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「目が覚めなかったらどうしよう」意識を失っていた仔猫を拾ったら。衰弱した仔猫を拾うということのリアルと、命の重さ【書評】

  • 2026.8.21

【漫画】本編を読む

「衰弱した仔猫を拾う」ということは、かわいそうだから家に連れて帰る、だけでは終わらない。濡れた体を拭き、温め、息をしているか確かめ、病院を探す。何が正解なのかわからないまま、目の前の命をどうにかつなぎとめようとする時間が始まるのだ。

ライブドア公式ブログ「猫の手貸して」のぴなぱさん(@pinapapinapa)による『ねこねこネットワーク(NNN)にロックオンされています。』は、保護猫たちと出会ってきた一家の日常を描くコミックエッセイ。中でも、入居したばかりのアパートのゴミ捨て場で出会った茶トラを保護した時のエピソードには、痛いほど胸が締め付けられる。

1月下旬の雨の日、ぴなぱさんが拾った仔猫は、雨と自分の排泄物に濡れ、意識を失っていた。寒さで衰弱しているのだろうと思い、帰宅後、ぴなぱさんは、とにかく仔猫の体を拭き、温める。けれど、拾ったのはいいものの、これが正解かわからない。やがて仔猫は目を覚ますが、ぴなぱさんから逃げようとした途端、その場に倒れ込んでしまう。逃げようとするたびに何度も倒れる仔猫。寒さで弱っていただけではないのか。もしかして、事故に遭っていたのか。越してきたばかりで土地勘もない中、ぴなぱさんは駅前の動物病院へ向かう。

何とかしたいのに、何をすればいいのかわからない。その焦りと怖さが、苦しいほど伝わってくる。どうか無事でいてほしい。ただその一心で病院へ向かうぴなぱさんの姿に、読んでいるこちらも祈るような気持ちになってしまう。

文=アサトーミナミ

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