にも、新しい役が増えていた。

けんかを翌日まで持ち越さない

同じ2020年の番組で児嶋は、けんかをしても、その日のうちに収めるという二人の決め事を話した。笑わせることで仲直りすることもあるという。妻への思いを聞かれると、ほかの相手は考えられないと答えていた。

長く一緒にいるから、意見がぶつからなくなるわけではない。言いたいことを言い、笑い、その日のうちに関係を戻す。児嶋が話した夫婦の日常には、特別な記念日よりも、普段を続けるための小さなやり方があった。

15年前の短い結婚報告を、後の言葉と並べると、二人の時間が少し具体的になる。ライブの観客になり、台詞の相手役になり、ときには苦情も言う妻。その人に笑ってもらうことが、舞台の上でも家の中でも、児嶋にとって大事なままなのだろう。それが、何とも芸人らしい。


※記事は執筆時点の情報です

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