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「旅行には100万円くらいかけてるの」見栄を張り続けたママ友。だが、夫が漏らした事実に空気が凍りついた

  • 2026.8.5

夏休み前に始まった旅行自慢

夏休みが近づいたある日、幼稚園のお迎えを待つ保護者の間で、休み中の予定が話題になりました。

「今年はどこか行くの?」

ママ友に聞かれ、私は正直に答えました。

「近場の温泉に一泊する予定です」

すると彼女は、少し得意げに笑いました。

「うちは毎年ハワイ。旅行には100万円くらいかけてるの」

「毎年100万円?」

「主人が外資系で役職についてるから、それくらい普通なのよ」

さらに、「国内で一泊だけだと、子どもは退屈しない?」とまで言われました。

彼女は以前から、夫の会社や収入の話をよくしていました。

年収は2000万円を超えている、海外出張で忙しい、いずれは本部の責任者になる。話すたびに内容が少しずつ大きくなっているように感じましたが、確かめるすべはありません。

私は娘同士の関係を悪くしたくなかったため、「すごいですね」とだけ返し、深く聞かないようにしていました。

夫も参加した幼稚園の夏祭り

数週間後、幼稚園で夏祭りが開かれました。

休日だったため、普段は顔を見かけない父親たちも大勢参加していました。

例のママ友も、夫と子どもを連れて来ていました。

近くにいた保護者が夏休みの予定を尋ねると、彼女はいつもの調子で答えました。

「今年も海外に行くのよ」

ところが、その言葉を聞いた夫が、驚いた顔で妻を見ました。

「何の話?今年は俺の実家に二泊するだけだろ」

ママ友の笑顔が固まりました。

「海外は秋の話よ。まだ決まってないけど」

「いや、海外旅行なんて結婚してから一度も行ってないじゃないか」

夫は責めるつもりではなく、本当に話が分からない様子でした。

周囲にいた保護者たちは、何も言えずに黙ってしまいました。

さらに重なった思わぬ再会

気まずい空気の中、別のママの夫がこちらへ歩いてきました。

ママ友の夫を見ると、驚いたように声をかけます。

「あれ、○○さん。お子さん、こちらの園だったんですね」

ママ友の夫は、慌てて姿勢を正しました。

「部長、お疲れさまです」

その男性は、ママ友が何度も自慢していた会社で、夫の直属の上司をしている人でした。

「今日は会社じゃないんだから、そんなにかしこまらなくていいですよ」

部長はそう笑いましたが、ママ友はうつむいたままです。

夫が本当に同じ会社で働いていたことは事実でした。しかし、役職についているという話は違っていたようです。

ママ友は「子どもが呼んでるから」と小さな声で言い、その場を離れていきました。

自慢話がなくなった送り迎え

夏休みが明けると、ママ友から夫の収入や旅行の話を聞くことはなくなりました。

以前のように誰かの予定を聞いて比べることもありません。

ある日の帰り道、偶然二人きりになったとき、彼女がぽつりと言いました。

「この前は、ちょっと話を大きくしすぎた」

私は理由を尋ねず、「そうだったんですね」とだけ答えました。

その年、わが家は予定どおり近場の温泉へ行きました。豪華な旅行ではありませんでしたが、娘は何度も「楽しかった」と話してくれました。

旅行にいくらかけたかより、一緒に過ごした家族が楽しかったかどうか。そのほうが、ずっと大切なのだと思います。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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