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続編決まるも“出演辞退”に…「残念だけどしょうがない」「代役むずかしそう」新木曜ドラマの“新キャスト”に集まる注目

  • 2026.9.4
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芳根京子(C)SANKEI

芳根京子主演のドラマ『波うららかに、めおと日和』続編が、10月15日(木)よりフジテレビ系木曜劇場で放送される。前作で芳森芙美子を演じた山本舞香は、第1子出産の報告に伴い出演を辞退。芙美子役は新キャストへ引き継がれる。SNS上では「舞香さんが良すぎて代役むずかしそう」「残念だけどしょうがないし、キャスト発表楽しみ」と、寂しさと期待が入り混じる声が広がっている。

※以下本文には放送内容が含まれます。

話題を席巻した“うぶキュン”

『波うららかに、めおと日和』は、昭和11年を舞台に、帝国海軍中尉・江端瀧昌(本田響矢)と、世間知らずでピュアな妻・なつ美(芳根京子)の新婚生活を描いたラブコメディである。交際ゼロ日婚から始まった二人が、手が触れるだけであたふたし、名前を呼ぶだけで世界が少し明るくなる。そんな“うぶキュン”が、多くの視聴者の心をやわらかくほどいてきた。

その前作で、もう一つのときめきを担っていたのが、山本舞香演じる芙美子だった。芙美子は、なつ美の友人であり、昭和初期の最先端ファッションを軽やかに着こなすモダンガール。ウブななつ美の背中を押し、ときに新婚生活の相談相手にもなる、頼れる大人の女性である。

強気で、自由で、ちょっと余裕がありそうに見えるのに、ふとした瞬間に寂しさや不器用さがにじむ芙美子。なつ美とは違う形で、芙美子もまた“恋に慣れているふりをしている人”だったのだと思う。芙美子は、物語の脇にいる友人ではなく、『めおと日和』の世界に別の風を入れてくれる存在だった。

“ふかふみ”が教えてくれた、もう一つの初々しさ

前作で大きな見どころとなったのが、芙美子と、瀧昌の同僚である海軍中尉・深見龍之介(小関裕太)の恋模様、通称“ふかふみ”である。
なつ美と瀧昌の恋が、何も知らない二人が少しずつ夫婦になっていく物語だとすれば、芙美子と深見の恋は、知っているつもりの大人が、初めて本気で戸惑う物語だった。

芙美子は、一見すると恋にも人付き合いにも慣れていそうに見える。おしゃれで、自立していて、なつ美に助言もできる。でも深見を前にしたとき、その余裕が少しずつ崩れていく。素直になりたいのに、なれない。踏み込みたいのに、踏み込めない。あのもどかしさが、山本の表情によって、とてもチャーミングに映っていた。

小関演じる深見とのバランスも絶妙だった。真面目で少し不器用な深見と、強く見えて本当は繊細な芙美子。二人の間には、なつ美と瀧昌とは違う種類の甘酸っぱさがあった。画面に出てくるだけで、「はい、こちらも見守ります」と、思わず姿勢を正したくなるペアだった。
続編では、昭和12年を舞台に、なつ美と瀧昌の夫婦生活がさらに一歩深まっていく。同時に、“ふかふみ”の関係も新たな段階へ進むはずだ。キャストは変わっても、芙美子という人物が持っていた自由さ、深見との不器用な距離感は、きっと続編の大事な見どころになる。

別の芙美子像に期待

山本の出演辞退は、正直に言えば寂しい。前作の芙美子があまりにも鮮やかだったからこそ、もう一度あの声、あの目線、あの少し挑むような笑い方で深見と向き合う姿を見たかった、という気持ちは残る。けれど同時に、その選択を尊重したいとも思う。
芙美子役は、新キャストへ引き継がれる。もちろん簡単ではない。山本が作った芙美子像が強かったぶん、新しく演じる女優には大きな注目が集まるだろう。ただ、役が受け継がれることは、キャラクターが別の表情を得る機会でもある。

『波うららかに、めおと日和』の魅力は、甘いだけではないところにある。時代の不穏さを背景にしながら、それでも誰かを大切に思う日々を丁寧に描いてきた。続編の舞台は昭和12年。なつ美と瀧昌の愛らしい日常にも、少しずつ時代の影が差していくはずだ。
そんななか、芙美子がどのように生き、深見とどのような関係を築いていくのか。山本の演じる芙美子が残した余韻を大切にしながら、新しい芙美子が運んでくる風も待ちたい。視聴者に愛された役だからこそ、そのバトンの先に何が咲くのか、続編を楽しみに待ちたい。


出典:『波うららかに、めおと日和』フジテレビ公式サイトより

ライター:北村有(Kitamura Yuu)
主にドラマや映画のレビュー、役者や監督インタビュー、書評コラムなどを担当するライター。可処分時間はドラマや映画鑑賞、読書に割いている。X:@yuu_uu_

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