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長年連れ添って生きてきた熟年夫婦。パートナーに先立たれた時、支えになるものとは?【著者インタビュー】

  • 2026.8.15

【漫画】本編を読む

なにげない日常は、当たり前に続くように思える。だが、大切な人と過ごせる時間には限りがある。その尊さを、自分はどれほど分かっているのだろうか――。『ずっと一緒にいられたら』(小菊えりか/KADOKAWA)は、そんな気づきを授けるコミックエッセイだ。

主人公は、熟年夫婦の誠一と光子。穏やかな日々を送っていた誠一だったが、ある日、妻の言動に違和感を覚えた。まさか、熟年離婚の危機なのか…? そう不安に駆られた誠一は光子の気持ちを取り戻すべく、不器用ながらも大奮闘!

誠一の不器用な愛情表現や夫妻の間で交わされる微笑ましい交流に心を動かされた読者は多く、作者のSNSには「こんな夫婦になりたい」との声が寄せられた。

誠一たちの間にある絆を通して、夫婦が互いを想うことの尊さを伝えた作者。一体、どんな想いで本作を描き、読者に届けたのか。知られざる制作秘話を伺った。

――口下手で愛情表現はしないけれど、妻が好きだったものをずっと覚えている誠一の姿にキュンとできるなど、本作は何気ない日常の愛おしさを痛感できる作品だと感じました。誠一たちの日常を描く中で意識されたことはありますか。

小菊えりか(以下、小菊):何気ない日常の中でも誠一と光子は、相手を思いやって生活しているんです。読者の方にもそうした空気感が伝わるように描くことを意識しました。

――本作を描く中で、小菊さんご自身が「この描写は自分にも刺さった」とか「キャラクターの気持ちが分かる!」などと思われたシーンはありましたか。

小菊:誠一と一緒に写った写真を収めたアルバムを、光子が抱くシーンです。そのシーンで光子は、「もし一人残されても、これがあればなんとか生きていけそうよ」と言うのですが、その気持ちに「共感できるな」と思いながら描いていました。私も、もしひとり遺されたら夫との思い出が生きていく支えになると思うので…。

――そう思えるほど大切な人に出会えたことって、すごく尊いですね。誠一と光子の夫婦関係の見どころを教えてください。

小菊:本作で誠一は、不器用ゆえに空回りしながら、熟年離婚を回避するために奮闘しています。そうした姿もぜひ、楽しんでいただけたら嬉しいです。

取材・文=古川諭香

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