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かわいいスタイで窒息の危機!? 赤ちゃん転生者が体験した、思いもよらない事故【書評】

  • 2026.8.15

【漫画】本編を読む

赤ちゃん用品は、見ているだけで心がなごむ。たとえば、「スタイ」。いわゆる「よだれかけ」をつければ、よだれが服につかないし、我が子はいっそう赤ちゃんらしく見えて、ますます可愛い。だが、その便利で愛らしい育児グッズも、使い方によっては危険につながることがある。寝返りもできず、顔にかかった布を自分で取り払えない赤ちゃんにとっては、布一枚が命取りになることもあるのだ。

『赤ちゃんに転生した話』(茶々京色/KADOKAWA)は、赤ちゃんライフの過酷さをコミカルに描く成長コミック。元社畜の男性が転生したのは赤ちゃんのエミ。エミには前世の記憶も知識もあるから、自分に近づく危険には気づくことができる。だが、赤ちゃんの身体は思うようには動かない。避けることも、助けを求めることも簡単ではない。

初めてスタイをつけてもらったエミ。その姿にママは大喜び。エミもサイズの大きさは気にしていたが、つけること自体は嫌がっていなかった。ところが、ママが目を離したすきに、スタイの布が顔にかかると状況は一変する。視界が遮られ、息苦しさを感じても、エミは自分で簡単に払いのけることができない。

大人なら何でもないものが、赤ちゃんにとっては命に関わる危険に繋がることもある。その事実にハラハラさせられる。ほほえましく見えていた光景が、こんなにも恐ろしいものになるのか。そう思うと、赤ちゃんの身の回りにあるものを、改めて見直したくなる。便利でかわいい育児グッズも、まずは正しく安全に使えてこそだ。コミカルな赤ちゃん目線の物語なのに、読み終えるころには、お世話する側のまなざしまで変えられている作品だ。

文=アサトーミナミ

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