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実家の話を一度も聞かない義母が、帰り際に手渡した紙袋の中身

  • 2026.8.19
ハウコレ

母が漬けた梅干しを渡しても、義母から返ってくるのは短いお礼だけでした。私の仕事や夫の子ども時代についてはよく話すのに、実家の話には触れません。そんな義母が帰り際、母宛ての紙袋を差し出しました。

実家の話だけ聞かれない

夫と結婚して3年がたちました。定期的に夫婦で義実家を訪ね、日どりは義母とメッセージで決めています。

義母は話し好きで、夫の子どもの頃や近所の出来事、私の仕事についてもよく聞いてくれました。ただ、私の実家については、3年間で一度も質問されませんでした。

帰り際に言われるのは、いつも「お母様に、よろしく伝えてね」だけです。母と義母が話したのは結婚式のときだけで、それ以降、2人が直接連絡を取ることもありませんでした。

梅干しにも感想がなかった

母は毎年梅干しを漬けています。義実家へ行くときは、その梅干しを瓶に詰めて持っていくのが恒例になっていました。

ある訪問の日、私は「母が、また梅干しを漬けたそうです」と話しました。義母は「あら、ありがとうね」と返し、町内の掃除当番の話へ移りました。

梅干しの感想も、母への質問もありません。義母は私の実家に関心がないのだろうと考え、それからは自分から母の話を出さなくなりました。手土産を渡すたび、母の厚意を私だけが運んでいるようで、申し訳なさが残りました。

帰り際に渡された紙袋

その日も帰り支度をしていると、義母が玄関で紙袋を差し出しました。

「これ、お母様に。瓶をお返しするのと、お手紙。今まで何も聞かなくて、ごめんなさいね」

中には、洗った空の瓶が3本と、母の名前が書かれた封筒が入っていました。戸棚にしまわれたままだと思っていた梅干しを、義母は全て食べていたのです。

最初のお正月に、義母から「ご実家では、お正月はどう過ごされるの?」と聞かれた私は、緊張して「普通に過ごします」としか答えられませんでした。その返事を、義母は踏み込まれたくないという意思だと受け取っていたのです。

私は「母、喜びます」と答え、紙袋を受け取りました。その足で私は実家にそれを届けます。

そして...

数日後、母から電話がありました。

「丁寧なお手紙をいただいたのよ」

手紙には梅干しの味や食感について細かく書かれ、最後には、今度漬け方を教えてほしいとあったそうです。

次の訪問では、母が漬け方を書いたメモを梅干しの瓶に添えました。義母は戸棚へ運ぶ前に蓋を開け、私の前で「おいしい」と言いました。

3年間の遠慮がすぐになくなったわけではありません。それでもこれからは、私から母についての話を出したいと思います。

(30代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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