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推定100万ドル超え。カイリー・ジェンナーの巨大ペアシェイプダイヤのピンキーリングに見るジュエリートレンド

  • 2026.8.17
Getty Images

カイリー・ジェンナーは現在のところ婚約していないが、定期的にアイコニックなダイヤモンドリングを身に着けている。ファンが最初に彼女のペアシェイプダイヤモンドのピンキーリングに気付いたのは、2019年のことだった。

しかし今年に入り、彼女はまた別の巨大なピンキーリングを頻繁に愛用。ある時には、2つの輝くリングを重ね付けしているような姿も見せている。

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その堂々たるスタイルは圧倒的な存在感を放っていると、ジュエラーたちはUS版『ELLE』に語る。「リングを組み合わせることで、トワ・エ・モアスタイルのモダンな解釈が生まれ、多用途な重ね着けを楽しむことができます」と、「ゼールス」のマーケティング副社長であるアンジー・ケネディは語る。「どちらのセッティングも非常にミニマルで、ダイヤモンドが主役になるようデザインされているため、全体のルックは驚くほど計算された洗練さを感じさせます」

オーダーメイドの婚約指輪を手掛ける自身の名を冠したブランドの創設者、ステフ・マズエラはこう付け加える。「実は、この写真に写っている小さなほうのリングは、カイリーが2019年頃に身に着けていた、指に対して横向き(イーストウエスト)にセットされていたペアシェイプと同じものかもしれません。もしそうなら、人生の歩みや好みの変化に合わせて、ひとつのジュエリーを生まれ変わらせるというアイデアはとてもすてきですね」

2019年にもダイヤモンドのピンキーリングを愛用している。 Getty Images

カイリーは複数のピンキーリングを所有しているかもしれないが、今年、Instagramの投稿からアワードの授賞式、NBAのニックスの試合、そして広告キャンペーンに至るまで、脚光を浴びているのは大きなほうのリングだ。このジュエリーは「ロレーヌ シュワルツ」のものだと報じられているが、ブランド側はまだ正式に認めていない。

さらに、そのリングは技術的な偉業でもある。「ダイヤモンドがまるで手の上に浮かんでいるように見えます」とマズエラは語る。「その効果の一部は、石そのものの圧倒的なサイズ感によるものですが、繊細さと存在感のバランスを実現するためには、このようなリングは極めて精巧に作られている必要があります」

ここからは、専門家たちがカイリーのアイコニックなピンキーリングのディテールについて解説し、なぜそれが100万ドル以上の価値があると言えるのかをひも解いていく。

ピンキーリングにペアシェイプダイヤモンド

2026年、ピープルズ・チョイス・アワードでのカイリー。 Getty Images

カイリーのリングは、5つの爪で留められたペアカットのセンターダイヤモンドが際立っている。これがトレンドのシェイプであることには、明確な理由がある。「ブリリアント アース」のマーチャンダイジング担当シニア・バイスプレジデント、アニー・チェンはこう語る。「ペアシェイプは間違いなく今が旬のスタイルです。そのユニークなフォルムと個性、輝き、そして指を長く見せる効果から、婚約指輪でもジュエリー全体でも人気が高まり続けています」

「ローガン ホロウェル ジュエリー」の創設者兼CEOであるローガン・ホロウェルは、カイリーのピンキーリングが、人気の婚約指輪のダイヤモンドカットに異なる意味を与えていると考える。「私がこのリングを気に入っている理由は、ロマンスや柔らかさを連想させるシェイプを、意外な場所に配置している点です」と彼女は語る。「小指に着けることで、ダイヤモンドは伝統的な枠組みから外れ、より自己定義的なものに感じられます。特別なオケージョンのためというより、アイデンティティを表現するものになっており、まるで彼女が自分個人の表現の一部として選んだシグネチャージュエリーのようです。グラマラスですが、きゃしゃで大切に扱うべきものという感じはしません。自信に満ち、意図的で、まさに彼女自身のものという印象を与えます」

細身のパヴェバンド&隠しヘイロー

輝きはセンターダイヤモンドだけにとどまらない。カイリーがリングの土台に選んだ極細のパヴェバンドは、「ダイヤモンドで覆われており、さらに多くの輝きと光の反射を加えています」とマズエラは言う。

さらにダイヤモンドがあしらわれているのは、バンド部分だけではない。「ザ クリア カット」の創設者兼CEOであるオリヴィア・ランドーは、センターストーンの下にヒドゥンヘイロー(隠しヘイロー)があるように見えると指摘する。「これらは非常に計算されたディテールです」と彼女は語る。「パヴェセッティングされた爪があらゆる角度から特別な輝きを放ち、隠しヘイローがリングの動きに合わせてさりげない立体感ときらめきを与えてくれるのです」

「セッテ ジュエリー」の創設者、イザベル・ルーニーもこれに同意し、次のように説明する。「繊細な1.6mmのマイクロパヴェバンドですね。全体的なデザインはエレガントでタイムレスであり、細部に至るまでパヴェのディテールが精巧に施されています。5本爪のセッティングはバランスと耐久性を両立させており、特にこのサイズのダイヤモンドを固定するには重要です。『ロレーヌ シュワルツ』らしいシグネチャーセッティングの雰囲気がありますね」

センターストーンは推定10〜15カラット

ほとんどのジュエリー専門家が、カイリーのセンターストーンのサイズを2桁カラット台だと推測している。ケネディ、マズエラ、ランドーの3人は全員が10カラット以上だと考えており、ランドーとケネディは10〜15カラットの範囲だと推定している。

ルーニーはその中間の12カラットと予想。チェンの見積もりは最も高く、15カラットだ。

センターストーンを引き立てるミニマルセッティング

極細のパヴェセッティングは輝きを放ちつつも、センターストーンの存在感を損なうことはない。複数のジュエラーが、このスタイルがいかに意図的にミニマルに作られているかを指摘している。

「これほどのサイズの石となると、安全性とエレガンスのバランスが常に問われます」とホロウェルは説明する。「セッティングは、特にペアシェイプの先端部分においてダイヤモンドをしっかりと支える必要がありますが、リングが重たくなったり、大げさになりすぎたりしてはいけません。写真から見る限り、クリーンで自然体な存在感があり、それがこのジュエリーをモダンに感じさせています」

マズエラによれば、細いセッティングと大きなダイヤモンドが合わさることで、「視覚的に際立つ」スケール感が生まれているという。「ダイヤモンドが実質的に彼女の指の幅全体を覆っているため、浮かんでいるような効果が強調され、リングのプロポーションがほとんどシュールに感じられるほどです」

繊細なセッティングは日常使いよりもイベント向け

カイリーはこのピンキーリングを毎日身に着けているわけではない。そしてそのセッティングを考慮すれば、それは賢明な選択だ。「耐久性の観点から言うと、このような極細のセッティングは必ずしも日常使いには適していません」とマズエラは語る。「しかし、主にイベントや公の場に登場する際に身に着けるのであれば、美しさが優先されるのでしょう」

推定価値は数百万ドルにのぼる

カイリーのピンキーリングは一番小さな指に着けられているかもしれないが、その巨大なダイヤモンドのおかげで計り知れない価値を持っている。ジュエラーたちの見積もりには幅があるものの、数名が100万ドル以上と評価。チェンは200万〜300万ドルの価値があると見込み、マズエラは50万〜100万ドルと推定。ケネディは最低でも6桁の後半と設定し、「高品質の天然ダイヤモンドだと仮定すると、このようなリングは簡単に75万ドル以上からスタートするでしょう」と述べている。

このようにさまざまな推測が飛び交うのには、確かな理由がある。「カラット数、カラー、クラリティ、カット、そして産地といったダイヤモンドの正確な仕様がわからない以上、写真だけで正確な価値をつけるのは困難です」とホロウェルは説明する。「これほど見た目にもスケールの大きな天然のペアシェイプダイヤモンドであれば、その価値は間違いなく6桁台の後半になるでしょうし、石の正確な特性によってはさらに高額になる可能性もあります」

さらにランドーはこう付け加える。「これだけのサイズのダイヤモンドとなると、カラーとクラリティに大きく左右されますが、25万ドルから100万ドルをはるかに超える価格帯になると思われます。10カラット以上のクラスに入ると、そのサイズとクオリティの石は極めて希少になるため、価格が一気に跳ね上がるのです」

大きな石と細身のセッティングゆえの綿密なデザイン

カイリーのピンキーリングのデザイナーは、制作にあたっていくつか留意すべき点があった。「大きなダイヤモンドをあしらったピンキーリングは、バランス、着け心地、そして安全性を念頭に置いてデザインされなければなりません」とホロウェルは言う。「小指は小さな指なので、重量の分散がさらに重要になります。リングが過剰に回ってしまったり、頭でっかちに感じられたりしてはいけません。セッティングはペアシェイプの先端を保護し、石を適切に固定しつつ、自然に身に着けられる快適さを保つ必要があるのです」

「プロポーション、着け心地、そして耐久性が特に重要になります」とルーニーは付け加える。「ピンキーリングは日常的な着用中に衝撃を受けやすいため、特にアクティブなライフスタイルを持つクライアントの場合、大きな石には追加の構造的な配慮やデザインの修正が必要になることがよくあります」

ダイヤモンドの配置も重要だ。「このような大きなダイヤモンドの場合、石が引っかかったりぶつかったりするのを防ぐため、できるだけ低くセットするのが一般的です」とチェンは語る。「また、ピンキーリングは指の上で回転しやすいリスクがあり、特にこれほど大きなダイヤモンドの場合はなおさらです。そのため、リング自体が指にぴったりとフィットするように設計する必要があります」

パワーピースとしてのピンキーリング

伝統的に、ピンキーリングはパーソナルなスタイルの象徴と見なされてきた。しかし、婚約指輪のようなルックを持つピンキーリングを身に着けるカイリーにとって、このジュエリーはより大きなメッセージを発信している。

「ピンキーリングは常に、ある種の個性を帯びてきました」とホロウェルは言う。「薬指にダイヤモンドを着けるよりも伝統にとらわれないため、より自己定義的でパーソナル、そして従来の慣習に縛られないような自由さを感じられます。カイリーが身に着けると、それはパワーピースとして映ります。アイデンティティや自信、パーソナルなスタイルの表現として、彼女自身のために着けているダイヤモンドだと感じられるのです」

ランドーは、ピンキーリングのより広い歴史に触れる。「伝統的に、ピンキーリングはシグネットリングのようなスタイルが多く、受け継がれる遺産と結びついていました」と彼女は語る。「ここで興味深いのは、これがまるで婚約指輪を小指に着けているかのように感じられる点です。伝統というよりも、個人の力と自己表現に重きが置かれています。現在、ピンキーリングは大きなトレンドになっていますが、一般的には重厚なゴールドやシグネット風のスタイルが主流です。彼女のリングは、その概念を完全に覆しています」

自分で買うエンゲージリング風

カイリーは小指に投資価値のあるジュエリーを輝かせている。それは、女性たちが自分自身のために大きなダイヤモンドリングを購入するというトレンドをさらに押し進めるものだ。

マズエラはこう解説する。「大きなダイヤモンドを婚約指輪とだけ結びつけるのではなく、若い女性たちが自分自身のために立派なダイヤモンドジュエリーを購入するという大きなトレンドが来ていると思います。美しいダイヤモンドリングが欲しいなら、プロポーズを待つ必要はないと考える人もいるでしょう。ピンキーリングは、伝統的なブライダルの象徴から切り離しつつ、そのアイデアを受け入れるための興味深い方法です。カイリーは、彼女らしいラグジュアリーなスケールで、単にそのコンセプトを体現しているだけなのかもしれません」

ルーニーもまた、自身の顧客にその変化を見出している。「伝統的に、大粒のソリティアダイヤモンドはほぼ婚約指輪としてのみ見なされてきました」と彼女は語る。「しかし今、自分へのご褒美としての購入や、日常のラグジュアリーへと大きなシフトが起きています。例えば『セッテ』では、ブライダルジュエリーとしてではなく、ファッションピースとして1〜3カラットのラボグロウンダイヤモンドのピンキーリングを頻繁に販売しています」

大粒ダイヤのカジュアル化

カイリーはアワードの授賞式からバスケットボールのコートまで、あらゆる場所にこのピンキーリングを着けて登場している。その行動は「ステートメントダイヤモンドをよりカジュアルに、クリエイティブにスタイリングするという高まるシフトとリンクしています」とケネディは語る。「大きなダイヤモンドは伝統的な婚約指輪のセッティングにしかふさわしくない、という考えから消費者が離れつつあるのを私たちは目にしています。ステートメントとなる石を小指や人差し指にスタイリングしたり、日常のルックにレイヤードしたりすることで、ファインジュエリーはよりパーソナルで、スタイル主導のものになるのです」

カイリーがパワフルなインフルエンサーであることにも、ホロウェルは言及している。「カイリーは、ジュエリーを非常に自信を持って身に着けるため、それを即座に魅力的なものに見せる才能があります」と彼女は言う。「このリングは、ダイヤモンドがより自由な方法で身に着けられるようになっているという大きな変化を反映しています。クライアントはもはや、主役級の石を婚約指輪やフォーマルな機会のためだけに取っ手おくことはありません。日常のシグネチャーの一部として、パーソナルでコレクションしたくなるようなダイヤモンドを求めているのです」

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