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12歳で人気アニメの声優を務めた【美少女アイドル】7年後、専属モデルへ転身した努力の人

  • 2026.9.21
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久住小春-2011年1月撮影(C)SANKEI

今から15年前の2011年9月、久住小春がファッション誌『CanCam』の専属モデルになることが発表された。当時19歳。モーニング娘。を卒業した少女が、今度は服を着こなし、読者におしゃれを提案する側へ進む。

けれど、久住の顔を思い浮かべるきっかけは、人によって違うはずだ。モーニング娘。の7期メンバーとして覚えている人もいれば、テレビアニメ『きらりん☆レボリューション』の月島きらりとして、声や歌に親しんだ人もいる。専属モデルという新しい名前の前に、すでにいくつもの入口を持つ人だった。

現実のアイドルが演じる物語の中のアイドル

久住がモーニング娘。に加わったのは2005年。オーディションに合格した当時は、まだ12歳だった。その翌年には、テレビ東京系アニメ『きらりん☆レボリューション』の主人公、月島きらりの声を担当する。

原作は中原杏が少女漫画誌『ちゃお』で連載していた漫画。アニメは2006年4月に始まった。きらりがアイドルとして奮闘し、ネコのなーさんとともにさまざまな出来事に出会う物語だ。

アイドルになったばかりの久住が、アイドルを目指して頑張る少女を演じる。二つの成長を並べて見られる面白さがある。物語の中で応援したくなる主人公と、画面の外で活動する歌い手の距離が近かった。

2006年7月には、『恋☆カナ』を発売した。名義は「月島きらり starring 久住小春(モーニング娘。)」。主人公の名前、演じる本人の名前、所属するグループが一列に並ぶ。長い表記そのものが、この仕事の特別さを表している。

同曲はアニメのオープニングテーマになり、その後も『バラライカ』や『ハッピー☆彡』などが番組を彩った。アニメを見て、歌を覚え、久住の名前を知る。グループの楽曲とは別に、アニメの主題歌でも久住の歌が届けられた。

キャラクターがテレビの外へ出てくる

月島きらり名義での活動は、アニメの中だけにはとどまらなかった。2008年には、新ユニットのMilkyWayとしてテレビ東京系『おはスタ』にも登場。物語のキャラクターが、朝の番組で歌う人として目の前に現れる。

声を担当する仕事と、本人が姿を見せて歌う仕事を行き来するのだから、演じる側の出番も多い。子どもにとっては、漫画やアニメで好きになった人に、別の番組でも会える。久住のアイドル時代には、そういう楽しみが重なっていた。

2009年12月、久住はモーニング娘。とハロー!プロジェクトを卒業した。卒業を発表した際には、今後挑戦したいことの一つとしてモデルを挙げている。歌う少女として親しまれてきた人が、自分の名前で別の見せ方を探す時期に入った。

2011年の『CanCam』8月号には、モデルとして初登場。10ページの特集が組まれ、その反響を受けて専属モデルに決まった。いきなり肩書だけが変わったのではなく、まず誌面で読者に会い、次の出番につながっていったのである。

19歳の新しい表情を誌面で待つ

専属としての本格的な登場は、2011年9月発売の11月号だった。久住は、まだ信じられない気持ちもあると喜びを伝え、一人前のモデルとして認めてもらえるよう頑張りたいと話している。

同時に、卒業生たちによるドリーム モーニング娘。での歌手活動も続けていた。モデルになったから、歌っていた時間をすべて置いていくわけではない。慣れ親しんだ舞台に立ちながら、新しい誌面の仕事も始める秋だった。

12歳でグループに入り、きらりの声を演じ、その名で歌い、19歳でファッション誌へ。振り返れば、久住は見る人との出会い方を次々と増やしてきた。昔好きだったアイドルが別の場所に現れる喜びもあれば、モデルとして知った人の歌を後から見つける楽しみもある。2011年の専属起用は、少女時代を閉じるだけでなく、その先の表情を待ちたくなるニュースだった。


※記事は執筆時点の情報です

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