1. トップ
  2. エピソード
  3. 「少し休んでいけば」外で偶然出会った上司。だが、近すぎる距離感に感じた本音

「少し休んでいけば」外で偶然出会った上司。だが、近すぎる距離感に感じた本音

  • 2026.8.18

家庭訪問先の隣に、見覚えのある人がいた

学校で、子どもや保護者の相談を受ける仕事をしています。その日は、生徒の家庭を訪問する予定があり、住所を頼りに住宅街を歩いていました。

日差しの強い日で、駅から少し歩いただけでも汗がにじみます。目的の家を確認しながら角を曲がったところで、私は思わず足を止めました。

訪問先の隣の家の前に、勤務先で私の上司にあたる人がいたのです。

「あれ、こんなところでどうしたんですか」

向こうも私に気づき、驚いたように声をかけてきました。

私は仕事で近くまで来たことだけを伝えました。すると上司は、自分がこの家に住んでいるのだと教えてくれました。

「そうだったんですね」

職場では住所まで知る機会がなかったため、偶然に驚きました。

上司は少し話したあと、「暑いから、帰りに時間があれば寄っていけば」と言いました。私は次の予定もあったので、「ありがとうございます」とだけ答え、そのまま訪問先へ向かいました。

訪問を終えると、また声をかけられた

家庭での話は40分ほどで終わりました。

玄関を出ると、先ほどの上司がちょうど自宅の前に出てきたところでした。

「終わったんですね。まだ近くにいたんですね」

そう言いながら、再び「少し休んでいけば」と声をかけられました。

最初は単なる気遣いなのだと思いました。それでも、仕事中に上司の自宅へ立ち寄るのは気が進みません。

「このあとも予定がありますので、今日は失礼します」

そう伝えて、その場を離れました。

それだけなら、偶然会った日の出来事として終わっていたと思います。

ところが、その数日後の祝日、夜8時ごろに携帯電話が鳴りました。表示されていたのは、その上司の名前でした。

電話には出ませんでした。急ぎの仕事なら何か連絡が残るだろうと思いましたが、そのときは特にメッセージもありませんでした。

後日、職場で会っても、その電話について説明されることはありませんでした。

もちろん、たまたま仕事の用件があっただけなのかもしれません。家庭訪問の日に声をかけられたことも、暑い中を歩いていた私への親切だった可能性があります。

それでも、偶然自宅の隣で会ったことをきっかけに、職場の外でも距離が近くなっていくような感覚が、私には少し気になりました。

それからは、仕事と私生活の境目を曖昧にしないよう、必要以上に個人的なやり取りをしないようにしました。

相手に悪気があったのかどうかは、今でもわかりません。ただ、自分が違和感を覚えたときには、無理に合わせず距離を取ってもいいのだと思うようになった出来事です。

※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた50代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ