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60才で人生初のひとり暮らし。「見栄より快適さを重視した部屋づくり」Mimiさん

  • 2026.8.26

60才で人生初のひとり暮らし。「見栄より快適さを重視した部屋づくり」Mimiさん

小さくて自由な暮らしを楽しんでいる女性に、注目が集まっています。『60代からの小さくて自由な暮らし』(主婦の友社)から、60才にして人生初のひとり暮らしを始めたMimi さんの元気の秘訣を2回にわたって掲載。前回は、おしゃれについて語っていただきました。後編は、「住まい」と「暮らしの工夫と日々の心がけ」についてです。

住まい

本格的な老いに備えて、見栄えより快適さを重視した部屋づくりを心がけています。

お気に入りの服をインテリアの彩りに

寝室に「イケア」のハンガーラックを置いて、そのシーズンのお気に入りやよく着る服を吊るしています。こうしておくと、ひとり暮らしでも「着替えよう」という気持ちになるし、季節ごとの洋服の色や素材がインテリアのポイントにもなり、気持ちが華やぎます。サイドに置いているかごは、パジャマ入れ。日中、パジャマは隠して、気持ちをシャンと。

万が一に備えてベッド脇のチェストに救急セットを常備

ひとり暮らしで怖いのが体調の急変。しんどいときにあちこち探しまわるのはつらいので、ベッド脇に救急セットを備えています。上段は常備薬や目薬、体温計、血圧計、懐中電灯など。下段には母の介護の経験上、おむつを。災害時の備えにもなります。

家具はひとりで動かせるサイズ・大きさのものに

東日本大震災をきっかけに、万が一に備えて家具をサイズダウン。3 人がけのソファは「ニトリ」のひとりがけのチェア+フットレストに買い替えました。軽いので掃除が楽で、部屋も広々。

体力気力のあるうちにものを減らす

ものの整理には体力も気力も必要です。特に親が亡くなってしまったあと、思い出になったものを処分するのは心苦しいもの。家に親のものがある場合、親が元気なうちにケンカしながらでも片づけましょう。そのほうが後々楽です。うちは母親が器好きで、天井に届くほどの大きな食器棚にぎっしり詰まっていましたが、必要なものだけ残したら、キッチン脇におさまるように。使わないものがない状態が理想です。

つまずき防止のためカーペットは敷かない

だんだん足腰が弱っていく母親を見ていて、少しの段差がつまずきの原因になることを知りました。そのため床には極力何も置かないように。カーペットやラグも敷かないようにしています。

ハンカチを額装してインテリアのアクセントに

部屋に利便性ばかり求めてしまうと、寂しい部屋になってしまうので壁や棚の上にアートやオブジェを飾っています。中でも大好きなのは動物モチーフ。ハンカチを額装すれば、紙とはまた違った雰囲気のあるコーナーが作れます。このハンカチは「Atsuko Matano」のもの。

見えにくさをかわいい工夫でカバー

老眼が進むと、生活のさまざまな場面で不便さを実感するようになりました。ただそれと同時に、その不便を工夫する楽しさも得られるように。たとえばスイッチの文字の見えにくさは、猫のシールでカバーを。こういったことが頭の運動になるはず。

収納は最大数を決めておく

昔はスペースいっぱいに衣装ケースを並べていましたが、今はとり出しやすさを考慮して、高い位置やかがまなくてはいけない場所には置かないようにしています。押し入れなら7 個がベスト。ここにおさまりきらないものは買わないというルールを徹底しています。

収納物はひと目で中身がわかるように

衣装ケースの中身は積み重ねてしまうのではなく、四角く折りたたんで立てて収納を。面倒なようですが、こうしておくとお目当てのものを探しやすいので、使うときにノーストレス。自分の持ち物を常日ごろから視覚的に把握しておくことで、無駄遣いも防げます。

掃除しやすいように極力ものを置かない

水アカはためると落とすのが大変なので、水回りにはものを置かず、気になったときにサッと拭ける状態にしています。洗顔のあとにサッ。手洗いのあとにサッ。面倒だと感じなければ、自然と手は動くものです。

一時置きのためのスペースを作っておく

家が散らかってしまう理由。それは使いかけのものが散乱するのが原因だと感じています。そこで、このような流動的なもののために一時置きスペースを用意。出しっぱなしが防げて、雑然感がなくなります。

暮らしの工夫と日々の心がけ

ひとり暮らしの支えは自分自身。
体も心も元気でいるために日々できることを淡々とおこないます。

困りごとが解決したらノートに記しておく

一昨年の夏、エアコンのスイッチが入らずメーカーに確認したら「新しく電池を入れる際は数回カラの状態でスイッチを押してから入れ替えてください」と教えてもらいました。それにもかかわらず、すっかり対処法を忘れてしまっていた私は、昨年また同じことを問い合わせるハメに。自分の記憶力を過信せず、ノートに委ねる。そうすると気持ちも楽になりました。

TO DO リストで小さな達成感を得る

「困りごとノート」と同じように、もの忘れによるやるべきことの抜けや漏れを防ぐため
にTO DOリストを作るようになりました。書き出しているのは「今日やること」と「近々のうちにやること」。「今日」のリストのほうには買い物に行くとか床掃除をするとか、細々と書くようにしたら、どんどんリストを消化できるので、暮らしの中で達成感を得られるようになりました。

「老いてこそデジタル」の心意気で今後の暮らしを快適に

コロナ禍によるリモートワークをきっかけにiPadを購入し、日常でも使いこなせるようになりました。今後ますますデジタル化が進む世の中で、いつまでもデジタルが苦手とは言っていられません。自分が快適に暮らしていくための勉強は必要不可欠だと思っています。スマートウォッチ、スマートフォン、iPad は私の三種の神器。

スマートウォッチを相棒に気軽に体を動かす習慣を

私が選んだ「ファーウェイ」のスマートウォッチは、歩数や心拍数、活動量の表示のほか、1時間動いていないと振動する機能つき。テレビを見ていてブルッとしたら、好機ととらえて、ストレッチやダッシュなど体を動かすようにしています。

健康のため、食材の管理をきちんと行う

調味料を使いきれないことがあるので、開封した日づけをテープに書いて蓋に貼るようにしています。テープは冷蔵庫に貼りつけられるホルダーに入れておけば便利。また、買い置きも忘れがちなのでボードにメモを。ちなみに豚バラは大量パックを買い、炒め物用に5枚、お好み焼き用に2 枚など、枚数を違えてラップで包んで保存しています。

profile
M i m i さん
高知県在住。63 才。郊外のマンションに猫と暮らす。61 才のときにユーチューブチャンネル「Mimi’s life」を開設。「60 代ひとり暮らし」をベースとした衣食住のアイデアを発信中。著書に『60 代ひとり暮らし 明るく楽しく生きる術。』(主婦と生活社)がある。

※この記事は『60代からの小さくて自由な暮らし』主婦の友社編(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。

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