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「親の入院費のために…」父の口座から“200万”を引き出した40代娘、3ヶ月後に待ち受けていた“悲惨すぎる結末”【銀行員は見た】

  • 2026.9.4
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

こんにちは。銀行員のYamaです。

「親の入院費や葬儀費用に備えて、今のうちに口座から現金を出しておこう」

ご家族を想う親切心から、そのように考える方は決して珍しくありません。一見するとごく自然で善意に満ちた行動に思えるでしょう。しかし、その「良かれと思って行った独断の引き出し」が、長年連れ添ってきた親族同士の関係を悪くする引き金になるとしたら…。

今回は、13年間にわたり数々の相続現場に立ち会ってきた経験から、ある姉弟の失敗談をもとに、お金との正しい向き合い方をお伝えします。

ある姉弟のケース

ある午後、窓口に40代の女性が来ました。

入院中の父親の通帳と印鑑を握りしめて、「親の入院費のために」と200万円を引き出していきました。手続きに問題はありませんでした。何の変哲もない、日常の一幕でした。

その数日後、父親が亡くなりました。

三ヶ月後、相続手続きで兄弟三人が揃って来店しました。そのとき、弟のひとりが口を開きました。「お父さんの残高、おかしくないか」。

姉は入院費や介護費だと説明しました。だが領収書の合計と、引き出した金額が合いませんでした。差額について問われると、言葉に詰まりました。その沈黙が、全てを変えました。

窓口の取引が証拠になる瞬間

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

話し合いはその場で決裂し、最終的に弁護士を挟んだ調停になりました。

私は担当者として呼ばれ、引き出しの日時と金額を記録とともに証言しました。あの日の「普通の取引」が、法的な証拠として使われていました。

姉は使途不明分を相続財産に持ち戻す形で精算させられ、取り分は実質的に減りました。きょうだいの仲はそれきり戻らなかったと、後から耳にしました。

善意でやったことだったのかもしれません。それでも、結果だけが残ります。

記録の保管と家族間の共有を徹底する

親の入院費や葬儀代を準備したい場合であっても、他の相続人に無断で口座から現金を動かすと、後から使い込みや遺言書の書き換えを疑われ、感情的対立へ発展しかねません。

口座から資金を払い出す際は必ず領収書や使途の記録を残し、可能な限り事前に家族へ事情を共有しておくことがトラブル防止の鉄則です。

民法の仮払い制度や正式な相続手続きを活用し、法律に基づいた透明性のある対応を心がけることが、大切な家族と遺産を守る近道となります。


執筆:Yama

銀行員生活13年。法人・個人ともに営業を経験しております。

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