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【風間ゆみえのブータン旅】ミニチュアのような美しい景色と人々の暮らし、日常にある祈り

  • 2026.8.26

IN THE MOOD FOR ESCAPE
 
初めて訪れたブータンは、想像していた以上に信仰が日常に息づく国でした。旅をしたのは、ちょうど淡い紫色のジャカランダが咲き誇る季節。花が風に揺れ、深い緑や赤茶色の土と溶け合う景色は、この国の美しさをより印象深いものにしていました。今回はそんなブータンで私が見た美しい景色や人々の暮らしをご紹介します。

Kingdom of Bhutan

ブータンの空港から見たのは、まるでミニチュアのような景色。

ブータンでは、祈りが日々の暮らしに織り込まれている。マニ車を回すことも祈りの行為のひとつ。

ジャカランダの花に彩られたプナカ・ゾン。

タイガーズ・ネストへと続く道では、馬が物資や観光客を山の上まで運ぶ。

水鏡のようなアマンコラ・プナカのプール。

アマンコラ・プナカのラウンジ。

マニ車を回す人、道端で手を合わせる人、僧侶だけではなく、ごく普通の人々の1日の中にも、祈りはごく自然にあります。特別な儀式ではなく、暮らしそのものの中にある。その姿が、この国の穏やかな時間を育んでいるようでした。その象徴ともいえるのが、断崖に建つチベット仏教の寺院、タイガーネスト。祝福を願い、この険しい山道を共に登る人々の姿を眺めていると、大切なのは、たどり着いた先ではなく、その道のりの中にあるのだと思えてきます。自然も、人も、祈りも、それぞれが主張することなく、同じ呼吸でそこにありました。その調和が、この国に流れる穏やかな時間を作っていたように思います。

ティンプーのメモリアル・チョルテンの周りで、静かに祈る人たち。

タクツァン僧院のタイガーネスト。
 

スタイリスト・植物療法士 風間ゆみえさん
スタイリスト、ファッションディレクター、フランス植物療法普及医学協会認定のメディカルフィトテラピスト、ルボア フィトテラピースクール講師と多数の肩書が。本誌の連載も好評。

photograph: YUMIE KAZAMA
 
otona MUSE 2026年9月号より

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